サウザス編 作者からひとこと
ここまでサウザス編を読んで下さって、ありがとうございました!
作者の宝鈴です。
連載開始から約1年と半年、事前準備をあわせると3年近くこの【星の魔術大綱】に取り組んできました。何とか終えられて嬉しいです!
最初の設定では、サウザスは鉱山以外なにもない荒野の町でした。宿場と下宿を兼ねた酒場で、ショーンは駆け出しの治癒師として働いており、他の町にも足を運びつつ、アルバとして大成していく……というお話でした。
当初はミステリー要素はなく冒険オンリーのお話でしたが、何かインパクト欲しいな…と「切断された町長の尻尾がサウザス駅で発見された」というショッキングな冒頭を思いつき、そこからどんどんミステリー要素が追加され、町も大きく発展していきました。
ちなみにその前に考えていた冒頭は「銀行強盗」から始まる物語でした。こちらを採用していたらかなり違ったお話になったかもしれません。
「町長の尻尾」を選んだ結果、町の重要人物がバンバン出てきて、かなり複雑な話になりましたが、どんなに長くなっても24章で終わらせたい!と思っていたので、無事に書き終えることができてホッとしています。一応事前に考えていた要素はすべて公開できました。
一方、失敗だったなあと思っていることは、似たような名前が多くなってしまった(アーサーとアントン等)のと、キャラごとにもっと口調を分けるべきだったという点。そして鉱山の町なのに鉱山がまったく出てこなかった事です。いずれ書きたい…!
ショーンと紅葉の冒険、アルバについて、ルドモンド大陸と民族たち、敵の組織について等々、【星の魔術大綱】には多くの要素がありますが、これからも楽しんで頂けるよう、描いていきたいと思います!
それでは、次の 《新たな旅立ち編》 をお楽しみください!




