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Universe Create Online  作者: 星長晶人
第三章

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84/88

装備品のステータス補助

大変遅くなりました。

前回の更新から五ヶ月ですか……時間が経つのは早いものですorz。


その割には短め、かつ説明会で申し訳ないのですが。

次回はがっつり生産会になると思います。



また、次の更新作品は『リュウ俺(ノクターン)』です。

今週中には更新できるかと。


感想やメッセを送ってくださる方、ありがとうございます。なかなか更新・返信できなくて申し訳ないですが、今後とも拙作をよろしくお願いします。

 ギルドイベントの告知があった当日から、《ラグナスフィア》は動き出していた。

 俺達が、というよりはほぼ全てのギルドが、ではあったが。


 アイテム供給の停止と素材収集班の編成、創りたいモノと欲しい素材のリストアップなどなど。


 俺達がギルドイベントまでにやるべきことは多い。

 緩いギルドとしてはここまで気合いを入れて頑張る必要はないだろう。所詮はゲームであり、結局のところ楽しみ方は人それぞれである。


 それでも、こうして一丸となって一つの目標に向かって協力することは、とても楽しいことなのだと思えるのだった。


 それは兎も角。


 俺が個人的に取り組むべきことは、仲間達の装備作り、スキル開発、そして次の上位職への転職だ。


 上位職への転職はある程度ギルドイベントまでにはなれる目途がついている。しかし俺がこういう職業になりたいと思っている理想を叶えるには、少し他のスキルレベルが足りないと予想されていた。こればかりはユイに聞くわけにもいかないので、仲間内で相談することになるだろう。

 簡潔に言うと、《貴族(ノーブル)》が《剣帝(ソードカイザー)》になるためにどうすればいいかを尋ねて、『剣術』という答えを得るのだ。


 《銃士(ガンナー)》を極めた者があまりいないことから、これを取れば確実にその職業になれる、という道筋が見えているわけではないのだが。あくまでこれを取ればなれそうではないか? という推測を求めているのだ。


 しかし上位職への道、レベル上げに関してはギルド内でできることではない。素材収集班になった際、行えばいいことである。


 今日は自由枠になったので、仲間達の装備でも作るとしようか。


 それぞれからの注文メモを整理してみよう。

 カタラ、鎧直垂(甚平と袴でも可)。クノ、忍装束。ウィネ、とんがり帽子とマント。リアナ、ブレスレット。レヴィ、新しい機関銃。ティアーノ、セーター。セルフィ、カーディガン。リリス、ネックレス。ルイン、新しい狙撃銃(できればサブマシンガンも)。アカリ、火縄銃。


 装備の種類はこのような感じだった。

 最近では大手の生産ギルドが、どのステータス補正を大きくするか選ぶ生産方法を編み出していた。


 要は、攻撃力に補正の高い武器を作成するか防御力に補正の高い武器を作成するか選べるというのだ。


 防御に補正が欲しい《騎士(ナイト)》用の剣と、攻撃に補正が欲しい《戦士(ウォリアー)》用の剣で分けて創ることができるらしい。

 まぁなにが言いたいのかというと、メンバーからの要望にその辺りも含まれているということだ。リアナだったら攻撃力にしか補正はなくていいから高い攻撃力を持てるブレスレットを、という風な形だ。


 他のRPGでもあるような、ステータスではなく状態異常耐性を上げる装備や、ダメージが一定確率で上昇するクリティカルの発生率を上げる効果を付与することもできる。

 同じ装備でもプレイヤーと生産者の好みで全く異なる能力を持たせることができるようだ。流石に攻撃用の剣で防御と魔力しか高めない、というようなことはできないのだが。


 ……これだけ説明していても、俺はそういった生産した装備に違いを創ることができていないのだが。


 装備品に違いを創る生産は、かなり難易度が高い設定になっている。装備品にオリジナルの装飾を創る必要があるためだ。セーターであれば模様だったり、剣であれば柄だったりと微妙な違いを持たせることでステータス補正が変わってくる。

 石細工にはまったプレイヤーが色々な装飾を掘っていたところ、本来とは別にステータス補正がついたのが発見のきっかけだと聞いた。


 つまり現段階では、どの装備にどんな装飾を創ればどんなステータス補正がつくか判明し切っていない。

 検証を好む人達が色々試しているそうだが、どうせ銃なんかは後回しだ。やはり検証勢であっても無闇に検証したりしない。他の者に喜ばれる検証をして感謝された方が検証のしがいがあるというものなのだろう。剣や装飾のしやすい盾が検証されがちなのは、人気不人気の差なのだろう。


 まぁ、銃については俺が自分で検証していくしかないのだろう。《銃士(ガンナー)》に必要なステータスも考えながら、色々な思いつく限りの装飾を試すことができるわけだからな。

 凝り性の腕の見せどころ(?)だな。


 着物などの染め物については染めた色でステータス補正が変わってくることもある。色や模様の組み合わせだとか。その辺りは確か染め物が趣味なプレイヤーがある程度検証というか極めていたので、比較的簡単なはずだ。


 しかし現在ある素材で創った装備と、後々集めてきた素材で創った装備では性能に差が出る可能性もある。


 今日のところはステータス補正のつく装飾について試していくことにしよう。稀少な素材を使って欲しい補正と別の補正をつけてしまっては元も子もないからな。


 色や模様など、ステータス補正をつける装飾には規則性があるという。例えば攻撃が赤、防御が青というように(本当にそうかは知らないが)。

 まずは各種装備のそれらを把握するところから始めようか。


 そうして俺は、仲間達に頼まれた装備を各々の要望に合わせて作成できるように、試行錯誤を重ねていった。

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