逆さまの街
閉じこもった夢の中で
私も一緒に踊れたら
どんなに融和な毎日でも
訪れる日常などいらない
逆さまに見えるこの景色は
私の知らない街のように
浮浪者の身なりに
言葉を重ねることを忘れる
歌を歌って何かを紛らわして
狭い世界の幅はたった30センチ
木霊する音たちのほとんど
何処かへ消えてゆく
もっと頂戴
甘い甘い言葉が欲しくて
夢を見る羽目になってしまったの
あなたの見えない部屋の中には
何も映らない
ラララ
最低の言葉を積み上げてさ
罪の言葉を唱えてゆく脳漿
間違いを探すだらけの堕落
終わりを見せつけてくれる?
震える右手を誰か握ってよ
誰にも話せない罪悪感を取り除いて
誰にも壊せない自分の痛みを
隠してゆく自身もなくて
だから一緒に踊って
何も考えなくなる
分からないけどこれは
素敵なことなのでしょう?
寂しいな
難しいな
泣きたいな
愛せないよ
落としてしまったガラスは
粉々に崩れてそれが合図
今消えること許してくれるなら
今際に温もりを覚えていたい
愛せないこんな僕は
墓まで持ち去りゆくよ
甘い言葉が欲しくて
夢を見る羽目になってしまったの
あなたの見えない部屋の中には
何も映らない
辛いな




