第47話 イベントの予感?
第47話です。
さぁ、《イースト街》に戻りましょう。
何やらイベントの情報が………
第47話
出発してしばらくたった [こん]の車内の様子。
「この[こん]さん? ホントに馬使って無いのですね? 」 メルサ
「ええ、一応ゴーレムですから。早くて便利ですよ(龍さん、キツいよ! )……… 」 リンゴ
「そうですね。こういった荷物を運ぶのに便利ですよ(龍さん、こわいわ )……… 」 みこ
「……後ろの荷台はどのくらい積めますの? 」
「……(もう勘弁して )え~と約4tだったかな……… 」
「4t、荷馬車4台分!? ………結構積めますね……… 」
リンゴさん達の苦悩は続く………
その頃の[アルファ]の車内の様子。
「まずったかな? 」
「何が? 」 岩鉄
「考えてみたら車両の説明は私がやるべきかなっと思ってね……… 」
「確かにリンゴさん達にはキツいかも? どうします? 」
「休憩の時に様子を見てこっちに来てもらうか 」
「その方が良いかも 」
暫く走って中間地点で休憩することに。
「sinさん、乗り心地が良いですね。あれで荷馬車の変わりですか? 」
「まぁ、荷馬車の発展形かな? ………詳しく聞きます? 」
「えぇ、できればそちらの馬車? の説明も聞きたいわ 」
「それではこちらの[アルファ]に乗ってみます? 」
「是非お願いします! 」
メルサさんの移動を知って裏で喜ぶ女性陣………っておい!
休憩も終わり出発します。
「それではこの車は戦闘用になるのですか? 」 メルサ
「正確には護衛用になりますね。乗員2人、戦闘員4人で1パーティーで運用するように作りましたから 」
「なるほど。パーティー毎に1台有れば良いですね。野営も楽ですし 」
「まぁ、そう言う用途にも対応する事も可能ですね。用途別に作れば良いし。ただ、製造単価がいくらになるやら……… 」
「そんなに高いのですか。因みに後ろの[こん]だとおいくらになります? 」
「わしも聞いてなかったな。教えて! 」 岩鉄
「確か………300,000,000Gだったかな? なるだけ経費は押さえたんですが……… 」
「3……3億G………も、元が取れるのは何時になるやら……… 」 カノン
「すると[アルファ]は………聞かない! 」 岩鉄
「一応販売は一切考えていませんよ。必要ならば先ずはマーリン師匠と相談して下さいね 」
「今更無理よ。オートマトンの馬を作って馬車レースで妨害工作をされて惨敗して、それ見たことかと笑われて意固地になってしまって。それ以来父とはギクシャクしていてね……… 」 カノン
「フ~ン……… 因みにそのレースってまだやってます? 」
「えぇ、次の大会はたしか………30日にこの街道でってまさか? 」
「恐らく師匠はエントリーしますね。何せトレントの丸太をかなり集めていましたし、ゴーレムエンジンは持ってますしね 」
「あ、確かにsinさんが渡してましたよね 」
「それにこの子達を生産ギルドに預けていた時に倉庫前に商人と馬車職人がいましたからてっきり商売の方かと思ってましたが恐らくレースの方ですね 」
「すると今回も妨害工作を受ける可能性が………sinさん、お願いがあります 」
「待った! まず師匠の代わりに出場は却下。師匠が出なければこの場合いけない! 」
「はい、そうですね 」
「次に主催者は誰? 」
「主催者は基本領主様です。後、運営自体は輸送ギルドがメインで各ギルドが協力する事になってますが……… 」
「アイツか……… 次にルールの方はどうなってますか? 」
「前回のルールですと必ず車輪は2~4輪で荷物を500kg積みこむ。途中で荷物を落としてもダメ。必ず2人以上のる。馬は最大2頭まで使用ですかね。たぶん明日からエントリー受付が各ギルドにて始まりますね。その時に今年のルールが発表されますね? 」
「ルール次第かな。後は妨害までしても勝ちたいって思ってるのは誰? 」
「元輸送ギルド荷馬車部門の責任者様とその取り巻きの馬の卸業者かな? もっとも今回はどうだろうね。バカとその卸業者は捕まったしね 」
「その辺はこっちでも裏を取りますよ。ま、恐らくレースに出るはめになりそうですしね 」
「龍さん、それどう言うこと? 」 岩鉄
「恐らくGバカが絡んでヤラカスかもね。後はGM秘書さんがね……… やるよな、ついでに! 」
「聞くのが怖いけど何を? 」
「スレで言ってたろ。ファッションショー! 」
「マジですか。デモなんで? 」
「ミシンさんが偶然にも私が世話になった裁縫店で修行していた。おそらく親衛隊がらみでやるだろうね 」
「あの~ファッションショーって何の事です? 」
「女性服のできを競うレースみたいな物ですね。生産ギルドか商業ギルドがメインで仕切ると思いますよ 」
途中で定期荷馬車隊を追い抜き15時にはイースト街西門に着いた。
さすがに4時間かかったがノンストップなら3時間で着くのを証明したのでメルサさんも納得するだろう。
〔たぶん? 大丈夫だよね? 〕
メルサさんはそのまま輸送ギルドイースト支部に行くのでここで別れた。
遠征メンバーと源さんファームに戻ると大量の丸太が山積みになっていた。
………なにこれ?
「龍さんおかえり。いや~このリュック良いわ! アックスもお気に入りになって中で寝てるよ 」
アックス「(モゾモゾ)ウキ~♪ 」
「お、起きたな。アックス、龍さん帰って来たぞ。お礼は? 」
アックス「ウキ♪ 」
「アックスちゃんが喜んでくれて良かったよ。しかしすごいな。この山積み 」
「龍さんおかえり。もう与作さんが張り切って斧無双するから関係ない木も伐採してこの通り丸太の山が5つ有りますよ。どうします? 」白菜
「トレントの丸太何本集めた? 」
「え~と112本かな。因みに杉が160本、松が130本、樫が200本、檜が150本有りますね。与作さんの"俺は樵だ~♪"って笑いながらの樵無双は引きますよ 」カジキ
「そうかな? 笑いながら木を切ってたか? 」
「たまたま冒険ギルドで伐採の依頼があって切った木は持ち帰りOKだったから受けて回収したらこの山積みができたんじゃないですか! 」
「まぁ良いけどね。ちょうど良いかな。リンゴハウスの増築か新築するかだったけど材料が有るから建てられるな。どうする、リンゴ副マスター? 」
「ウ~ン……………お姉様に相談してから決めますけど良いですか? 」
「リンゴ副マスターに任せた。良い建物建ててください♪ 」
この時の丸投げを後に後悔するとはこの時の龍さん達男性メンバーは思ってもいなかった。
まず[こん]の荷物を格納庫の脇に置いて一部(約50kg位)をとっておく。
錬金術でできるか実験です。
〔精錬前に実験するため 〕
[アルファ]と[こん]を格納庫にしまいすでに帰って来ていた[くろ]共々点検をする。
〔仕事の後は必ず点検! 〕
次に源さんハウスに行く。
[トラ]の点検をしにいくと[トラ]はいなかった。
〔まだ畑かな? 〕
畑の方で、源さんと何かしていた。
よく見ると………え、鍬を振って畑を耕していた!
〔………嘘だろ!? 〕
「源さん、[トラ]が鍬振ってる様に見えるのは何故ですか? 」
「龍さんおかえり。そりゃ教えたからな 」
[トラ]『クリエイター、おじいちゃんにお願いして教えてもらったの。手伝いたくて 』
「おじいちゃんって(笑)。アレ、声も変わっているね? どこかで………ア、お孫さんの声ににてる。声を変更するのどうやりました? 」
「GMさんに相談してのう……… そしたらお孫さんの声のサンプルがほしいと言うから電話して録音したりし色々とやっていたらこうなってた。不味かったかのう? 」
「別に問題は無いですよ。ウ~ン……専用の農具がいるかな 」
近い内に[トラ]のマイナーチェンジを考えないとね。
しかしまさか声を変えられたとはね。
〔GMさんは、たま~には良いことするな……… ほんと、たま~~にだけどね(笑) 〕
源さんに《キュクロー村》の件の報告を聞いてから用があるので街中に向かう。
中央公園ステージがまた工事中なのは何のデジャブ?
〔ヤッパリ有るな、イベントが! 〕
まずマリック師匠の店に行き、マーリン師匠の件を聞くとやはり間違いなかった。
「………と言う訳だ。マーリンは間違いなく参戦するぞ。どうする? 」
「ルール次第ですね。確認してからですね。師匠は出ないのですか? 」
「ワシは出ないぞ。そもそも馬車は苦手での……… 」
色々と師匠と話してから土産物デザートワームのジャーキーを渡して店をでた。
次に生産ギルドに行って話を聞くことに。
トアギルドマスターは、珍しく執務室内にて書類にサインしていた。
「龍さん何の用? あ、第1回目の《キュクロー村》への輸送は助かったわ。いつもの10倍の量は運べたわ。資源もいつもより運べたし大助かりよ。次もお願いね♥ 」
お土産物デザートワームのジャーキーを渡してから、何気にレースの事を聞いてみた。
「マァ、あんまり詳しいことは明日の朝に発表なんだけどね♪ まぁ良いわ、教えてあげる……… 」
トアさんの話では今回のイベントは4つの大会が有るらしい。
①闘技大会 冒険ギルド主催
(PVP解禁イベントらしい? )
②衣装大会 生産ギルド主催
(ファションショーかな? )
③街道馬車レース大会 輸送ギルド主催
(コレが問題だよね? )
④オークション 商業ギルド主催
(ヤバイもんは出さないようにしないとね? )
この4大会を30日に行うらしい。
明日、ダイブインしたら朝から荒れるだろうな?
〔運営は大丈夫かな? 何を狙ってるんだろうね? 〕
トアさんにはファションショーに出ないのかと聞かれたがデザインセンスがないから出ないと言うと、例の[Fスパイバーの反物改]を10反売って欲しいらしい。
[Fスパイダーの反物改]
品質:S
製作:sin
解説:高級品のFスパイダーの糸を使用した
特殊な布地
物理、魔法防御の高い布地
ミスリルの糸を追加したためさらに防
御力が上がった
魔力伝導率が高く魔道具にも使用でき
る
一反100m
価格:1,000,000G
確かに商品としては破格なんだろうし今の所手に入らんしな。
〔師匠から漏れたかな? ………あ、ツナギからだ! 〕
ウ~ン………10反はキツイな!
装備の製作関係で出せても3反が限界ですと言うとそれで良いのとあと[ミスリルウルフの反物改]を7反と言ってきた。
〔最初からこっちが本命でFスパイダーの反物改の方は買えたらラッキー位だったな。トアギルドマスター……… 〕
[ミスリルウルフの反物改]
品質:S
製作:sin
解説:ミスリルの糸を使用した特殊な反物
黒狼の毛を糸に加工して使用した
魔法防御力が高い(特に闇属性に強い)
魔力伝導率が高く魔道具にも使用でき
る
一反100m
価格:500,000G
仕方がないので反物を売っておく。
トアさんには貸しですよと言うと何の事と惚けられた。
〔後でキッチリ回収しますよ! 〕
トアさんとは、ここでおいとまして源さんファームに戻る事に。
源さんファームに戻ると早速、源さんがリーダーで炭焼きが始まっていた。
畑の隅で炭焼き小屋を建ててすぐに1回目の炭焼きが始まっていた。
〔お、煙がいい感じに上がってるね! 〕
ninzin達が早速、こき使われてるね。
窯の前で薪割りと薪くべしてるよ。
〔源さん何気に多才だよな。特に農林関係は! 〕
リンゴハウスのリビングに行くと何やらGM秘書様と親衛隊の女子会が開催中だった?
何してるのか聞くと何とクランFICA女子寮の建築会議をしているらしい。
〔図面を見せてもらったがとんでもない物になりそうだった! 〕
「これだと……… エ~ト、費用はいかほど掛かりどの様になるのでしょうか、GM秘書様? 」
「費用に関してはリンゴさん達が自前で出すそうよ。勿論、材料は外の材木の一部を使わせてもらいますわ。一応場所はこのハウスの隣に建てますわよ♪ 」
「自前って一体いくら掛かるかわからんけど、リンゴさん大丈夫なの? 」
「その辺は大丈夫です。お姉様がアルバイトが有るらしくて紹介してもらいました。しかも一人大金貨1枚の1,000,000Gの仕事だそうです。何をするかは聞いてませんけどね? 」
「何の仕事? まさかの中央公園の工事の件ですか、GM秘書様? 」
「龍さんは気がつきました? なら、ナイショで(笑) 」
「あ、察した。あの仕事か……… マァ、ガンバレ! あと明日の朝に発表ですよね? 」
「龍さん何か知ってるのですか? 教えて下さい 」
「えぇ、明日の朝に発表しますからリンゴさん、おたのしみね。あと龍さん、たぶん想像と違う形の事になりますよ♪ 」
「その件でちょっと相談が有りまして。GM秘書様、工房の事務所で良いですか? 」
この後、工房の事務所に移動してお話し合いをした。
勿論、師匠の話もして確認してもらう事にした。
〔GM秘書さんは私がイベントの件を知っていたのを驚いていた! 〕
この後リビングに戻って夕食をいただきました。
チビッ子達はクックさんの作った食事をがっつきまくっていたけどね(笑)
夕食も終わりチビッ子達を連れて工房に行く。
早速、今回のキュクロー村買付物資の確認、川砂鉄の実験、GM秘書さん用のオプション装備の開発、[トラ]の改良版ボディーの開発、クランの人達の作業ツナギの作成、与作の装備の製作、送風機の製作等、何かしらを作っていた。
〔新規組の装備も作らないとな♪ 〕
チビッ子達も格納庫の一部にLRトレントで作ったフローリングスペース(ゴム板を付けた柵で囲ってある)で遊んでいた。
スノウちゃん「キュキュー♪ (マテマテェ~♪ と言ってる? ) 」
クーちゃん「キュイ~ン♪ (マテマテェ~♪ と言ってる? ) 」
スノウちゃんにはスケートボートモドキを作ってあげた。
それにのってクーちゃんと仲良くボールのおいかけっこしていた。
〔観ていてホッコリする♥ 〕
暫くしてから工房を出て炭焼き小屋を見に行くと、第1回の炭焼きが終ったらしい。
出来を見せて(鑑定させて)もらう。
[トレントの備長炭]
品質:S
製作:源さん
解説:トレントの丸太を使った最高級の炭
1本の丸太から120本分作る事がで
きる
これ以上の炭はないはず………たぶん?
魔力を含んでいるため破格の火力が期
待できます
価格:10,000G(1本)
木工職人が見たら卒倒しそうな物ができたな。
ninzin達が乾いた笑いをしていた。
〔これはウット師匠には見せられないね 〕
明日は朝から忙しくなるので娘2人を連れて部屋に戻り休む事に。
そのままダイブアウトすることに。
クランFICAの現状
クラン名 :農業工業協同組合(FICA)
クラン拠点 :イースト街北区.源さんファーム
クランマスター:sin(龍さん)
副マスター :源さん、与作、リンゴ
クラン員 :白菜、ninzin、みこ、カジキ、
マグロ、ハマチ、クック、
ヨモギ、きなこ、カルビ、
はらみ、ロース、レバー、岩鉄、
椎茸、きんに君
new ダイバー、ブリジット、ら・ぱん、
あやや、まやや
クランの目標 :農業、工業など生産とちょっとの
冒険を目的とした仲間が集まりお
互いを助け合う組合
47話
何か企んでるよね?
龍さん→次は何するの?
Gバカ→な、ナンノコトカナ?
ザンネン→な、ナンノコトカナ?
ヴォルフ→な、ナンノコトカナ?
運営上司→な、ナンノコトカナ?
GM秘書→もうばれてます。
龍さん→イベントの準備をしようかな(笑)
???→さぁ、祭の始まりだ♥
次は源さんの話かな?




