第17話 迷いの森? &《キュクロー村》
第17話です。
ちょっと隣の村までお使いです。
まさかトアさん達の父親だとわね!?
第17話
さて会議も終わったしみんなの所に戻りますか。
おや? 周りの皆さんの顔色が青いですね?
〔どうしたのだろうか? 〕
源さん達はどこだ?
あ、いたいた。
「源さん? アレ、みんなどうしたのかな? 」
「sinさんや、この後何をするのかを聞いたらああなるだろう? 」
「龍さんは運営さんと同じド………いたい イタイ 痛いですハナシテ~~! 」
「ninzin君はあまり成長が無いですので源さんの畑全て耕しておいてもらうとして? 」
「無理ですよ!全ての畑ナン……痛い いたい イタイ やります ヤリマスカラハナシテ~~! 」
「ninzinはほっといて龍さん? 私達には指示がないけどどうなってるの? 」
「ninzinはどうでもいいがどうなってるです? 」
「ninzinはバカだから良いけどどうなってるの? 」
「ninzinはこき使うがどうなってるのじゃ? 」
「皆で酷くない。何で? 」
「「「「「「ninzinはイジラレ役だから? 」」」」」」
「何でこうなったんだ! 」
ワハハハと皆で笑いあった。
「実はちょっとした依頼があってね。ここでは話せないので源さんファームに行くぞ! 」
源さんファームに移動しました。
ファーム内に有るアパート風シェアハウス、別名リンゴハウス(何でこの名前になったの? byリンゴ )のリビングでお茶しながら話し合いです。
「一応最初に言うがこれから話す内容は私かGMさんか運営さんがアナウンスするまでは内緒にして欲しいらしい。ばらしたら運営より"ピチュン♪"だそうだ 」
「またな〔ガシ〕……何でもありません、サー 」
「マァ、少しは成長が無いとなninzin君! もっとも畑の耕しが有るからお前さんは留守番だが! 」
「そんな~、連れ(ジロリ)て………何でもヤリマス、サー 」
「後畑に水撒いとけよ。風と水魔法複合で[レイン]て言うのが有るからな! 」
「それは便利な魔法じゃのう。耕した後に撒けば良いから頼むぞ 」
「サー・イエス・サー。やっておきます(涙目) 」
「sinさんこれからも弟の調………もとい指導の方をお願いします 」
「別に調教でいいんじゃないの? リンゴさん 」
「そうですよ、調教してもらった方が良いですよ。ninzin君のために 」
「その辺の農業関係諸々の指導は源さんの方が良いような気がね? 」
「よし、ワシに任せとけじゃ。立派な農業戦士にしてやるわ。ninzin、覚悟は良いかじゃ! 」
「わかりました、サー。立派な農業戦士になります、サー (涙目) 」
「終わったらイヤと言うまで調薬させてやるからな。取りあえずは 初級ポーション+ を500本位、製作させてやる。レベル上げにいいぞ。嬉しいだろう 」
「ウ、ウレシイデアリマス、サー 」(涙目)
「さてninzinイジリもここまでにしてまずは今日の予定だが 」
リンゴさんみこさんコンビはninzinの見張りついでにみこさんの弓の練習(200m先の的を当てる? )をしてもらう。
もちろん弓に慣れてもらうため。
〔予備のトレントの長弓を渡すとみこさんは驚いていた! 〕
源さんと白菜は私と一緒にある場所に行ってある物を預りイースト街まで運んで来る仕事の依頼を受けるため冒険ギルドに行きついでに総合ギルドに行く。
本来は冒険ギルドで受ける依頼なのだが源さんがまだ討伐したことがなく(初めて街の外に出たのは昨日の収集の時)冒険ギルドに登録ができないので依頼が受けられないのでついでに討伐依頼を受けてから行くことになった。
「さて、依頼の内容だがこれから北のドワーフの村まで鉱石を取りに行く簡単な仕事だ! 」
「「「「「エぇぇぇ! 」」」」」
実は生産ギルドに行った時に、クエストが発生していた。
【生産ギルドのお使い! 】と言うクエストだった。
「そんな情報は聞いたこと無いですよ? 」
「「私もです! 」」
「私は噂で北の森の中のどこかに鉱山が有るというのを聞いた事が有りますけど? 」
「みこさんおしい。実はその鉱山のある所がドワーフの村なんだよ 」
「あれ? でも北の森なら結構探索しているパーティーがいましたよね? 何で見つからなかったのかな? 」
「それは北の森が特殊なフィールドでもあるという事を知らないから? 」
「「「「「特殊フィールド? 」」」」」
「《イースト街》の北側の森の別名は迷いの森、つまり森の奥に行こうとしても何故かいつの間にか元来た場所に戻ってしまうとか、二度と出て来れなくなってトレントに殺られたりする等、色々とある森なんだな? 」
「それじゃどうやってドワーフの村まで行くの? 」
「以外と単純だよリンゴさん。生産ギルドからの指名依頼を受ける事かな? 」
「「「「「え、それで行けるようになるの? 」」」」」
「ちゃんとした指名依頼を受けて、ある道案内アイテムを借りて森に入れば迷わず行けるし、村で認められれば通う事もできるようになるよ 」
「それじゃ村で認められれば鉱石掘放題なのですか? 」
「白菜くん、さすがにそれは無いのでは? まぁ行ってみればわかるだろうけどね 」
「あれ、いつ依頼は受けてたのですか? 」
「みこさんが思うのはもっともですね。実を言うと、今朝生産ギルドに用があってね、その時に受けたんだ 」
生産ギルドで鉄鉱石などの鉱石が不足してきたので取ってきてほしいとトアさんより直々の依頼だった。
「そしてこれが[道標のコンパス]と言うアイテム 」
[道標のコンパス(ド) ]
解説:特定の場所まで案内してくれるアイテム
ドワーフの村まで案内してくれる
「このアイテムがあればドワーフの村まで行けるんだがおそらく他にも有るだろうね? 」
「そうすると他の街や町村に行くにもコンパスが必要? 」
「そうなんですか? 他にも行けそうなコンパスがある気がしますけど? 」
「正直みこさんの勘はスゴイかも! 他の村と次の街の情報は有るけどね? 」
「「「「「え、有るの? 」」」」」
「え~と……みんなで攻略でもしたいの? 」
「ワシは畑の耕しがしたいからのう……と言うか攻略て何かのう? 」
「「「「エ~~そこから? 」」」」
「え~と、源さんは他の町や村には興味無いの? 」
「ワシは畑とうまい野菜があれば文句はない! 」
「あと孫は? 」
「おぉ! そうじゃった、孫は良いものだ♪ 」
「まぁ源さんは基本農家のプロだから、こういうゲームはやらない人だからね(笑) 」
「へぇ~、だからゲームの事がさっぱりで畑や野菜の事がめちゃくちゃ詳しいのか! 」
「ninzin、あんたも実家の畑を継ぐのだからしっかり源さんに指導してもらいなさい! 」
「ninzinはこれから昨日山から取ってきた腐葉土を畑に撒いて耕しておくのじゃ♪ 」
「あ、鉱石運ぶのに使うからギルドから戻るまでに土嚢袋から腐葉土出しておけよ! ninzin 」
そう昨日、北の森で回収していたのは腐葉土だったのだ。
リアルでも畑をただ耕して種を蒔いただけでは野菜は育たない。
〔運営さん、リアル設定をし過ぎでは? 〕
そこはゲームだからとは、いかなかった。
リアル畑と同じ様な設定だった。
〔運営さん達はドSですね、たぶん? 〕
リアル畑でも肥料を撒かないと土地が痩せて野菜は育たなくなるし、枯れる。
リンゴたちは運営の罠にハマッタが、源さんはリアル農家なので普通に肥料を買い畑に撒いていた為枯れる事は無かった。
〔だが、源さん的にはいまいちだったらしい。美味しく無いらしい 〕
総合ギルドにて普通に肥料も売っていたが、肥料は高く収支もトントンの為どうしたものかと考えながら畑を耕しているときにsinと再会。
源さんの話を聞いたsinは、北の森の中に枯れ葉が堆積しているからそれ使えないかと提案。
〔歩きにくいほどた溜まっていたからね 〕
その後、パーティーを組んでsinが 武具、道具等を作り 昨日装備を配り、腐葉土を回収。
イベントで土地を手に入れ、今に至る。
〔後に、源さんは凄腕の野菜農家として有名になっていく事に………なるのかなぁ~? 〕
この後、ninzinが畑に腐葉土を撒いているうちに、源さんと総合ギルドで依頼を受けてから北門で白菜と合流してドワーフの村に出発した。
なお源さんは販売実績がたまり、めでたく商業ギルドの登録ができるようになっていた。
〔以外に売れていた源さんの野菜だった 〕
受付嬢から商業ギルドの招待状を源さんが受け取ってたがもう1枚出され「sinさんもですよ 」と言われ受けとる事に?
理由を聞くと生産ギルドでの納品と特許関係で実績が有るので登録して下さいとの事。
〔まぁ、武具やポーション売ったからな、生産ギルドで 〕
後、リースさんに「あと1枚ですね♪ 」と謎の事を言われてしまった?
一体何の事だろう?
〔何が後1枚何だろう? 〕
回りを見るとそこに居るPC達皆で、"またなんかやったのか? "とか"さすが龍さま! "とか"受付嬢のスマイル欲しいなー " などの声が聞こえたのでそそくさとギルドを出た。
北門を出発したsin、源さん 、白菜のトリオは[道標のコンパス(ド)]を見ながら森の中を大八車を引きながらドワーフの村に向かっていた。
[龍眼(千里眼)]を使い索敵していたがたまにウサギさんの反応が有る位だった。
後ろから4人ほど離れて付いて来ていたのがいたが、途中でいなくなってた。
〔さすが迷いの森! 半端ないなぁ~? 〕
邪魔者がいなくなったので、源さんにウサギさんを狩ってもらう事に。
源さんにイースト式ボーガンを貸してみたら見事に使いこなしていた。
〔ウサギさん逃げて~、のレベル? 〕
源さんに聞くとリアルで熊を相手に狩猟をしていたとの事。
その為に猟銃の扱いができるので、使えるとの事。
〔リアル猟師? そりゃ上手いわ! 〕
ドロップの角皮肉の三点セットを回収しつつ3時間ほど歩いて行くと森の中に村らしき建物が見えてきた。
「お、見えてきたみたいじゃのう? 」
「やっと着きましたか 」
「遠いようで3時間位だと以外に近場? 」
「何でそんな事言うのです? 3時間歩きっぱなしで結構な距離ですよ? 」
「何言ってる白菜? 隣の街まで馬車で片道朝9時頃出て向こうに18時頃着くからえ~と9時間掛かるぞ! 馬車で! 」
「え、じゃあ歩いたら2日位かかるって事? 」
「予想ではな。ただし途中で休憩所は無いみたいだな? 聞いた話では 」
「いつの間に調べていたんですか? 」
「そりゃイベントの合間とか宿屋でとか色々とね 」
「それじゃ先に進むには? 」
「今の所3つかな?方法はあるかな? 方法としては……… 」
①ひたすらとなり街まで走る、歩く。
(途中で野営をしつつ魔獣や盗賊等から身を守る? )
②商隊の護衛をする。
(一緒に荷馬車に載れるが魔獣や盗賊から守らないといけない? )
③自分達で馬車? を揃えて一気に隣町に行く。
(魔獣や盗賊から自衛しつつ行く? )
「………位かな? 今思いつくのは? 」
「日帰りで行ける距離ではなかったのですね 」
「そうだねぇ……… 」
①で行くなら最低2パーティー(12人)位で行かないと無理だな。
特に夜の見張りを最低4人づつの交代でしないとね。
②は安全に行ける可能性があるがまずは冒険ギルドである程度の実績がないと受けさせてもらえないしね。
③はまあ現状では無理かな?
輸送ギルドに登録できればある程度解決するかもな?
(登録方法は不明だけどね )
「………位かな? 」
「そうですね今は隣街に行くほどの用事も無いですしね 」
「それに南にも村が有るはずなんだがね 」
「え、何ですかその情報は? 」
「そう? 南の村ならすぐに行けそうな気がしたけど? 何故か誰も到着しないから変なんだよね? 」
「どっから情報を集められるの? 」
「え、ザンネンを閉じ込めたビンを買った露天のオバちゃん? 」
「な、なるほどね‼ 龍さんの情報収集は凄いですね! GMさん達が驚くはずですね!? 」
話ながら歩いていると村の門に着いた。
「そろそろ着くぞ。sinさんや、門番さんがいるぞ 」
「あ、そうですね。では門番さんに挨拶してきますね 」
門番の1人に声をかける。
「こんにちは!ここはドワーフの村で間違いないですか? 」
「そうだ、ここは《キュクロー村》、ドワーフの村で間違いないぞ。なんの用だ? 」
「私の名前はsinと申します。イースト街から来ました。イースト街生産ギルドの依頼で鉱石の受け取りに来ました。これが依頼書です 」
依頼書を門番のドワーフさんに渡す。
「これはご丁寧に。依頼書を確認しました。担当の者が来ますのでしばらくお待ち下さい 」
「はい、待たせてもらいます 」
"ピコン" お、鳴ったな。目の前にウインドウが開いた。
【sinさまのパーティーが《キュクロー村》に到達しましたので情報の開示をします。
その時に代表のsinさまの名前を発表してもよろしいでしょうか? (yes/no) 】
あまり目立ちたく無いのでnoと押す。
『1分後一斉メールが送られます……… 』
1分後"ピコン"と鳴って目の前にウインドが開いた。
【初めて他の村に到着した冒険者が現れました。
これにより北の村《キュクロー村》の情報を冒険ギルドで開示します。
なお《キュクロー村》関係のクエストが各種 発生しますので皆さん参加して下さい! 】
「これでみんなこの村? え~と《キュクロー村》に来れるようになるのかな? 」
「白菜くん、どうやって来るのかな? 」
「何じゃ、これんのか? 」
「え、どう言うことですか? 」
「これがないと来れないよ? 」
コンパスを指すと!
「あ、そうですね。依頼を受けないと無理か! 」
「他にもこの村までの護衛とか ま、色々とね? 」
「sinさん来たみたいじゃな 」
そして担当の方が来てくれました。
「君たちか? 生産ギルドからの使いは? 」
「はい、そうですね。イースト街から来ましたsinと申します 」
「儂はこの村キュクローの村長をしているロープスと申します。よろしくお願いいたします 」
「よろしくお願いいたします。ちょうどよかったです。トアさんより手紙を預かっています 」
トアさんの手紙を渡す。
手紙を読んでから………
「トアからの手紙か。……ほう、sinと言ったな。お前さんガンコとトイ、ウットの弟子か? 」
「はい。ガンコ師匠、トイ師匠、ウット師匠の弟子ですが? ………あの、何か? 」
「ホ ホ ホ 。あのガンコが弟子をとるとわな。トイもウットも変わらんのぉ~ 」
「あの~どういったご関係で? 」
「その様子では聞いておらん様だな。儂はトア、トイ、ウット姉弟の父親じゃあ 」
へェッ、聞いて無いよ?
「手紙にも書いてあったが、何やら街の方は大変な事になっとる様だのう? 」
「あの~、手紙に何書いてあるか気になるんですけども……… 」
「おお、すまんすまん、まずは荷物だな。ではこっちに来てくれ 」
村の中に入るといかにも村と言うような家が並んでいた。
煙突から煙が出ている工房、木材が立て掛けてある工房、装飾品が並んでいる工房等いろんな工房があった。
〔職人達の村だね 〕
村の奥には山があり鉱山の様だった。
山の手前には倉庫のような建物が建っていた。
〔ここが鉱石の保管場所かな? 〕
「ここじゃ、この鉱石の山から好きなだけ運んでくれれば良いぞ! 」
「では早速積み込み作業をしますね 」
そして源さんと白菜に鉱石を土嚢袋に詰めて大八車に載せるように指示し作業に入る。
村長は見た目以上に鉱石が袋に入るので驚いていた。
「なんだその袋は?見た目以上に入っとる様だが? 」
「この土嚢袋ですか?まぁ、土石しか入らないちょっと贅沢な収納袋? ですかね? 」
「ホ~ウ、土嚢袋と言うアイテムか……少し融通できんかのう100袋位? 」
「えぇ~と用意はできますけど……… 」
「わかっとる。街の騒ぎが終わった後でよいからな 」
「ありがとうございます。では戦いが終わりましたら納品させていただきます 」
「おぉそれは助かります。では支払いのほうなんじゃが……… 」
「あぁ、支払いは鉱石でも良いですよ。それと私の知らない素材でも良いですよ♪ 」
"ポーン"
【クエスト【キュクロー村の納品】が発生しました
指定品(土嚢袋)を100袋納品しましょう
なおこのクエストは期限がありません! 】
という事で契約ができました。
「さすがsinさんじゃのう 」
「本当交渉事はお見事です 」
「そうかな? さあ積込も終わったし戻ろうか。みこさんの装………なんだあれは? 」
それはドワーフの子供達が白い塊の物をキャッチボール? していた。
「何じゃろな? あの塊? 」
「そこそこ弾みますね? ボールみたいですね? 」
私は、遊んでいたドワーフの子供達に、謎の白い塊の事を聞くのであった。
や~良いものが手に入ったなぁ~!
手に入れた物を自分の鞄に入れ必要な鉱石等を買って今はイースト街に帰る途中です。
「sinさんや、あの白い塊は結局何なんじゃ? 」
「まぁ完成品が出来てからのお楽しみって事で。白菜は気付いているよな? 」
「あぁ、何となくね。何を作るかはわかりませんが? 」
「そうそう、出来てからのお楽しみでね 」
この後、源さんがボーガン無双しながらイースト街に帰った。
〔私は途中でトレントを刈りながら。………お、魔核ゲット! 〕
迷いの森の設定について。
今回の迷いの森の設定は、ズバリ道に迷い何時の間にかスタート地点に戻ってしまう等、色々と有る森です。
勿論、運営さん(フィールド担当)が意地悪して考えた森林フィールドの1つです。
基本は方向感覚を狂わせて大きくUターンするように森のデザインに(特に木を全く同じような枝振りにして)して獣道も微妙にくねらせて作っていた為、ほとんどのPC達は引っ掛かっていた。
中には誘導されてトレントに奇襲されるようにしていたりと結構悪のり鬼畜仕様になっていた!
もっとも別の視点で見ると資源の宝庫なのだが……………
他にも変わったフィールドも有るらしいが今の所はナイショです。
17話
良いものが色々と手に入ったね。
龍さん→良い買い物ができたよ♪
源さん→ほう、こんな所に村が合ったとはのう。
白菜→だけど龍さんの情報収集は凄いね!?
龍さんは、聴く能力が凄いのかな?




