学院最弱の剣士と罵倒され続けた俺が時間という概念の存在しないダンジョン【無限の試練】で永遠に闘い続けてみた結果、どうやら俺は世界最強になったらしい【完結】
作品タイトル:学院最弱の剣士と罵倒され続けた俺が時間という概念の存在しないダンジョン【無限の試練】で永遠に闘い続けてみた結果、どうやら俺は世界最強になったらしい
作者:寄道魔王 さん
私事だがこのレビューを書いたとき鴉野は極限の問題をやっていた。
無限大に1を足したら無限大プラス0よりは大きい。
プラスの無限小がゼロに足されたら限りなく0に近いので+0でマイナスの無限小がゼロに足されたら限りなく0に近いので-0。なるほどわからん。
しかしこの概念が解らないと微積分もわからないし面積や弾道計算もわからなくなる。関数グラフと同じ理屈でデジタルの絵は描かれているっぽいし。
無限の大も小も理解するまでが大変で、見た目はほとんど変わらず、それでいて本質に限りなく近いものを得る果てしない過程がそこにはある。
無限というのはそういうものらしい。そういうわけで彼は無限に修練して帰ってきたらしい。無限に修練しているのに終わる筈がないので多分極限。実質一日だし多分そう。
しかしその成果は絶大だ。彼は誰にも負けない存在になった。
だがそれでもなお、原点でありゼロである『かっこいい剣士』には程遠い。
思い描いたのは父の姿。だけど今から思うのは『自分がなる』未来の姿。
彼は過去に別れを告げ、未来に向けて走り出すのだ。
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極限の迷宮にて向かい合うは弱く暖かいあの日の自己
投稿日:2020年11月20日 08時06分
強さとはなんだろうか。
剣術学園最弱とされあらゆる流派から破門された少年には夢があった。父のように強い剣士に。しかしその夢は遠すぎた。
弱い自らに挑む迷宮にこもり極限へ。数学では1に1/∞を足したら実質ほぼ1となる。果たして彼は変わらず戻ってきた。寮母さんに感謝し弱き老人を救い武人の礼儀を忘れない少年へ。
あまりにも自らに勝てないから人体解剖だの黒歴史探究だのおそらくチェスだのもやったが上流階級への礼法は無理という程度には弁え、剣は果てなく強く戻ってきた。
地位も名誉も越えて目指すはカッコいい剣士。
父のようなという夢を乗り越えて彼は彼の道を歩き出す。この旅立ちを応援してください。
作品タイトル:学院最弱の剣士と罵倒され続けた俺が時間という概念の存在しないダンジョン【無限の試練】で永遠に闘い続けてみた結果、どうやら俺は世界最強になったらしい
作者:寄道魔王
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