「なろう」でおなじみの言葉を中国の古典から考えてみる【完結】
作品タイトル:「なろう」でおなじみの言葉を中国の古典から考えてみる
作者:無憂さん
妾で妃。なんか変な話だ。
妾の子供には相続権を認めたくないのが正妻の意地であろう。
しかし小説家になろう各作品に登場する妾妃とやらはほぼ王妃に次ぐ権力というか義務が存在する。どうも主人公様のやらかしを見るに、ナーロッパの国々は中世時代の王族より責務が多いので一人二人で処理できる問題ではない。パソコンも表計算ソフトもないし。ソビエト連邦もそれをやろうとして何もできなかった。
辺境伯が田舎でスローライフな作品があるらしい。
魔物だの隣国だのと最前線もしくは重要資源の出る場所で奮闘する地域を実力と武力で治める連中で、むしろ男爵とかそっちの系列だと思っていたが違うらしい。(※日本語では侯爵とも表記される)
小説家になろうに頻出する言葉を改めて検索すると『????』になることは可也ある。
実際レビューを書く際に『妾妃ってどう読むのだろう……異世界語を無理やり翻訳?』と検索したのが本作品との出会いである。ちなみに読みをいまだ鴉野は把握していない。採用している各作者さん教えてください。
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ことのははこころの旅をする『妾妃』『辺境伯』『姫』……
投稿日:2020年11月10日 23時56分 改稿日:2020年11月10日 23時58分
妾妃は小説家になろうの造語?
辺境伯はのんびりスローライフな田舎貴族?
姫って実は一族の名前? 藤原さんちみたいなもの?
我々が使う言葉は偉大な先人たちが異文化と異文化をつなぐべく漢語から生み出したものが少なからずある。例えば経済は経世済民を用いた言葉だ。
本作は中国古典などの資料から辞書に載っていない小説家になろう独自の造語と思われる言葉から誤用甚だしく侯爵や国境線などを守る実力者貴族でスローライフとは縁遠い辺境伯、あるいは日本語のヒメの当て字である姫までを丁寧に説明してくれる。
全く価値観も社会も違う世界を繋ぐ言葉。それはまた異世界の異文化の言葉。わからないものをわからないなりにわかるように変えていく工夫と思慮にあなたは先人たちの偉大さを感じるはずだ。
異世界から異世界へ。言葉の旅を漢語で始めませんか。
作品タイトル:「なろう」でおなじみの言葉を中国の古典から考えてみる
作者:無憂
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