その断罪、三ヶ月後じゃダメですか？【短編】

　作品タイトル：その断罪、三ヶ月後じゃダメですか？

　作者：荒瀬ヤヒロ　さん

　美しさは罪だというが、美形すぎるもの困ったものだ。謎のイチャモン、嫉妬、数々の女性トラブル。そんなことした覚えもないのに女性との性的交渉の疑い。

　兄と弟は一途に助けてくれるし、親友は身分なんて関係ないとしてくれたからとここぞと王子にすら敢然とした態度で弁護する。真の美形は普段の態度で本質がわかる。なんというスキのない奴だろうか。だからといって異性が嫌いなわけではない。ただストーカーと勘違いがきらいなだけだ。

　守りを司る一族の次男として育てられた主人公はある日女性を妊娠させたという断罪を王子たちから受ける。やんわり諭す兄弟に断固抗議の親友。しかし弁護はうまく行かない。

　幸せは吹雪に耐え、適切な肥料をやり、不毛な中傷に耐える必要があるときがある。頼むからあと三か月待ってくれ！　その三か月で何が変わるのか。それは本文を読んでほしい。

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　イケメンなら無罪(※三か月お待ち下さい)

　投稿日：2020年11月01日 21時01分

　真紅の髪に緑の瞳。すれ違った令嬢は全て振り返る。

　かくも公爵家次男の美貌は有名だった。

　だが、美形ゆえに悩みも深い。

　なんか勝手に妊娠させられたと女の子とその擁護者な王子その他に断罪されてしまうのだ。美しさは罪というがはっきり無罪である。親友は身分を気にせず敢然と王子に歯向かって弁護してくれる理由は身分を気にせず友達になってくれたからという。なに君かっこいい男でも惚れる。イケメンの兄と弟も相まって弁護してくれる。ああ兄貴や弟というものはいいものだ。

　空気読まずに登場するストーカー、ー傍迷惑な令嬢に敢然と美しく凛々しく立ち向かう。でもあと三か月待ってくれたらいいものを。

　幸せと愛が実るまでの短い時間をお楽しみくださいませ。

　作品タイトル：その断罪、三ヶ月後じゃダメですか？

　作者：荒瀬ヤヒロ