公爵家の養女になったら義弟のツンデレがかわいすぎて魂ごと持っていかれそうです【完結】
作品タイトル:公爵家の養女になったら義弟のツンデレがかわいすぎて魂ごと持っていかれそうです
作者:柊 一葉さん
かわいいとは何だろうか。
多分、オークの子供を指してその親は『誇り高き我らが子』と呼ぶだろう。
鴉野はプロレスラーのビアードちゃんをナチュラルにかわいいと思ったりマーク・カネムラ氏のファンだがたぶん一般基準と異なるはずだ。おそらく。
あるものはかわいいとはかわいそうと語源を同じくすると説く。弱さであり哀れさと同一の侮辱だと。うめざわしゅんの『ピンキーは二度ベルを鳴らす』ではそうかもしれないが、ツンデレという奴は始末に負えない。勝手に人を侮辱しておいて勝手に傷ついて凹んでしまうかまってちゃんかよオイコラってところで、実際にいても可愛くはない。可愛いって? 小動物としてみればではないだろうか。
少なくとも対等な関係を築く努力に欠けていると手厳しくやってやらないと改善しない。虚栄心は墓場に持っていけないぞ! さっさと素直に白旗を揚げるべきだ。『伝説巨神イデオン』のバッフ・クランみたいに逆の意味と解釈して襲ってくることはまずない。とにもかくにもこの物語はそうやって姉がクッソ美人過ぎて意地を張るしかない少年と、そんな子供が小動物的にクッソ可愛くて身もだえしている元平民出身(※常識人なのでどっか良縁を領地にもたらすべく、目下婚活中)の養子な義姉が繰り広げる精神的攻防戦である。まさに告ったほうが負けである!
いや、ここは負けとけ。マジで。
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義弟が可愛すぎて萌え死しそうな女の子と義姉が好きすぎて面倒な義弟のおはなし
投稿日:2020年10月17日 08時02分
母は貴族の出だったらしい。
お前を姉とは思わないと年下少年に素っ気ない態度を取られる。なにこのこ可愛い。
ショールが余ったとか言ってプレゼントしてくれる。余るわけない。とっても可愛い。
少年は青年になり大人になり、領地を治める男になるべく駆け回るがたまに会いに来てなんか文句言いつつ気遣ってくれる。ほんとかわいい。
大好きな新たな家族のため、良縁見つけてお家に貢献目指し研鑽に努める彼女。たまにきて悪態つきつつ義姉大好きな義弟。
目玉が別のところについていても、とんでもない醜男になっても、領の皆を幸せにしたいと奮闘する弟はやっぱり素敵。
家族に良縁を運び、縁などなかったはずの領民に安寧をもたらすべく自らを捧げる覚悟を持つ姉はとても立派。
弟『……』(※聞いていた)
姉『』
どっちかツンでどっちがデレか。
この二人の行方を見守ってください。
作品タイトル:公爵家の養女になったら義弟のツンデレがかわいすぎて魂ごと持っていかれそうです
作者:柊 一葉
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