表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ありそうでなかった! 三〇〇回以上 #小説家になろう に #レビュー した記事をコピペでまとめ!  作者: 鴉野 兄貴
331-335

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

401/462

悪役貴族の矜持【完結】

 作品タイトル:悪役貴族の矜持

 作者:羽場さん


 こちらもひょろさんの紹介より。

 物語の序盤に登場する嫌味キャラが主人公に敗れたあと、最終決戦に出しゃばってきたというのが大まかなあらすじとなる。もっともこの物語は主人公であるはずの勇者がわき役だが。

 そう。彼はかっこいいのだ。

 貴族として、武門として、捨てられぬ誇りが、守るべき背後がある。

 粉々になった誇りを繋ぎ留め、戦う理由がある。貴族ではない勇者に戦いを任せられない、情けない自分を叱咤する心がある。


 剣を振る。剣を振る。刃を走らせる。

 たとえ星の定めが勇者のみ魔王を倒せるとなっていても。


 あきらめず、屈さず、厭味ったらしく、傲慢で恩着せがましく。彼は彼であるために戦うのだ。この物語の終わりはあなたの手で確認してほしい。


 ======================



 神? 魔王? どうでもいい。さっさと焼きそばパン買ってこいや勇者。

 投稿日:2020年08月25日 14時57分 編集

 削除

 パシリ(勇者)にダッシュで三分以内と強要する彼は典型的な物語の踏み台であった。パシリが覚醒すれば無残に敗れるだけの予定調和の一角に過ぎなかった。彼は物語から退場したはずだったのだ。


 なのになぜ。

 彼は精霊の加護もなく死を呼ぶ瘴気の大陸を歩むのか。

 何ゆえに人の身でありながら魔王に啖呵を切り嘲ってみせるのか。

 星の加護を受けた勇者でもなく、星の意思により人を滅ぼさんとする魔でもない身で戦い挑むのか。


 貴族の誇り。武門の矜持。足を一度止めてしまった自分への怒り。

 星が予定を操るこの世界で、彼はただ孤高に愚直に。あくまで傲慢な貴族として勇者の前に立つ。魔王を嘲る。星の定めすら彼の誇りを傷つけるに至らない。


 彼はただ貴族であり続けるため。己が信じる己のため剣を取る。


『おい。焼きそばパン買ってこい。ついでにこの話も最後まで読め』

 はい悪役貴族さまただ今!(ダッシュ!)


 作品タイトル:悪役貴族の矜持

 作者:羽場

https://book1.adouzi.eu.org/n4957gi/

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ