荘園経営に夢中なので、花嫁候補からは除外してください。【完結】
荘園経営に夢中なので、花嫁候補からは除外してください。
作者: 小津 カヲルさん
熊の森があるから切り開いてでも会いに行く。熊に謝れ。
田舎と言ってもそんなに王都から離れていないけど熊の森があって土地もいまいちで収益も上がらない色々難儀な男爵領。
そこの姫様は少々変わり者で麦わら帽子に長ズボンで泥んこになって農作業をしている。
そこに何故か王子様の婚約候補としての話が来た。
男爵家なんて妾でもありえない。熊も心臓を口から出すレベルで驚く。発想を熊から離せ。
現代人の意識がある転生組の彼女は結婚より領地の発展にご執心であり、口には出せないが王子様なんてお断りである。
にもかかわらず駄目な要素を出しても出しても婚約候補から外してもらえない。
連絡役の騎士もなんか農作業に参加している。
この幸せがずっと続けばいいのだが時は流れて変化する。
王道っていいよね。
安心のラブコメです。
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おっと りょうしゅ は にげられない!
投稿日:2018年07月05日 03時56分 編集
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世間一般の御令嬢は白粉塗ってドレスを着てダンスに談笑、権謀術数の世界に生きている。
我らが領主のお姫様は泥んこに入り麦わら帽子かぶって祭りになればワインとなる葡萄を領民と踏んでいる。権謀術は知らない。料理の伸し棒は達者に使う。
どこをどう間違えたのか。
田舎領主と呼ぶには王都に近すぎる男爵様の一人娘が王子様の花嫁候補に入ってしまった。
熊の出る森を切り開いてでもやってくるらしい。熊に謝れ。
彼女は転生者で色々疎い。飛んでいるといっていい。生前の恋人の面影を追っている。恋より領地を盛り返すほうが先決でやっと軌道に乗ったところだ。
謎めいた騎士に惹かれつつ、泥んこより逃げにくい恋路から全力逃走。
追うのは王子か騎士様か。男も女も負けられない。
季節は廻り実るのは恋か未来か。
そちらの見極めは熟練の農夫でも難しい。
幸せ足踏みやってくる至福を是非ご賞味ください。
作品タイトル:荘園経営に夢中なので、花嫁候補からは除外してください。
作者:小津 カヲル
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