スペースインベーダーへの鎮魂歌【短編】
スペースインベーダーへの鎮魂歌
作者:逢坂十七年蝉さん
この作者さんはアニメ化で有名だけど『オークオペラ』(※短編。これもおすすめ!)みたいなガチなファンタジーもこういったグッとくるSFも書けるからすごい。
本作では侵略の意思を伝えてきた異星原種知性体の交渉担当を任された男と侵略者の会話劇である。
彼らは超高速で来る。あくまで我々の文明レベルからすれば。
圧倒的な技術差で勝てる見込みはない。
問題は彼らの到着が一〇数年後と判定された後の世界だということだ。
技術力を埋め軍事力を高めるべきとするもの、あくまで交渉しようとするもの。あらゆる意図を超えて二種族のファーストコンタクトは続く。
これは始まる前の物語。あるいは終わった物語。
おすすめです。
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侵掠するは彼にあり
投稿日:2018年04月09日 13時12分 編集
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宇宙人が侵掠の意思を示して一〇年以上が経つ。
亜光速で迫る彼らは未だ地球に到着しない。
技術で劣る地球陣営は軍事力をつけようとするもの、あくまで和平を望むものと別れたものの彼らの歩みを止めることはできない。なら議論は一度取りやめ休もうか。そこに満開の桜がある。どうだ一献。オツじゃないか。
光を求めて進む星の船。
死ねば戻ろうあの陽へ。
かつて目蕩んだ陽の光がそこにある。
地球の民よ。我らは陽を望む。
さあ、その場を明け渡しておくれ。
少しの間微睡みたい。宇宙の風は冷たくて。
敵対する者たちの世代を超えた奇妙な友情。ぜひご覧ください。
作品タイトル:スペースインベーダーへの鎮魂歌
作者:逢坂十七年蝉
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