妻を殺してもバレない確率【書籍化】
宝島社文庫
妻を殺してもバレない確率
第5回ネット小説大賞〈グランプリ〉受賞作!
著者:桜川ヒロ
発売日:2017年10月5日
価格:本体640円+税
判型:文庫判
ページ数 : 317P
ISBN : 978-4-8002-7750-3
(宝島社HPより)
妻を殺してもバレない確率
作者:ヒロロさん
某スーパー読者と過去にオフした時に知ったなろうコン堂々グランプリ作品であり、朗読を聞いた時点で読むことを決定していたのだがタイミングを逸して紹介をしそびれた。この作品は単独の短編として非常に完成されつくした作品だが関連作すべてを見てもらえばさらに感動できると思う。
青年の独白。
父の葛藤。
娘の悲しみ。
これらを複数のプロジェクタで同時に移し、漫画『この世界の片隅に』のような演出を交えて映像作品にしてみたい。
観客は母として小さなロッキングチェアに座り、三方向に展開される物語を同時に観賞する。
漫画のように『普通のモブだけど、その当時を再現する光景』をロッキングチェアの周りに置く。
最後は三人が重なり、大きな桜の花びらのもと、彼を迎えに行くのだ。
まぁ鴉野は文字書きどころか自転車屋なのでそれこそ異世界にでも転生してからの仕事になりそうだしそもそも権利関係がないのだがこういうのはVRならできそうだね。
夢を語るだけならタダである。作品にするのは義務が生じるが。
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Digitalが揺れる。愛が積もりゆく
投稿日:2017年10月27日 11時40分 編集
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刻一刻と変わる確率。
『妻を殺してもバレない確率』。
それは憎しみとともに婚約した二人の唯一の絆。
数字に愛は無いという。
金で買われたと妻を憎む夫はプレゼントを妻の目の前で投げ捨てる。
あなたを愛することはできない。
妻は夫に愛されるゲームを提案する。
『今日は1%だった。調子が悪い』『あら。当面私は安泰ね』
数字は話題となり、二人の間で交わされ、揺れていく。
愛する自信はないが、憎むことならできる。
愛されたいのに愛し方すらわからない。
ひととせ、春夏秋冬すぎ、幾年も共に過ごす。
二人の愛は数字で測れない。
数に愛そのものが宿っているから。
是非ご一読を。
揺れる数字に貴方の心は温かくなる。
作品タイトル:妻を殺してもバレない確率
作者:桜川ヒロ / 秋桜ヒロロ
https://book1.adouzi.eu.org/n4094di/




