御巣鷹に散った天使～日本航空１２３便墜落事故・ひとりの客室乗務員の記録～【完結】

　御巣鷹に散った天使～日本航空１２３便墜落事故・ひとりの客室乗務員の記録～

　作者：對馬　聡さま

　読者さんの多くにとって生まれる前だろうが、この物語は限りなくノンフィクションに近いフィクションである。というか綿密な取材を行ったけど諸事情で出版に至っていない。多くは語らない。死者は語れない。だから読者さんはお暇な時で良いのでこの物語を読んで語ってください。

　物語は生者に託された。

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　善意がひとを苦しめる

　投稿日：2017年08月13日 17時52分 編集

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　死を間際にして部下を励まし諦めるなと叱咤する声が後に人々の怒りを想起する。仕事として報道し遭難しあるいは死者や怪我人に鞭をうつ。被害者に金をもらったのだろうと嫌がらせをする。先の機長はさておき、当事者でもなくそのようなことをする他人はきっと善意でそのようなことをしているのだろう。

　事故から32年。いまだ涙は枯れぬ。

　事故に至るまでの日々。けして容易な道ではなく。それでも希望を胸にして。

　ひとりの女性の人生を巡る物語は生き写しと呼ばれる姪に託され、その物語を作者は丁寧な調査で綴った。

　同じ時期、会社を除いてよく似た事故も今年起きてしまった。

　被害者加害者が紡ぐ小さなバトン。

　作品という形で多くの人に発信します。

　どうかお受け取りください。

　願わくば小さな花を手折らないように。

　優しく見守ることができるように。

　作品タイトル：御巣鷹に散った天使～日本航空１２３便墜落事故・ひとりの客室乗務員の記録～

　作者：對馬　聡