剣戟rock'n'roll【完結】
剣戟rock'n'roll
作者:久保田 さん
異性を抱くように丁寧に獲物を磨き、ときめく愛の如く敵を憎み、愛の言葉より熱く命をやり取り、淫靡に楽器を鳴らすより濡れてみせる。
剣鬼ソフィア。いまだ未熟なり。
正直ソフィア、前世は良い歳した人物なので既に完成されている。故に未熟などあり得ない。
なぜ未熟なのか。それは完成されているからだ。
美貌、着道楽、剣にかける思い。そして信念。
愛より熱く、夢より強く、友情より青い。
勇者も魔王も関係ない。一度繰り返した生はまた同じ道に戻るのか。それはアナタの眼で確かめてほしい。剣鬼ソフィアの生きざまを。
魂たちよ。楽器など抱けず愛の歌など虫唾が走る不器用者達よ。
剣を取れ。己の血をもって物語を閉ざせ。
剣よ。rock 'n' rollを奏でろ。
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美剣を胸に抱き、躰で汗かき血を流せ。刻め命の歌
投稿日:2017年08月12日 07時24分 改稿日:2017年08月12日 15時37分 編集
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病でくたばってしまい、なんか女になっていた。
しかも超美人だ。おっぱいじゃま過ぎてテーブルに乗っけるのが楽で仕方ない。
剣鬼だった男はうっかり異世界に転生してしまったらしい。しかも貴族令嬢である。前世の記憶などある所為で着道楽はそのままに相変わらずの剣鬼に育ってしまった。この場合は剣姫と呼ぶべきなのだろうがそんなに綺麗なものでもない。
臓腑をまき散らし、糞便と血潮に脳漿を破裂させ、正義も悪もあったもんじゃない戦いに身を置くしか生きるすべを知らないものは転生しても生き方を変えられなかった。
勇者に魔王、剣士に暗殺者。友人に従者。死ぬより怖いものはあるか。捨てられない誇りはあるか。そんなものはない。歌う聲なく楽器を奏でる手業もない者たちよ。美しき魔剣を抱き、遭いの言葉と死の舞を演じ続けろ。戦いと命の歌が物語を刻む。
剣よ。rock 'n' rollを奏でろ。
是非ご一読を。
作品タイトル:剣戟rock'n'roll
作者:久保田
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