ブラックローズ【完結】
ブラックローズ
作者:りり さん
誰とは言わないが(レビュー本文にもあり)鴉野の友人曰く現代も呪いと言うものは存在するらしい。
この物語は旧家に事情があって嫁いできた平凡な少女が突如現れた婚約者と反発しあいながらも惹かれていく姿、歴代の愛しい人を奪われた女性たちの想いが結実して呪いを解くに至るまでを描いた恋愛とミステリー、伝奇要素を融合した作品である。
食事の美味しそうな描写が徐々に減っていき、呪いの描写が増えていく鬼気迫る内容は恐怖とともに哀しさも描いている。もたもたじれじれ。それだっていいじゃないか。歩み寄りたいという気持ちは奇跡を起こす。
死者は生者には敵わない。
強く生き、いつか黄泉路を歩む日まで愛しい人と歩を進めあってほしい。
暖かい紅茶と共に素敵な恋のお話をどうぞ。
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我が友は一七の誕生日に父に呼び出され『我が家には三〇〇年の呪いがある。ハゲだ』と告げられた。(※現代にも呪いが存在する確かな証拠。本編と関係ない)
投稿日:2016年03月27日 17時20分 編集
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美味しい食事は幸せを運ぶ。
香ばしいスコーンの香り、食器を並べて準備するときめき、そっと冷たくあるいは暖かい舌触り。手のひらに触れるスプーンの手触り。大切な人と囲んだケーキの蝋燭の灯り。
少女は美味しいご飯をいっぱい食べれることを夢見ていた。
愛を注いだ母はあっさり恋人と逝った。
借金を肩代わりしてくれるという名家の嫁として彼女はそこに向かう。
意地悪で暖かな夫。優しい夫の従兄。
忠実な召使たち。そして魑魅魍魎。
薔薇園を守る霊。生涯を愛に捧げた娘たちの想い。
その支えの手が集う時、止まっていた時が動きだす。
七〇〇年の呪いは愛ゆえに。
七〇〇年の守護は約束と言う呪いゆえに。
愛する人と始まる今日をどうぞ応援してください。
作品タイトル:ブラックローズ
作者:りり
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