図書館ドラゴンは火を吹かない【更新停止中】【書籍化】
図書館ドラゴンは火を吹かない
東雲佑による本
説明
森に住む魔法使いに拾われ育てられた少年ユカ。十四歳になったある日、彼は物語師を志して旅に出ます。育ての母をはじめとする魔法使いへの偏見を、物語を武器にして払拭するため。旅の道中、彼はリエッキという名の一頭のドラゴンと出会い、魔法使いとしての覚醒を果たします。 ... Google Books
初版発行: 2016年3月5日
著者: 東雲佑
なろうに毒されていると本が好きな元転生者がドラゴンに生まれ変わって、逆ハーレムでキャッキャウフフなのかと思うだろうけどこのお話はハイファンタジーなお話。
主人公は陽気な親友の残した『図書館』を守るドラゴン。
ただ、彼女は生きることに倦み果てていた。
元々が元々の性格なのだろうけど、一度愛情や生きる喜びを知ってしまったために逆に長い長い寿命が彼女の絶望を深めていく。幸せだったころの思い出と現在を生きる彼女の絶望を語り口を変えて何度も描くお話。
ダークな話が好きな人も明るい話が好きな人もイケると思う。
個人的には現在活躍中の牛頭さん(悪魔。現在絶賛子育て中)&赤ちゃんが良いキャラだと思ってる。勿論人外好きにも本質的に人間と分かり合えない寿命の差が出ていて良いと思う。一応主人公は女体化しますが逆に切なかったりする。
【ついでに漫画紹介『カラクリオデット』】
この当時の活動報告のスタイルに即して別作品も紹介。ややこしい。
『カラクリオデット』は鈴木ジュリエッタ氏の漫画。
人間にしか見えないロボット、オデットを通して人間の愛情、友情、勇気や優しさ。嫉妬や羨望を綺麗にえがいている。悪役や憎まれ役たちも良い処や愛すべきところがある。
主人公オデットを拉致した不良が改心する際、味方全員から裏切られるけど親友の絆は復活するとか。作者的にはその子とくっつけたかったらしいのだけど全然受けなかったのでそのままになったらしい。
憐れ柚木村君! そして相方のミカちゃんが出来た女の子過ぎて高校生に見えない件。
ドライな筈のロボットたちが時々人間もかくやの感情を示したり、愛情の何たるかを知らずに暴走してしまったり(序盤から終盤まで黒瀬君が不遇だが序盤から終盤までオデットを泣かしているのでどっちもどっち)、自作したロボットを螺旋まで愛していると断言する博士の行動が結果的に悪役誕生のきっかけになってたりと単純に善が善でないのも良い処。
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蜂蜜漬けの林檎を食べたくて
投稿日:2014年03月22日 22時38分 編集
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ドラゴンは本を読まない。
彼女の英知は本を読まずして世界の全てを知る。
ドラゴンは本を読めない。
その鍵爪で如何にして本を持てるのか。
ドラゴンは沈黙を守る。
沈黙を代償に書架は叡知を人々に与える。
彼女は火竜だが火を吐かない。
本が燃えてしまう。そりゃそうだ。
彼女は火竜なのだが人間の少女の姿をしている。
遥か昔、友がそう願ったために。
世界から魔法が消え、悪魔が赤子を愛情いっぱいに育てるような世になっても彼女の人化の魔法は消えていない。
彼女は守る。友の残した書架を。
世界の思い出残る図書館を。
この物語はそんな書架に収められた膨大な本の中の一編である。
子供に成り損ねた大人に送る不思議な物語をどうぞ。
作品タイトル:図書館ドラゴンは火を吹かない
作者:東雲佑
https://book1.adouzi.eu.org/n8001by/




