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【完結】善人のおっさん、冒険者を引退して孤児院の先生になる 〜 エルフの嫁と獣人幼女たちと楽しく暮らしてます  作者: 茨木野


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48.善人、ドライブして海へ向かう

いつもお世話になってます!




 夏も終わりに近づいたある日、海を見たことが無いというラビたちのために、クゥからもらった海辺の別荘へ向かうことになった。


 目指す場所は、この国の南端、【ディーダ】。


 俺たちの孤児院のあるソルティップは、この国の中央部にある。つまり旅程は、ひたすら南へ降りていくことになる。


 俺たちの運転する車は、ひたすらに南を目指して走る。


「おぅ、はたけばっかやんけ」


 後部座席に座るコンが、窓の外を見ながらつぶやく。


「かかしやんけ。ちどりやんけ」


 でゅくしっ、とコンが右手をカギ状にして、隣に座るラビをつんつんとつつく。


「コンちゃんくすぐったいのです♡」


 きつね娘の隣に座るのが、うさぎっこのラビ。


 色素の薄い髪色に、ウサギの耳が生えている。


 ただ通常ウサギを想像してでてくるような、尖った耳をしていない。


 ラビの耳は、全体的に垂れ耳なのだ。ロップイヤーと言えば良いのか。


 ともあれウサギ人間というとバニーガールとかを想像するだろうけど、垂た長い耳のラビは、どっちかというと、気弱なウサギを彷彿とさせる。


 バックミラー越しのラビの姿から、前方に視線を戻す。


 俺は後方の様子をときどきバックミラーでちらみしながら、声だけで、彼女たちの様子を想像する。


「らび、なるとごっこしようぜ。みーはかかしな」


 子どもたちが飽きて、ごっこ遊びに興じ始めた。


「いいのですっ。らびはなるとやるのですっ!」


 ラビがコンの提案に乗っかる。


「ふっ、しゅじんこうをえらぶのか。ありきたりやね。でもいいとおもう。べたってだいじ」


「えへへっ♪ コンちゃんはふつうのひととちょっとちがったかんじがあって、かっこいいのです!」


「なんと。らびはみーのしょうたいをみぬいてたか。けーがんや」


「ほえ? 何のことーっ」


 とラビが首をかしげる。


 現状、コンが転生者であることを知っているのは、俺と先輩、つまり転生者である人間だけだ。


 ラビは転生者でない現地人であっても、コンの正体を(具体的に何かとは言い当てられてないにしても)見抜いていたことになる。 


「さすがだな、ラビ」と俺。


「さすおに、らび」とコン。


「て、照れるのです……♡」


 ぱたぱた、とラビがロップイヤーを羽のように動かす。


 子どもたちと会話しながらも、自動車は道を、南に向かって下っていく。


 びゅんびゅんと景色が流れていくが、しかしと言っても周りの景色はほとんど変化しない。


 南側は田舎なのだ。なぜかというと、この国の王都が北部にあるからだ。


 重要拠点が北部にあるため、人口も北寄りになり、南側は人が少ないのである。


 ちなみに俺の出身であるキソィナの辺境村も、国の南部にあったりする。


 とにもかくにも、これから行く先は田舎地帯だ。周囲なんて畑や農村しかない。見ていて実に退屈する。


 子どもたちもそうなのか、コンはラビとごっこ遊びに興じていた。


「にんぽう、しっぽふさふさのじゅつ。ふさふさ」


 コンがチャイルドシートからしっぽを伸ばして、ラビの脇腹をくすぐる。


「あははっ♡ こんちゃんや、やめてほしいのですっ♡ あはっ♡ あはははっ♡」


「いやよいやよもすきのうち。ふさふさ、ふさふさ」


「もー! おかえしなのですっ。にんぽー、すいとんのじゅつ!」


 と子どもらしい遊びがつづいている。


「ふふふのふ、すいとんだって? じっさいにみずがでるわけでもあるまいし」


 コンの得意げな声がする。


「でるのですっ! むむむ、むむむむっ」


「きあいでまほうはつかえぬよ。ふふふ……」


 そのときだった。


「てりゃー!」「ふふふ……へぶっ!」


 ラビの気合いを入れた声の後、コンが妙な声を上げた。


「こ、コンちゃんだいじょぶなのですっ!?」


 ラビの慌てた声がする。


 俺はちらりとバックミラーで背後を確認したが、特に変わったところは見えなかった。


 ただラビが、ハンカチを取り出していた。

「らび……どーやったん? それ、まほー?」


 まほー? まほう……魔法か。


 本当にできたら、それはスゴい。


 いや、スゴいどころの話しじゃない。


 魔法は、生来の才能によって、使えるかそうでないかが決まるわけでない。


 無論向き不向き、保有する魔力の総量多い少ないはある。


 しかし誰でも魔法の使い方を勉強すれば、使えるようになる。


 ようするに学問の一種なのだ。


 逆に言えば、習わないと魔法は使えないはず。いくら素質があっても、やりかたがわからないと意味がない。


 車でたとえるのなら、いくら免許を持っていたとしても、車の運転の仕方を指導教官から教わらないと、車を動かせないのと同じだ。


 うちには大賢者という、魔法のスペシャリストが同居人としているものの、先輩がラビに魔法を教えてる現場を、俺は見たことが無かった。


 本当にラビが魔法を使えるとしたら、誰からも教わっていないのに、独学で魔法を使えたということになる。


 ……けど、まあたぶん、見間違えだろう。


 バックミラー越しにコンの顔を見るが、水まみれみたいにはなっていない。たぶんさっきまでやっていた忍者ごっこのいっかんだったのだろう。


「すげーい。らびすげー。まほうーっ、まほーっ、みーもつかえるよーになりたいっっ」


 俺は視線を戻して車を運転する。コンの弾んだ声がする。ラビは「えと、えと……てをまえにして、おへそのしたのあたりのぽわぽわをいどうさせるかんじで……」


 と魔法ごっこをしている。


 忍者ごっこの次は魔法ごっこか。ほんと、子どもたちはたとえ何もなくても、遊びを作り出すよな。


 ……そのときはこれ以上特に何も追求することはなかったのだ。



    ☆



 その後も車は順調に南下していった。


 出発から1時間後に休憩を挟んだ。


 休憩場所は南の森と書いて南森なんしん、その入り口にある村にて、俺たちは休憩を取ることにした。


 村でトイレを貸してもらい、子どもたちに水分をしっかり補給させた後、俺たちは再び出発。


 南森を通り抜け、山を越えると……。



 ーーそこには、どこまでもつづく水平線が広がっていた。



「…………」


 車内にて。ラビは窓の外をじいっと見て、動こうとしない。


 コンは車の窓をあける。ばさささっ、ときつね娘の耳が風にたなびく。


「おう、こきょーのかぜ。しょーなんのかぜだ」


 コンが小さな鼻を、ひくひくさせながら、窓の外の景色に見入る。


 眼前に広がるのは、どこまでもつづく青い空と海。境目がわからなくなるほど、どちらも同じくらい青く澄んでいる。


「…………」


 ラビはぽけーっと窓に頬をぶにっくくっつけて、外の景色に見入る。海を見やる。


「らび、まどあけるときもちよい」


「まど……?」


 コンがしっぽで、窓を上げ下げするボタンを指し示す。ラビがぽちっと押すと、ガラスが降りて、潮風がラビの耳を撫でる。


「わっ、わわっ…………」


 コンのように、ラビがひくひくと鼻を動かす。垂れた耳がぴーんともちあがり、ぴくぴく微細に動く。


「こんちゃんっ! こんちゃっ! すごいのですっ!」


「おちつきたまへ、らびくん」


 コンが自分のしっぽでおひげを作り、ラビを見て言う。


「なにがすごいのかね?」


「えとね、えっと! おはなのおくがつんとしてっ! くちをあけるとしょっぱいかぜがびゅーってするのです!」


 興奮気味にラビが言う。コンはうむうむと訳知り顔でうなずく。まあ出身が地球の湘南らしいから、ラビのように新鮮な驚きはないのだろう。


「すごいのですコンちゃんっ! これはまほー?」


「のん。これはしおかぜ。うみからふくかぜ。うみのしょっぱいえんぶんが、かぜにふくまれてる。……ぺぺっ。しょっぱし」


 コンがチャイルドシートに座ったまま、窓から身を乗り出す。口にもろに潮風が吹いたのか、しょっぱそうに目を><にしていた。


「しおかぜ……これがうみのかぜ……これが……うみっ!」


 バックミラー越しにラビの目が見える。大きくてつぶらな瞳が、まるで星空のように、きらきら輝いていた。


 ラビが眼前に広がる水平線を、あきることなく、すみからすみまで、視線を這わせる。


「しょーなんよりうみがきれー。わいはーをおもいだすね。あろーは」


「おまえ……ハワイにも住んでいたことあるのか?」


 俺の問いかけに、コンが口元をしっぽで隠して、「ふふふふのふ」と意味深に笑う。あいかわらず謎の多い少女だ。


 それはさておき。


 俺たちの運転する車は、どこまでもつづく海岸線を横目に、道を走る。


 そして【ト】の字をしたこの大陸の最南端、ディーダの街へと、俺たちは突入した。

「おう、やしのき。うみのいえ。わいはーやん。ゆこー、ゆこー、はわいあんず」


 街道沿いにはヤシの木(らしき木。たぶん別の種類だとは思う)が建ち並び、藁屋根の平屋が連なる。


 近くのビーチにはパラソルがいくつも立てられている。ビーチに横たわり日に焼けるもの、海で泳いでいるも見える。


 確かに沖縄やハワイとか、そういう南国地域みたいな感じが強い。


「にぃ、ぷらいべーとびーちはどこっ。どこっ。どこどこどんどこ?」


「にーさんっ、にーさんっ、まだなのですっ!」


 窓から落ちてしまうんじゃないか、というほど、子どもたちは窓から顔を乗り出して、外の景色に見入る。


「さーふぁー。さーふぁーがおるよ」


 ぴっ、とコンが窓の外をしっぽで指さす。


 街道沿いを歩くのは、海水浴客だ。


 全員がほどよく日に焼けており、その中で、人の大きさほどの板を持つ客がいた。


「! あの大きな板はなんなのですっ? コンはかせっ!」


「あれがさーふぼーど。さーふぁーはあれにのる」


「アレに乗ってなにするのですっ?」


「なみにのってうぇいうぇいする」


 コンが両手を広げて、体を左右に小刻みに動かす。サーフィンのマネをしたいらしい。


「波にっ? のるっ? わあっ! すごいっ! コンちゃんすごいのですっ!」


「らびもがんばればのれるようになれるよ。なみがみーたちをよんでるぜ」


 ぐいぐい、と子どもたちが窓から首をにゅと出している。


 注意しないとな。危ないって。


 ……と、そのとき気づいた。


 コレットは何をしているのだ? さっきからずっと黙っているが。


 俺は左隣をちらと見る。


 彼女はうつむき、体をきゅっと縮めている。


「…………」


 一方で子どもたちは、「さーふぁーだ。てをふろうラビ」「さーふぁーのみなさん! こんにちわなのですー!」


 獣人たちが窓の外にいた人たちに向けて、手を振る。


 南国に住む人たちは、心がおおらかなのか、獣人の子供らに手を振って応じている。


「みんなチョコレートみたいに肌が黒くておもしろいのです!」


「あれはひやけ。らびもああなれる。ああなればもう、さーふぁーよ」


 街道をサーファーたちが歩いている。全員が水着姿で、サングラスをかけている。コンの言うとおり、全員が日に焼けていた。


「らびも……なれるかなぁ……」


 ラビが振り返り、コンを不安げに見やる。

「なれるかなぁじゃなくてなる、だ。なりたいものになれるのは、なろうとしたものだけ」


「コンちゃんっ! かっこいーのです!」


「めいげんはぱくっていくすたいるゆえ」


 照れ照れ、とコンが自分のしっぽで鼻先をかく。


 子どもたちは海にまだ着いてないのに、実に楽しそうだ。


 俺は運転しながら、海水浴客を尻目に、車を飛ばす。みんな珍しそうに俺たちを見ていたが、特に気にしてないようだ。


 なぜなら俺たちの車の側面には、銀の鳳のステッカーが、張られているからだ。


 これは大手ギルド・銀鳳商会のステッカーだ。


 銀鳳は最先端のものを売るとして、最近は民衆に知れ渡っている。


 ゆえに俺たちの車も、最先端の馬車か何かかと思われて、特に騒がれてないのだろう。


「…………あ。…………う」


 そのときだ。コレットの顔が、どんどんと青くなっていった。


「ひとが……いっぱい……だめ……みないで……わたし、みないで……」


「コレット?」


 ぶるぶるぶる、とコレットが青い顔をして、体を縮めていた。


 両手を頭の横に、まるで耳を塞ぐかのようなポーズを取る。


 俺は彼女の肩に手を触れた。ハッ……とコレットが顔を上げて、俺を見る。


「ジロくん……」


 彼女が、心の底から安堵したような、大きな吐息を履く。目を細めると、すぅ、はぁと深呼吸を繰り返す。


「どうしたんだよ?」


 俺が尋ねるのと、同じタイミングで、


「まみー、くるまによった?」

「まま、だいじょうぶです? おなかいたいのです?」


 子どもたちもが、コレットを心配そうに見やる。


 コレットは目を閉じて、ぱしっ、と自分の頬を叩いた後、


「だいじょうぶっ! 先生は何も問題ないんだぜっ!」


 どんっ、とコレットが自分の胸を叩く。大きな乳房がゆさっと上下。薄手の服越しに見えた突起に目がいきそうになる。


「そうかー、もんだいないっしんぐなのか。ひとあんっしんぐだ」


「ひとあんっしんぐ、なのです」


 ほぅ、と子どもたちが安堵の吐息を履く。


「おいおい、らびさん。それはみーのこーあんしたたんご。むきょかでつかうのはよくないね」


「はわわっ、ごめんなのですっ! おかねはらえばいいです?」


「おかねはいらない。おだいはきみのえがおで」


「かっこいー!!」


 わいわいと、また車内が賑やかになる。


 俺は前を向いて運転に集中する。


「…………」


 コレットが、ハンドルをもつ俺の手に、きゅっと自分の手を重ねてつかんでくる。


「コレット。何かあったのか?」


「…………うん。少しだけ」


 コレットは身を縮めて、かがむような体勢になる。ちょうど、窓の外のひとから、見えなくなるような体勢だ。


 コレットはさっき、大丈夫だと子どもたちの前で言った。


 だが無理してるのは明白だ。顔が白く、そして耳が死んだように垂れ下がっている。


「……少しだけ、こうしてていい? プライベートビーチについたら、治るから」


「…………」


 なぜ彼女は、急に気分が悪くなったのか。なぜプライベートビーチについたら、症状が改善されるのか?


 俺には、見当もつかなかった。


 けど彼女が辛そうにしていたから、理由を言いたくなさそうだったから、俺は黙って、彼女に手を握られていたのだった。



    ☆



 ディーダの街のリゾート地帯。


 そこから車で数分離れたところに……クゥからもらった別荘は建っていた。

 

 別荘の前に車を止める。


 ぞろぞろと、子どもたち、大人たちが、車から降りてくる。


 子どもたちはちょこちょこと、別荘の前に集まると、


「「「くそでけー!!!」」」


 と叫んだ。


 さもありなん。


 それは1階建ての建物ではあったが、横幅がとてつもなく広い。50……いや、下手したら100mもあるかもしれない。


 建物は横棒が長い十字の形をしている。


 表側はそうでもないが、建物の裏手の壁には、大きなガラスが張られてた。


 ガラスの前はデッキになっている。ウッドデッキにはたくさんのイスやテーブルが並んでいて、めちゃくちゃでかい。


 そしてデッキからの景観は、壮観の一言だ。


「「「ひろーい!!!」」」


 子どもたちが横一列に並び、両手を広げて、海の大きさを表現しようとしている。


 デッキの前にはキレイに舗装された芝生があり、その向こうには、大海原が広がっている。


 雪のように白い砂浜。ヤシの木もどきがいくつもたち、その奥には蒼とも碧ともいえない、ふしぎな色した海が広がる。


 海のしたに沈む珊瑚が、とおく離れた、このデッキからも見えた。それほどまでに海は澄み渡っている。


「よーしっ!」


 キャニスが子どもたちの前に立つ。


「やろーどもっ! やることはわかってやがんな!ですっ!」


 キャニスの号令に、獣人の子どもたちは耳をぴーんと、鬼姉妹は忘我状態から正気に戻る。


「きゃにすたいちょー。みーはわかってますぜ」


 ぐっ……とコンが親指を立てる。


「にちじょーけー、おやくそく。うみにきたらやる、あれよね?」


「わかってる……コン、おめーはよくわかってやがるです!」


 びしっ、とキャニスがコンを指さす。他の子どもたちも我が意をいたりとばかりにうなずく。


「うみきたら……あれなのですっ!」


「あれだぁー……ね。みんなでそろってってやつー……ぅ。しってるー……ぅ」


「あー……。あれやんの? 姉貴、アタシはずかしーからパスするわ」


 ラビとあやねがうなずく。妹鬼は恥ずかしそうにその場から離れようとするが、姉がにこーっと笑いかけ、手を引っ張っていく。


「よっしゃいくぞてめーら! ぼくにつづけっ!」


 キャニスがデッキの階段をおりいく。


 子どもたちが「「「おー!」」」と急ぎ足で、階段を降りて、そのまま砂浜へと向かう。


 俺たち大人組は、子どもたちの後に続く。


 ややあって子どもたちは、砂浜の前に到着。


「とーちゃく……でやるです」


 キャニスの隣に、コンがたつ。


「みわたすかぎりのおーしゃんびゅー。たまらん」

  

 コンの隣にラビが。


「だれもいなくて……しずかなのですっ!」


 ラビの隣にあやね。


「でもなみのおとがおっきー……ぃ」


 あやねの隣にアカネ。


「なんかスゲーうるさい……。しずかなのにうるさいってなんかマジへん……」


 アカネたちの上空に、翼を広げたレイアが飛んでいて、眼下の海を見下ろす。


「なにこれほーせきみたいじゃないっ!」


 きゃっきゃ、とレイアが喜ぶ。そう言えばドラゴンって宝石が好きだよな。RPGとかでもよくため込んでいるし。


 子どもたちが海岸を前に、横一列に並ぶ。


「よーし、てめーら! じゅんびはいいかー!」


「いつでもおけよー」


 コンの他の子どもたちも、うん、とうなずうく。


「ではいくです……せーのっ!」


 キャニスたちは大きく息を呑み、眼前の海原を見て、叫ぶ。


「「「海だあああああああ!!!!」」」 



お疲れさまです!


海に行くまでに結構尺とってしまいました。8章は少し長くなるかもしれません。


あとラビちゃんの伏線は、とりあえずこの章では回収されません。コレットの伏線は回収されます。


以上です!

ではまた!

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