表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
94/531

7


造血ポーションとやらも

カウンターの後ろにあった。

でもそうだな。危険な迷宮と隣り合わせだし……欲しいな。

私が使うかもしれないしトールさんたちが使うかもしれない。この時期以外には出回らない。それはとても魅力的で…。


「ちなみにお値段はどれくらいですか」


「欠損と造血のふたつで500万ってとこね。マリィのご予算はどれくらいなの?」


今の時期しか買えない。是非とも買っておきたい逸品。そんなもの買えるだけ買いたいに決まってる!


「よんおもごっ」


全貯金額を提示しようとするとダーツに後ろから口を塞がれて、ネロに頭を叩かれた。

目の前ではエレーヌさんが引きつった笑みを浮かべている。


「姉ちゃん、聞こえてたけど何本買う気なの…」


「え、いちねんぶもごっ」


再びダーツに口を塞がれる。


「もう姉ちゃんは黙ってて……」


「そうね、マリィは喋らない方がいいわ。とりあえず最大10本くらい交渉してくるわ。と言っても、今の時期でもその量は厳しいかもしれないけど」


「すみませんお願いしますエレーヌさん」


「良いのよ、うちも欲しいけどうちじゃ劣化しちゃうから。マリィに必要な時に売ってもらいたいもの。頑張って値切ってくるから、うちで欲しい時に売ってちょうだい、良いかしらマリィ?」


それくらいならお易い御用ですとサムズアップを決めると、エレーヌさんは先程のダーツのように狩人の顔をして店主とレオの元へ行った。


「姉ちゃん、勘弁してよ。大金持ちなのは知ってたけど具体的な数字なんて言ったら馬鹿なことするやつが出てくるんだからさあ…」


「ごめんごめん」


重いため息をついて、後ろから項垂れて私の肩に額を当てるダーツ。


大きく、頼もしくなったなあ。

そう思って頭を撫でてやると、もう一回大きなため息が聞こえた。なんでだ。


「そいつぁマジっすか!?」


「ええ。今度29階に挑戦するから念の為に、何本か買っておこうと思ってね。何本くらい仕入れられるかしら?」


「うーんうちだけだと2本で…時間かかって良いなら7本くらいか…?」


「その時間って、どれくらいなのかしら」


「1ヶ月…いや2ヶ月ですかな。素材依頼をしてから、になる…いやそれだとルコの花が劣化…うーん…うちで用意できるのは2本が限界だな。でも商人ギルドを通じて別の店から在庫を注文すれば一ヶ月後に5本はいけるかと」


「そう。じゃあ一ヶ月後に戻った時までに用意して頂戴。それ以降になると迷宮に篭ってるから買い取れないから注意してね」


「了解!さすがに額が額なんで前金として5本分の半金と2本の代金、2250万になっちまうが平気か?」


「ええ…ダーツ、お願いしてもいいかしら」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ