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「レンタル期間は宿泊期間いっぱいだ。期間が終了したら中身を空にしてマリィに返してもらう。マリィ含めたギルド職員に危害を加えることも誘拐することも禁止だ。中に生き物を入れるのも禁止。AランクとBランクでは空間の大きさが違う、また外部ギルドはライセンスの他に担保として100万預けてもらう。これは空間返却時に返還予定だ。おいアイズ、金貨投げんじゃねえよ痛えだろ。つかお前は外部ギルドじゃねえだろ」


アイズさん、どんだけマジックバッグが欲しいんだ。一番前で目を輝かせて投げ返されてもめげずにライセンスとか金貨を投げまくってる。あ、袋に詰まった硬貨がガンツさんに当たった。めっちゃ痛そうだけどガンツさん堪えた。


そんな中、『ハルティ』のガバウさんが手を挙げた。前回から地元枠を二枠に増やしたから、地元の高位冒険者は二回目も当たりだした……のだが、しれっと『アサシンズ』も地元枠に混ざってて驚いた。

地元枠に居るということは、移籍したのだろう。


「マジックバッグの容量はどれくらいなんだ?」


「聞いて驚け、Bランクは8x8x8だ。Aランクは11x10x10ーーーってお前ら好き勝手ライセンス投げんな!把握しきれねえだろうが!」


「うるせえ!早くよこせ!」


「ハンナ!てめえさっさとAにあげねえからこうなるんだ馬鹿野郎!」


そこからはもう、ゲラゲラ笑っている冒険者に舞い飛ぶライセンスと金貨。


「てめえらいったん並べ!順番にライセンスと金を渡せ!!と言うか今日出立じゃねえやつは出立前に渡せよ!最悪二週間何も出来ねえだろ!」


「良いよ何も出来なくても。でも早くマジックバッグ欲しい」


「レンタルだぞレンタル!わかってるよな何度も言うが貸し出しだぞ!」


「ガンツー、それ返さなくていいぞ俺ここの冒険者になる」


「移籍してもいいが!正当な手順を踏め!」


マジックバッグに目を輝かせる冒険者達は、もう素材の値下げなど気にもしてないようだった。


そう、トールさんが扉を持って行った実験は見事に成功だった。

私の扉はギルド本部ーー迷宮3階の距離でも、私が扉を消そうとしない限り平然とそこにあり続けたそうだ。


「マリィ早くくれ」


「マスターの手続きが終わってからです」


手続きとライセンスをエレーヌさんに丸投げしたアイズさんが私の前に立つと、アイズさんに続いて仲間に手続きを任せた人達はズラっと並び出す。

ーーーーうん。


これが私の大好きな冒険者達だ。


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