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「じゃあマリィがギルドスタッフのまとめ役になるのか」
え‘。
思わず変な声が出そうになった。
100人も宿泊する宿のまとめ役?
冒険者じゃなくってお貴族様が混ざってる兵士たちが泊まるのに?
絶対もめごと起こる。絶対なんか起こる。
否定してくれと、マイクさんを見るも…
慈愛に満ち溢れたその笑みは、私がまとめ役だと言っていた…。
「それはさすがに無茶だろう。マリィはまだ16歳なんだぞ、兵士たちを相手どれるわけがない」
「ええ、もちろんです。ですのでトール、貴方とドラ殺のエレーヌに臨時職員になって支えてもらおうかと」
それは心強い!!
臨時職員なってください、お願いします、トールさん!
ばっと隣を見上げて、必死なあまり彼のシャツまで掴むと……かなり悩んだ末、トールさんはうなずいてくれた。
何故護衛全員じゃなくてその二人だけに頼んだのか。
そんなことの理由も知らない私は、無邪気に喜んで渋い顔をしたトールさんに抱きついた。
拡張とかデートとか拡張とかショッピングとか拡張とか。地上での生活を満喫している休みの最終日。
「げ」
「げ、ってなんだマリィ」
「ごめんなさいつい本音が」
朝からギルマスが部屋に来た。
「まあいい。なあ、マリィお前今空間ってドンくらいあるんだ」
どんくらい、だと…。とりあえずその場に机と椅子を作って、私物空間から紙とペンを取り出す。
「個数ですか?」
「サイズと、使用状況もだ」
うげ、それはだいぶ面倒だぞ…。
・メイン宿屋(30x30x10)
・私物空間(5x5x2)
・食材空間(10x10x3)
・食材空間2(10x10x3)
・道具空間(10x10x3)
・素材空間(100x100x50)
・素材空間2~5(大小さまざま)
・水空間1~4(10x10x10)
・トイレ処理空間1~10(2x2x2)
・販売用空間1~40(2x2x1&1x1x1)
・対100人空間(60x20x20)現在拡張中
あとは…ん、なんか未使用な空間がいっぱい出てきた。
・使用用途不明1~25(8x8x8)
他にもなんかある気がするが、正直数が多すぎて頭が痛くなってきた。空間を開こうとすると頭の中で一覧表示が出るのだけど、使うのは上のほうにあるやつばかりなので下に8x3空間がいっぱいあるとか忘れてた。
ばったりと机に倒れこみながらガンツさんに紙を渡すと「うわあ…」と言われた。聞いといてだいぶ失礼だ。




