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「え、人数やば」


「今の収容人数の三倍…」


総勢100名の大規模作戦書であった。

いやちょっと待ってよ、100名…ベッド足りない…いやトイレとかいろいろと何もかも…


「食材、道具はすべてあっちもち。調理や洗濯などの労働もあっち。こっちはそれらの収納と安全地帯の提供だ。多少狭くても良いってあっちさんは言ってるがどうだマリィ、いけそうか…」


100人分の寝床と食材と道具と水がどれほどの量なのかわからない。単純にいまの三倍と考えれば…食材と道具は、多分何とかできると思う。現段階で空間の半分も使ってないのに食材は毎回使い切るどころか、余った食材が次へ次へと加算されて行っている状態だから。


水も、まあ何とかなると思う。水空間は4つあるがいつも一個で何とかなっているから。一つで足りるのに何で4つもあるって?念のためです。


寝床。それがイメージつかないなあ。でも今使っている宿屋を改造してもいいけどそうすると間取りとか戻すの面倒だしなあ。と悩んでいるとニヤニヤとガンツさんが楽しそうに、それはとても楽しそうに笑い出した。


「そうだよなあ、無理だよなあ、きついよなあ。今から全力で拡張しないときついよなあ」


「え?」


「全力で拡張しないと無理だから、マリィは王家に納品するマジックバッグも作れねえよなあ?」


ポカーンとしてから、ガンツさんの意図を把握して思わず私も黒い笑いが込み上げる。


「そうですね、今の三倍ですものね。三倍」


「王命を果たすために必須だから仕方ないな、しばらく納品は無理だと連絡をしておこう」


「おう、そうしろ!」


と、なるとだ。

残り二ヶ月。冒険者販売用のマジックバッグは24個これは在庫であるから……


二ヶ月、思いっきり1つの空間を拡張しまくってどこまで行けるか試してみようかな!そうすれば確実に今の宿より巨大な空間が出来るだろう……。


ココ最近、拡張速度や範囲が増えたけれど販売用のマジックバッグの制作などで多数の空間を広げていたから……久しぶりに大きな空間を作れる。どれくらい大きな空間ができるかなあと夢を馳せていると、マイクさんが紙を見ながらポツリと呟いた。


「これ、『冒険者ギルドには水と上記の荷物の運搬、安全地帯の確保、要保護対象の護衛を命ずる』と書いてありますが、魔物の素材はどうするんですか」


「いい所に気がついたなマイク。いやあ俺たちとしても帰りの荷物を預かってやりたいのは山々だが、マリィの素材空間にはまだ売りに出して無い素材がゴロゴロあるだろう?売りもんと混ぜる訳には行かねえから預かれなくってなあ…」


マイクさんの突っこみではっとなる。

そうか、居住区だけじゃなくって素材空間も必要なのかと思ったら……またガンツさんが黒い笑みを浮かべた。

そう、素材空間には今値崩れしている素材が入りっぱなしの状態になっている。


今の冒険者ギルドはお金に困ってないので、素材がある程度の値段になるまで保存しているのだ。


「ということは……買い取るんですか?」


「ああ。きっちり買い取ってやるよ。迷宮を一ヶ月も封鎖するんだ、冒険者の奴らを養ってやらなきゃならねえからガッツリ巻き上げような、マリィ」


「了解、ボス」



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― 新着の感想 ―
[気になる点] 余りにも有能な空間師だ、て再認識されて王命で抱えあげられない?
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