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ダーツは買取屋として頭角を見せ始めて。
リリエラは冒険者のやる気を上手いこと盛り上げ。
ネロは誰もが嫌がる破棄ポーションの変革を目指す。
うちの弟妹本当にすごいなあと思っているとダーツとトールさんが一緒に食堂に入ってきた。
「お、トールコレ見てみろよ俺達2位だってよ」
「ん?」
ムサシさんに呼ばれるままにトールさんはまっすぐ貼り紙を見て、彼もまたああ。と納得した。
「今のところは先程の買取で暫定一位になりましたよ。と言っても全パーティが狩りに出たので明日集計したらどうなるかわかりませんが」
そういうダーツに夕食を差し出す。
そしてすぐに厨房に戻ってリリエラと共に『銀の華』のメンバーへ夕食を運ぶ。ついでに私とリリエラとネロもダーツと一緒に夕食を摂る。
「あの集計は一週間単位で行うの?」
「一週間以上だと長期滞在が出来ないパーティから不満が出ちゃうから、そうしようと思ってるの」
「とか言いつつ、計算してるの僕だけどね」
「兄ちゃんは計算得意だもんね」
確かに。私なんてあんな額を見ただけで目が回る。思えば遠くへ来たものだ……。
「まあ、それはいいんだけど姉ちゃん素材の倉庫は大丈夫?」
「うん、それは問題なく」
「それもすごい話よねえ。私、さっき初めて買取所に持ち込まれた魔物を見たけどすごく大きくってびっくりしちゃったわ。あんなのを何体も入れられるってすごいわよね」
「今は85体入ってるね。僕もすごいと思うけど四日でこの量だろ?まだ予定の五分の一なのに大丈夫なのかなって怖くなるよ」
「大丈夫大丈夫」
余程大量に狩られて来なければ大丈夫。そう、余程。
これはフラグではない。フラグでは無いのだけれども。
リリエラの機転で全員が覚醒を果たした冒険者達。
さすが上位冒険者達。その実力は流石のものだった。
滞在七日目
一位 銀の華 討伐数49体 総額6320万
二位 ハルティ 討伐数45体 総額5300万
三位 ドラ殺 討伐数44体 総額5600万
四位 アサシンズ 討伐数28体 総額3200万
五位 ツバサ 討伐数23体 総額2450万
素材入れで、早くも二億超えたんですけど。
今の私は雑貨含め三億の女とガクガクしつつ、改めて最終結果をよく見る。
全パーティが追い上げをしたものの、やはり外部組は追い上げきれない形となった。
また最終日は買取個体数が多いので来週から来るパーティの為にも買取価格を値下げせざるを得ない状況になったらしい。
1-180体は適正価格で180-は値下げ価格。
週が変わるとそれがリセットされて、最終的には全パーティが平均価格で抑えられるようにするってダーツが言っていたけれど、正直何言ってるのかよくわからなかった。
でも値下げしても、冒険者たちのやる気は衰えなかった。




