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3

そもそも魔物のサイズが想像以上に大きかった。


2mx2mx1mで普通なのだ。


それが毎日20体ほど持ち込まれる。

ーーーーーーーごふっ(吐血)


「でもなんか、一回の拡張で広がる幅が増えてきたと思います」


「本当ですか?あれですかね、ファイアーボールを使い続けると詠唱が早くなってくる的な…」


「レベルとはまた別の習熟度、ですかね…」


それはそれで嬉しい。が、私今までどんだけ拡張を使ったと思っているのだ。

万なんてとっくに軽く超えている。

数万単位を使って、微妙に効果が良くなる……。思わず遠い目をしてしまうのは仕方がないと思う。


「三週目まで持ちそうですかね?」


「そうですね…三週目は『銀の華』が帰還して4パーティになりますし、念の為にこのまま拡張をしておけば余裕だと思います。最悪、水袋や食材庫が空くのでそちらに入れれば良いかと」


「なるほど、ならマリィは予定通り拡張を最優先でお願いします」


「了解しました」


でも、そうか。もう四日か。

ハルティやアサシンズ、ツバサの人たちとはあと三日でお別れなのか。いや、地上に帰還すればまた逢えるだろうけども。


共にここまでの道のりを一緒に歩いて、来た人達。なんか愛着が湧いたというか、離れ難いなあと物思いにふけったーーーーその時。


「お姉ちゃん大変!ネロが突然吐いたの!」


「何があったの!」


慌ててダッシュしてリリエラと共に厨房に入ると、そこには床に這いつくばって吐いてスッキリしたのか顔色が真っ青なネロが居た。


「大丈夫ネロ、どこか具合が悪いの!?」


そう言って駆け寄ればネロが弱々しく笑った。

私に少し遅れてマイクさんとムサシさんとダーツ、それから『ハルティ』の治癒士ガバウさんを担いだ『ツバサ』の戦士さんも飛び込んできた。


「ね、姉ちゃん……」


「うん、どうしたのネロ」






「ハキポって、吐き気をもよおすポーションの略かな……」





「………」


一同無言になり。

そして気づく。ネロの近くにポーションの空き瓶が転がっていることに。


しばし、考えて考えて。


ネロの頭をパシンと叩いた。



心配した面々は護衛のムサシさん以外全員が持ち場などに戻って行った。




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