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「……とりあえず俺たちはアイズほど、とは言わないが高火力を出せるようになりたいな」


「例えば、この木を破壊できるみたいな、ねー」


「数の暴力で来られるとキツかったな」


「で、どうやって出るか」


「キュルー」


アサシンズのみんなが見回った結果、この大きな球体は隙間なくツタがみっちりしているそうだ。

探検で傷はつけられるものの気の遠くなる作業になるそうだ……最終手段としてはそれも考慮してるそうだけども。


ならば起爆符と思ったけれど、エルダートレント本体同様水分量が多いのでこちらも大して抉れないそうだ。


「……調べた感じ、どこも一定の厚みがあるな……」


「しょうがない…トードー、やらないよりはマシだろう。起爆符で削るのを手伝ってくれ」


そう、エストラさんが言った時だった。

ダンディが足元に居るエストラさんに向かって器用に体を捻って首をのばし……


かぷっと、エストラさんの頭を口の中に入れる形で噛み付いた。


「ダンディ!?エストラさんを食べちゃダメだよ!?」


「何するんだ!?」


「ムク…クエーッ!」


「無事かエストラ!?」


「……さすがにびっくりした」


幸いというか、直ぐに解放してくれたし力を入れて噛まなかったらしくエストラさんは唾液が髪に多少着いた程度ですんだ。

アサシンズのみんなは狭い空間で必死にダンディから距離をとり、ダンディに向かって短剣を向ける。


だが、ダンディは何処吹く風と言わんばかりに「キュルルーキュルルー」と何かを訴えかけていた。


「……まだ、出ちゃダメなの?」


「クエッ!」


「…もしかして、これってダンディがやってるの?」


「……クエェ?」


どうやらダンディは私たちをまだ外に出したくないみたいだ。

だが、これをやったのはダンディでは無いらしい。


不思議と何となく、ダンディの言っていることは感覚で理解ができた。


「……外に何かあるのか?」


咥えられて動揺していたエストラさんも気を取り直したのか仲間の短剣を下げさせてダンディに尋ねる。するとダンディはブンブンと頭を縦に振って、後頭部をツタにぶつけて痛がりだした。


……ちょっとドジなとこがまた可愛い…。


「……そうか、何か此処に留まらないといけない理由があるんだな。だが、俺達もそんなに長い時間待つことは出来ない。大丈夫になったら教えてくれるか?」


「クエッ!」


中にいた私達は知らなかったけれど、その時ツタの外側はカースドラゴンから移った白炎が燃え盛っていたらしい。


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