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「エストラさん!エストラさん!」
どんどん姿を消していく仲間たちに……特に、魔物達の最悪な結末が頭によぎり涙が出そうになるけど、悲しむ間も無いのでエストラさんを懸命に揺さぶる。
…もしかして私の指輪が発動したあの攻撃でダンディ達も…
……ああ、でもきついなあ。せめてエストラさんだけでも……一緒にいて欲しいけど……
死がどんどん迫ってくる。
生存の指輪もないし、私は絶対死ぬ。間違いなく死ぬ。
怖い、怖い、死ぬのが怖い
ーーーートールさんを、皆を置いて逝くのが、とても怖い。
「……『回収』」
でも、大好きなエストラさんも死んで欲しくないから
エストラさんも空間にしまう。
気がつけばそばにいて、驚くこともあるけれどいつも困った時は助けを求める前にさらっと助けてくれるエストラさんも、大好きなんだ。
死にたくないけど……死なせたくもないんだ。
すると今まで彼で軽減されていた風圧を一気にくらい、寒さと風圧で目を開けることも出来なくなる。
……私に戦う力があればなあ…
そうすればトレント相手になにか出来たかもしれないのに。
……死にたくない。
死にたくない!死にたくない!
いつ、地面にぶつかるのか…。
それすらも分からず涙が溢れる。
死にたく、無いんだ!
このままじゃ確実に死ぬだけなので、目を強引に空けてなんとか出来ないかと最後まで抗う!
下は、迫る地面のみ!
ならばと強引に身を捩り、上の方を見るとーーーーー私に向かって、無数のツタが上から追いかけるように伸びてきた。
「……あは…」
なんだ、これは。
下を見れば落下するだけの地面。
上を見れば私を追いかけるツタ。
ーーーーーーもう、ダメじゃないか。
思わずから笑いがこぼれた瞬間、ツタが球体状に私を包み込んだ。
もう終わりだ。このまま締めあげられて、死んでしまう。
そう思った瞬間
ドォォォン!!
ツタの球体に何かが当たり、落下は止まりツタの球体の底に押し付けられへばりついているとグワングワンと球体が激しく揺れた。
『タスケテ!!』
そして黒い何か球体の外から滲み入り込み、私を包んだ。
…不思議とその黒い物はどう見ても呪いだったのにゴースト達と同じような感じがした。




