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シーズン3の第四章-30に見つけた魔石の効果をまるっと入れ忘れていたので追記致しました。長らく気づいておらず申し訳ありません。
木登り中、魔物に遭遇した回数はそこそこある。
休憩~休憩の間で数回は遭遇しているだろう。
最後尾のエストラさん辺りの戦闘は見えないから具体的な数字は出せないけれど多分全体で片手以上は遭遇してると思う。
その敵は共通して『空が飛べる魔物』だった。
そんな魔物を、木に掴まったままナイフを投げて倒すアサシンズ。
彼らのメイン火力であるスカウト三人はとにかく間合いが広いのだ。
これがアイズさんなら…なんか気合で何となくこなしそうだけれど多分アサシンズほど消耗少なく戦うことは難しいんじゃないだろうか。
マジックバッグのおかげで使い捨ての短剣をかなりの数を所持したエストラさんたちは正しく中距離、中型モンスター相手では無類の強さを誇っていた。
「気になるな」
「……ああ。イシ、これに関してなにか情報はあるか?」
休憩中、エストラさんたちが何かを見てそんなことを言い出した。
彼らが見ているのは広大な森……黒い呪いがモヤのようにまとわりついている以外なんらおかしなことは無い。
真似てじっと見ていると目の前に枯葉が降ってきて邪魔なのでそれをどかしてじっと見るもやっぱり何も見えなかった。
『これ』ってなんのことだろう。
「……世界樹の生命力が急激に奪われている……苦しんでいる」
辛そうにイシさんがそういった事で、はっと気づく。
そうか…この『枯葉』か!
そう言われれば登り始めた時はこれほど枯葉が舞い散っては居なかった気がする。
またこちらに降ってきた枯葉を一枚手に取って、イシさんがじっと葉っぱを見て堪らないと言った様子で目を瞑る。
「トレントが、世界樹の生命力を奪い取っているんだ。それも、急速に」
「……あっちで戦闘が起きてる影響、か」
あっちとはおそらくトールさんたちの方だろう。
大丈夫かな。きっと大丈夫だろうと思うけれど少し不安になっていると…フードから這い出てきたダンディがぺちぺちと私の頬を叩いてきた。
びっくりして右肩を見るとダンディはフードに掴まって落ちないようにしながらもコクコクと頷いていた。
『大丈夫!大丈夫!』
そう言っているようで、同調するようにゴーストたちも私の周りに集まってふよふよと揺れて応援をしてくれているようだった。
「…うん。きっと、大丈夫」




