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side???
イヤダ イヤダ
シニタクナイ。
コノママジャ イキラレナイママ シンデシマウ。
身体が燃える
身体が消える
虫と竜が煙になって人間にくっついてから、元々強かったのにさらに強くなった。
ズルイ ズルイ
でも……『身体』にこだわることはないのかもしれないと、自分に似た存在の竜を見て思う。
『身体』が無ければ生きられない
でもこの『身体』は限界だ。
ならば、ならばーー身体を捨てるのも良いかもしれない。
だが、身体を捨ててもこのままじゃ殺される。
イヤダーーーシニタクナイ
その時だった。
自分では無い誰かの
自分と同じ願いが聞こえたのは
『ーーーこんな所じゃ死ねない…!!』
その願いは、私と同じ。
『ワタシモ・シニタクナイ!!』
望みは同じ。そしてソレからはとても強い力を感じる。
『生きないと。何とかして、生きないと。なにか私に出来ることは……』
『……ソウダ、ワタシモイキナイト』
私の身体は、もうダメだ。
でもあの竜と同じように……人間に取り憑けたら。
『……ああ、でもきついなあ。せめてエストラさんだけでも……』
『ーーーオマエモ、キツイノカ?』
私は身体と生命力が無い
『……私に戦う力があればなあ…』
戦う力ならばーーー私が戦おう。だから、だから、だからーー!!!
『…ワタシガ、タタカオウ。タスケル。ダカラーーーータスケテ!!』
衝動のまま、ソレが居る方向へ走り出すがすぐに厄介な壁に阻まれたので……ずる…と身体を捨てる。
「おい、なんだ抜けたぞ!」
「くっそ、変質しやがった!あいつ、ゴーストになりやがったぞ!!」
身体を捨てるとふわりと軽くなり……バサッっと翼を広げて飛び出す。
忌々しいことに炎は私の魔力を食らうようにまだ燃え続けていたが……世界樹に火を擦り付け、自分の炎を小さくしながら全速力でソレの元まで飛ぶ。
たどり着けず死ぬかもしれない。
ワタシも、ソレも。
だがーーーシニタクナイ!
生きるために、アイツらと戦うために。
全速力で、同士の元へと急いだ。




