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目に見えて周囲の呪いが薄まって来てどんどん活動しやすくなってきた。

想像以上にロディの白炎は有効で、さすがのドラゴンも白炎を食らうことが出来ないらしい。

ロディの手から離れてなお呪いを燃やし続けているおかげで数箇所同時に呪いを……やつの魔力を無力化していっている。



ぶん投げて突き刺さった木材を喰らおうと足掻いてるようだが、そこはロディが抜け目なく白炎の燃料として木材を有効活用している。と言ってもトレントの木材で多少はただの木よりも頑丈なはずだが、速攻でもえつきているけども。


「ウガ!ガウっ!」


カースドラゴンも劣勢がわかっているのか、初めは攻撃している俺たちを狙ってきたがだんだん世界樹の方へと行きたがる素振りを見せる。


……世界樹とかトレントを喰って、回復してぇんだろうな。


その辺はメルがガッツリ気を配り抜けられないように必要に応じて結界を張るし、世界樹の方へ気を取られればそれは俺たちの攻撃の好機だ。


「……だいぶちっさくなったなあ」


「……あの体格は魔力で生み出したものだったみたいだな」


途中から俺を真似て丸太の投擲をメインに切り替えたトレビィが丸太片手に次の投擲場所に狙いを定める。


今やカースドラゴンはスィの倍位のサイズまで縮んだ。


流石にそうなってくるとロディや攻撃がまだまだ大振りなレィのとばっちりを受けないように攻撃を仕掛けるのも一苦労だ。


燃えてない場所で、他の奴らが攻撃してなくって、丸太が飛んでこない場所。

余裕がでてきたがその分攻撃の手は多少緩めざるえなかった。


「トレビィ、お前ちょっとエレーヌんとこで休憩しながら丸太をポールと加工してこい。先端に爆弾でも付けりゃ効率上がるんじゃね」


「あー…確かに」


悩んだ末、攻撃する場所を考えるのが面倒になりポールとトレビィを一時的に下がらせる。


こんな状況でも俺の相棒はまだまだお熱であった。


なんか、代わりの武器を……と思うも、俺のマジックバックは今回のことでまっさらとなり最低限の装備とポーションと木材くらいしか入ってない。


「おいポール。なんか武器貸してくれや」


「えぇー!」


「あれに突っ込むのにさすがに素手はよぉ」


「大剣も長剣もないから…これで我慢しろよ、換えは無いからなあ!」


そう言って渡されたのは槍だった。

細い…心もとない…折れそう。そう思うものの、渋々文句を言わずに受け取る。


換えがないならこれを相棒が冷めるまで使わなければいけない。物は悪くないがぶっ刺すくらいしか出来ねえな。これはアシストしか出来なさそうだ。


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