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sideカースドラゴン部隊


「おいおい、やべえ呪いの密度だなあ」


「……呪いにかかった訳じゃないが、密度が濃すぎて動きがやや遅くなるな」


軽く右手を振るうと闇の強化薬のおかげで呪いは弾くものの、水の中に手を突っ込むような抵抗の……もっと軽い感じの物を感じた。


強化薬で上がった身体性能と、濃い呪いでの抵抗。

僅かに身体性能の方が勝っているが……これから行く目的地はさらに濃い呪いが待っているだろう。


泥沼で戦うような感覚を覚悟しなければ行けなさそうだ。


それは良い。事前情報があれば対応可能な範囲内だ。

……だが、コレは事前情報には無かった。


「……いい数だな」


「肩慣らしにはちょーどいいねえ」


「一応聞いておくが、索敵反応は?」


「え、いらないっしょ。見える森全部だよ」


「だよな」


眼前では既に先に出た部隊が戦闘を繰り広げて居る。

その戦闘相手は……森の木々全て。


剣をしまってシュッと数本買ってあった耐久エンチャントが着いた斧を前衛たちに投げ渡す。

もちろんその程度、キャッチミスするような奴らじゃない。

これから俺たちはカースドラゴンを燃やした炎で山火事を起こさないために一定の範囲を開拓しなければならない。当初はトレントと普通の木を切る予定だったが……この分ではここらのトレントを一掃すれば十分なエリアを確保できそうだ。


「予定よりも数が多いが予定通り前衛は木こり、後衛は回収だ。カースドラゴンとの戦闘場所を開拓するぞ」


「全部入るかな?」


「入らなきゃ端っこの方に蹴り飛ばしとけよっ、とう!」


アイズがすぐに近場でエルフの戦士たちが戦っていたトレントに飛び掛り一発でその根元を斧で切りつけ、蹴り倒す。すると、たった一発でトレントは根から切り倒されることとなった。


「おう、無事か」


「かたじけない、助かる」


「時間勝負だからな、手ぇだして悪ぃな」


横槍であったがアイズが笑いながらポーションを彼等に投げ渡すと、特に揉めることなく戦士たちも頭を下げた。

問題が無さそうなのを確認してーーーー俺も、戦闘中のエルフ達……の背後からゆっくりと奇襲をかけようとしているトレントとの距離を一気に詰めてその幹に斧を振るう。


「……さすがに一発は無理か」


「脳筋のアイズと同じことはちょーっと無理かもねぇ、っと!助けはいるかー?」


「助かった!こっちは大丈夫だ!」


だが、俺の後に続いたムサシの攻撃でトレントは切り倒された。

エルフの戦士たちも大丈夫と言うので次の敵を……と思った瞬間、少し先のトレントがバーーーン!!と大きな音を立てて破裂した。


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