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「……意味がわかりませんえ」


「奇遇だな、俺もだ」


「……マリィをいっぺん魔物の群れの中に落としてみてえな」


「……やめてください…」


「どうなってるんだ。レイスたちが産まれたのは確実にカースドラゴンや迷宮の魔力からなのに……」


マジックバッグに魔物事件の結果報告をすると、マキエ姐さんまでもが頭を抱え込んだが、正直私だって現在進行形で抱え込んでいる。


周囲を漂う黒い玉ことゴーストが数体。

それから私に抱かれてドヤ顔を決めているボスドラゴラ。

ボスドラゴラに対抗してか足元でぴょんぴょん飛び跳ねる可愛くデフォルメされたキノコ達。

………さらに小さな男女の可愛いぬいぐるみこと、レイスが二体。


「ますたぁ〜」

「ご主人〜」


レイス二体は言葉を発することが出来て、ニッキィに通訳をしてもらわなくて済んだけれど


何故か魔物たちは一様に私に対して全力で懐き、私の言うことをきちんと聞いた。

何故だ。何故なんだ。理由は分からないがこの子達は私に指示されない限り誰かを攻撃しないと誓ってくれたし、全員が魔封じのアイテムも躊躇なくつけてくれた。


魔物の言うことだし信用しきれないと言うと、レイスたちはロディに白炎を強請って自害を始めた。


「ますたぁに信じて貰えないなら生きている意味は無いです〜」

「自分らご主人第一主義なんで」



これには慌てて二人を止めて、ガッツリ焦げた部分はボスドラゴラがんーぱ!!とやって二人を回復してくれた。

それに何となく……空間の中に居る時は寒気がしたけれど実際にあったこの子達は何故か信頼が出来た。

それは、空間魔法でなんとなく出来るだろうと言う理屈じゃない根拠と同じ感覚だったので……たぶんこの子達は本当に信頼出来る。


とりあえず迷宮で出会う魔物とは知能が段違いで高いと、トールさんも断言していた。


私もトールさんも、マキエ姐さんも全員が首をかしげ念の為にステータスをチェックしてみたけれど当然の事ながらテイマーの才能が芽生えたわけではない。



「……もしかして獣人等が集団で移住申請してきはったんも、マリィの仕業どすか?」


「いや本当に知りませんって」


いや本当に、なんでだろう。

わけも分からないけれど、とりあえず魔物たちのボスはボスドラゴラが務めることになったらしい。


ちなみにこれ以上魔物が増えると困るので、魔法はいくつかの空間に分散して保管をすることにした。




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