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それからも何事もなくマジックバッグを送っていたが。

全てのマジックバッグを送り、転送魔法使いのお兄さんも先に帰り、あと二日の狩りで帰る。となった時に事件は起こった。


ドラゴン殺しと銀の華が狩りに行って、ロベルタが留守番を務めているときだった。


「っ、結界が破られました!!!」


結界魔法師のお兄さんが叫んだ。


「総員戦闘準備!!タックは索敵、リリーは輸送部隊を守れ!!」


一匹の魔物がすごい勢いでこっちに来ていた。その魔物から逃げるように下がるとロベルタの人たちが魔物を迎え撃ち、守られながら後ずさると、スカウトのお兄さんの叫び声がさらに響いた。


「下がるな!後ろにも居るぞ!」


そう聞こえた瞬間、その場に空間扉を開く。そして結界魔法師のお兄さんを空間の中に引きずり込んだ。


「空間内への人間以外の出入りを禁止します。一時避難にどうぞ!」


中からそう叫べば、数体の魔物に囲まれたロベルタのパーティに私たちの護衛をしていた人が混ざる。


防戦一方の戦いがようやく移動できる程度の余裕が出来たようだ。

そして後方に居た魔物も牽制しつつーーーーロベルタのパーティメンバーが空間内に滑り込んできた。


彼等を追うように魔物も扉に突っ込んできたが、中に入れることはなく弾かれてその場に転がった。


ーーーーその際、テントや竈などが大量に破壊された。

せっかくの昼食の支度が。

悔しくって、こちらに攻撃を仕掛けようとする魔物を見ているとタランさんが肩を叩いた。


「ありがとうマリィ。この空間にあいつらは入って来れないね?」


「ええ、今は許可したもののみが出入りできるようにしました。私の視界に入って許可をすれば入ってくることが出来ます」


「そうか。やつが体当たりしてきてるけど強度は平気かい?あと今更だけど中に生物が長時間入っても大丈夫かい?それと、空間の持続時間は…」


「空間破壊するのはそうそう出来ないと思いますし、何となく壊れないと感じます。長時間の滞在も問題ないですし、私が中にいる限り扉は出しっぱになりますがポーションなしでも半日は滞在できるくらいMPは残ってます」


ふむ、と考え込んだタランさんは状況は悪いのにニコニコと笑った。


「じゃあとりあえず、外の魔物が減るかアイズさんやトールさんが帰ってくるの待とうか。マリィちゃんはそこからみんなが戻って来ないか見ててあげて」


「帰還スクロールを使った方がいいんじゃないか?」


「それも手のひとつだけどねえ、戻って僕らがいなかったらドラゴンも銀華も困るだろう?即座に撤退しないとヤバい!って訳でも無いしここは待機がいいと思うよ」


確かに。拠点は壊滅した上に荷物持ちが居なくなっては困るだろう。

それに目の前で魔物がウガウガ言ってるが、空間を壊される危機感は無い。


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