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「一旦ここで休憩をとる。結界魔法を頼む」


「分かりましたー」


今回の統括リーダーのアイズさんがそう言うと、一斉にみんなが近場の安全確保を始めたが。

私はムサシさんに倒れかかって、そのまま座ったムサシさんの膝の上に座らせられた。


「だから無理しないようにって言っただろ?マリィちゃんはこっから先は抱っこだよ」


「行けるかムサシ」


「余裕。索敵はポールとか居るからなんとかなるっしょ」


「俺も探知魔法を使っておこう」


「おう、そっちはマリィは大丈夫か?」


「いや駄目だ。だからここからはうちのムサシに運ばせる」


「そうかそうか、ここまで頑張ったなマリィ。あとちょっとだからこれでも食って頑張れや。そういやマリィ、お前の空間って生き物も入れられるんだよな?」


各部隊の様子を見に来たアイズさんは私の口の中にチョコを突っ込んで来たのでこくこくと頷くとニヤッと笑って去っていった。

そして全員が水を飲んだり、ある程度の休息をとるとアイズさんが全員に指示を飛ばした。


「ここから先は疲労もあって輸送部隊には辛い道のりになるだろう。だが、俺たちはさっさと進まないといけない。だから、非戦闘部隊は大人しくマリィの空間に入れ。マリィは銀の華が責任をもって抱えてってくれ」


「うわっ」


思わず飲んでいた水を吹いた。

ムサシさんにもかかって申し訳ないと思いつつ…即座に輸送部隊の面々が私の前に来たので、とりあえず人が入れる大きな扉を作る。


「中、物がいっぱいでごちゃごちゃしてるけどすみません」


「私たちが足手まといなのは事実だからね。マリィちゃんには悪いけどゆっくり休ませてもらうよ。その分、野営地に着いたら頑張って働くよ」


そう言って、輸送部隊の面々は中に入っていった。

これなら始めからそうすればいいのにと思いもしたが……今の私の空間は色んなものが溢れてて正しくカオスだ。うん、できる限り歩いてもらった方が良いよねえ…。


「よしじゃあ行くぞ」


そこからは、今までが輸送部隊にかなり配慮していたんだなと言うのがわかる移動だった。


速いのだ。私の全力疾走より余裕で。すごい速さで移動するも遅れる者は居なく。


魔物は一発で切り捨てられて、後ろを走る人が一瞬でマジックバッグにしまって遅れずに走る。


うわあ、やべえなーと思いつつ途中トールさんや治癒魔法士のダーンさんに抱っこを代わってもらいつつあっという間に地下12階に到達した。



「今日はここで野営をする。マリィ、出してやってくれ」


「はい」


言われるままに扉を開くと先程は疲労困憊だった輸送部隊のメンバーが元気満々で出てきた。



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