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「でけえ空間魔法使いがいると助かるぜ!よろしくなマリィ!」


そう言って笑ったのは巨体の鎧の人。

うちのギルド唯一のAランクパーティ『ドラゴン殺し』のリーダー、戦士のアイズさん。


「君の身の安全はなるべく守るから、不安がらなくていいよ」


そう言ってくれた細身の人はBランクパーティ『ロベルタ』のリーダー、魔法使いのタランさん。


あとはいつもお世話になってるBランクパーティ『銀の華』のトールさん。


それから転送魔法使い、結界魔法使い、空間魔法使い三人で結成された輸送パーティ。私もここに所属することになる。


現地まで冒険者パーティによって二日間ほど護送され


現地では結界魔法使いの人が安全地帯を作る。


そして集まった素材を二日に一度、三人の空間魔法使いがスクロールで帰還してギルドに運ぶ。


8日目からは国から借り受けた四つのマジックバッグを転送魔法使いが送り、転送魔法使いが最後のマジックバッグと共に帰り、最後の20日目に冒険者パーティと結界師と私が帰る予定だ。


肝心の食材などを持つという立場なので私は一番最後になる。


空間魔法使いの三人が先に帰るのは、彼らは商隊から借り受けてる身なので長期間は借りられなかったのだ。


彼らは子供を残して帰る作戦を嫌がってくれた真っ当で優しい人達だ。

ごめんと言って沢山のお菓子を頂いてほくほくなのは内緒だ。



午前中は各部隊の荷物を詰めて

午後は川に飛び込んだり(飲水確保)

必要な物を買い集めたりした。

そしてあっという間に作戦決行日。

輸送部隊は、前後左右を戦闘部隊に囲まれての安心、安全な移動だった。


戦闘部隊はどこもみんな強くって。

今まで3階までしか送ってもらったことがなかったけれどトールさんの実力もムサシさんの実力も凄かった。


でも流石Aランクのアイズさんは、それよりもうんと強かった。


買取で数回見たことがある私の背丈より大きなオーク。

それをアイズさんは一発で仕留めていた。さすがとしか言えない強さだ。


「おうマリィ、これ入れといてくれ。今夜解体してみんなで食おうぜ」


「了解です!」


「マリィ、大丈夫か?足は疲れてないか?」


「まだ行けます!」



ふんふんと気合いを入れて歩く私はまあ当然だけど一番軽装だ。短剣しか持ってないのは体力事情も考慮してだ。


だけども悔しいかな流石に本職の方々には全然付いていけずに。7階に到着する頃には足がガクガクになっていた。


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