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迷宮宿屋~空間魔法駆使して迷宮奥地で宿屋を開きます~  作者: 海華
第二部アイアン鉱山都市編~第一章あれからとこれから~
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活動報告に短いですが10000ブックマーク記念SSを掲載しました。

「効果切れそうですか?」


「まだ結構持つけどねえ。おっと、熱いから素手で持っちゃダメだよ。使ってる数が多いから1個でも買えたら買った方がいいかなって」


残効果表示を見ようとして手を伸ばして、慌てて引っ込める。でもそうか。

陽光ランタンの安定供給も必須な条件だなあ。

と、思っているとボロボロのアイズさんとトレビィさんとロディが戻ってきた。


「マリィちゃん、俺達もお茶を貰ってもいいかな?」


「どうぞどうぞ」


『おお、暖かいな。それ、俺も触っていいか?』


「壊すなよ」


『懐かしいな』



アイズさんとトレビィさんにお茶を渡してエストラさんはロディに陽光ランタンを渡した。かなり熱いはずなのにロディはケロッと両手で抱えてむしろ温かいと喜んでいた。さすが迷宮地下に住んでいただけあって熱への耐性がとても高い。


「というかアイズ、お前リオを鍛えてる場合じゃないだろ。自分の剣に振り回されてどうすんだ」


「だってよぉ、腕一本無いから剣を振り回すとバランスを崩すんだよ」


「お前の剣はお前の馬鹿力に耐えられるようにしてあるから重いんだろうが」


「そうよ。前の武器もその予備装備も特注品でしょ。でもバランス取れないとなると頑丈さと軽さが必要でしょ……そんな武器、無理じゃない?」


「確かに」


そうか、アイズさんは手こずっているのか。腕と目を失ってタダで済むわけ無い。そんなこと当たり前だけど、アイズさんならひょうひょうと問題を解決すると思っていた。


『どうした?なにか問題でもあったのか?』


場の空気を感じ取ったのかロディさんが尋ねてくる。

余談だが、翻訳ポーション節約のために今は改良したポーションと従来のポーションを基本的にロディさんにのみ飲ませている。改良型の効果は前のポーションが相手の思考が読めるものだったがその逆。周囲に心を読まれるポーションだ。普通にプライバシー皆無な恐ろしいポーションだがロディさんは『俺は読まれて困ることなどない!』と言い切って普通に飲んでいる。そしてその結果ロディさんが良い人だと周りも信用出来て護衛団の人とも商団の人ともいい関係が築けている。


とはいえ知られたくないことも出てくるだろうから、ロディさんには公用語の教育も受けてもらっているけれども。


というわけで今は周りに心を読まれるポーション(対複数)と相手の心を読むポーション(対個人)を飲んでロディは生活をしている。と言ってもどちらも読み取れるのは相手が喋ろうとしている表層だけだそうだけども。


「アイズに軽くて物凄く頑丈な武器が必要だなって話してたんだ」


トレビィさんが説明をするとロディは首を傾げた。


ごついのに、でっかいのに、黒いのになんだか無性にその仕草が可愛く見えて笑いが込み上げる。



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