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100人空間はだいぶ仕上がってきている。

水場はまるで噴水のように広い円状のエリアで、水の吹き出し口は4つある。4つあるが、水の空間は一つだ!


上手いこと空間の出口とパイプ状の収納を繋げた自慢の逸品である。

その横には飲める水を使った水飲み場兼、調理用の設備。


こちらも困ったけれど鍋を置くかまどを数個設置した。


それから広場や、洗濯物を干すスペース。


そしてメインの館。


中央の出入口の前に買取所と雑貨屋のスペースを取り、その奥がトイレシャワールームと団欒スペース……今回の件が終わったら酒場兼食堂予定のスペースだ。


入口の両サイドの道を行くと共に寝室が。道の突き当たりは2階への道となっていてそちらも寝室がある。

1階が全16部屋。2階が24部屋で全部で40部屋。でも各部屋そこそこ広くて数人泊まれる部屋だ。


個室にしてくれって言われてないしこんなんで良いだろう!第一冒険者向けは個室よりも数人部屋の方が需要がある。

パーティで相談をする時、個室だと数人が密談するには狭すぎるそうだ。



とまあ、一応基本的なものは出来たのだけれど。


参考はドロワ様に見せていただいた宿舎なのだけれども。さすがに王城にあった派手ではないが、それなりに豪勢な建物に比べたら……白と黒のモノクロの館は、地味である。飾りっけもないし。

うーん、祭りの時とかに出される提灯でも飾るか…またはステンドグラスを買ってくるとか……。


色々と考えてみるものの、そういうデザインセンスはからっしきなためこの館をハイセンスな館にする改善案はさっぱり思いつかなかった。


「姉ちゃんごはーん。うわ、すげえ、姉ちゃん入ってもいい?」


宿屋を仕上げつつ唸っていると、入口からレオが声をかけてきた。


にっこり笑ってすぐに許可を出すとレオは駆け足で中に入ってきた。


「うわすげー、孤児院より大きい!ギルドの宿舎よりも大きいんじゃないか?」


「……宿舎?」


「あれ、姉ちゃん知らない?ギルドめっちゃ儲かってるから独身の希望者には寮を貸し出してるんだよ。職員優先であとは家のない駆け出し冒険者にも。俺とリオと、ダーツ兄ちゃんも入居してるよ」


…知らなかった。そういえば16歳になっていたダーツはともかくとしてここでは最年少のレオとリオまで院を出ていたなんて。


「レオとリオも院を出たの?」


「うん。錬金術とか結界術とかチビたちがいたら危ないから」


下の子達のことを考えてて偉い偉いと頭を撫でると、もう子供じゃないと嫌がりだしてふふっと笑う。あ、そういえば。


「そういえばレオ、ダディオさんと会話出来るポーションどうしたの?」


「ああ、あれね!『動物と心を通わす魔法薬』っていう胡散臭い本に載ってたんだ。必要素材がえぐい割に術の取得レベルが低くてさあ、作ってみたんだけど相手の心が分かるポーションだったんだ」


心が、分かる…?

ちょっと待って、私あの時何を考えた…!


「と言っても、効力が弱いみたいで相手が伝えたい事しかわかんないんだけどね。喋る言葉って伝えたいって言う意志と共に一度頭の中で考えてるからどうも読めるみたい」


それはセーフなのか?セーフなんだろうか…。

とりあえず次回のポーションの実験には絶対に混ざろうと決意した。





*100人宿屋の間取り参考です。

素人が必死に考えたものですので住宅建築法など存在しておりません。ファンタジーとしてお願いします。

もうちょい個室の横幅は広い筈なんですが、設計士の腕が未熟で無駄に縦長になってしまった…


挿絵(By みてみん)


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