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さようなら、もう私若くないから。

今朝起きて顔を洗う時 皺が増えてると気づいた

君に綺麗と言ってほしくて メイクで埋めた

君と同じくらいの男の子が連れてるあの子は

きっと私より一回りくらい違うだろう


互いに知らないアーティスト

教え合ってそれはそれで楽しかったな

けれどきっと結ばれるよりも

年に数度会うくらいで私は幸せだよ


きっと私は君よりも先に死んでしまうだろうからさ

「あなたは寂しくないね」なんて笑うの見てられないや

それは私に覚悟がないだけなのか

君はいつも私を甘えさせるの

濃くなっていくメイクのその下で隠しきれない傷が入る

そのたびに言いたくなる

さようなら もう私若くないから


最近体調がパッとしないんだ できるだけ笑っていようとしてるけど

君が歩幅合わせてくれるの感じてる 苦笑いを返した

君と同じくらいの男の子が海に行こうねって話してたよ

羨ましいなって思うけど真似するより離れたくなった


私の飲んだ半分くらいのお酒で

顔を真っ赤にして酔っぱらう君が好き

可愛い君の全てをアルバムにしてから

別れられたらそれはそれで幸せかな


きっと私は君よりも先に死んでしまうだろからさ

「あなたは寂しくないね」なんて笑うの見てられないや

そんな心配いらないよと笑われるだろうけど

甘えかなんなのかもう分かんなくなるよ

濃くなっていくメイクのその下で隠しきれない傷が入る

そのたびに言いたくなる 

さようなら もう私若くないから


それはやっぱり君を試そうとしているの

こんな私は愛される資格はないんだろな


きっと私は君よりも先に死んでしまうだろうからさ

「あなたは寂しくないね」なんて笑うの見てられないや

きっと私に覚悟がないだけだろうけど

ごめんここでもう楽にさせてよ

濃くなっていくメイクのその下で隠しきれない傷が入る

そのたびに言いたくなる

さようなら もう私若くないから

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