60/129
いつか
あれから十年が過ぎて 疲れて大人になったなあ
君を好きだったことさえ 曖昧になっちゃったんだ
冒険に出てみたいけど
今じゃ木登りの仕方さえ 忘れちゃったなあ
明日には死んでるかもというくらい走り続けていた
あの日の僕が笑っているけどさ
その走った先に今の僕はいるんだよ
いつかそう 跡形もなく 消え去るんだよ
あれから色んなもの捨てて 何とか金稼いでるけれど
最近何を食べても 美味しく感じないんだ
思い切って休みを取っても
なんだか休むという業務を しているみたいなんだ
今日と同じ日はないんだと言って走り続けていた
あの日の僕が憐れんでいるけどさ
その走った先に僕はいるんだよ
いつかそう 地球も なくなるからさ
血を吐いて走っても 新聞にも載らないんだ
何にもなれなかった僕は 化石にもなれないだろう
そうさ永遠なんてどこにもないんだぜ
だけど知ってしまったら もうそこで終わりなのか
あの日の僕だけが涙を流していた
明日には死んでるかもというくらい走り続けたって
あの日の僕が笑っているけどさ
その走った先に君はもういないけど けど
今日と同じ日はないんだと言って走り続けたって
あの日の僕が憐れんでいるけどさ
その走った先に君はもういないけど
いつかそう 跡形もなく 消え去るけど
いつかそう 地球も なくなるけど




