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言うんだ
現在地のわかんない地図を眺めて
どう、行けそう?なんて聞かれたら
あと10分くらいしたら
見晴らしのいいあの丘に行けるよ
なんて
言うんだ どうしても君の前では
強がるんだ そうして嘘を重ねて
行くんだ そしていつかふたりを
壊すんだ ぼくはどうしてこんなにも
弱いんだ
出来もしないようなことをつぶやいては
かがやく君の瞳におぼれてる
あと3年くらいしたら
きっと大きなあの夢をつかめるよ
なんて
言うんだ いつだって君の前では
強がるんだ そうして嘘にまみれて
行くんだ やがて呆れられ独りに
なるんだ ぼくはどうしてこんなにも
バカなんだ
言うんだ 歪んだ
言うんだ 歪んだ
ありもしない 最高の予想と
ありえすぎる 最低の予想
努力嫌いの僕の言葉の中にいる偽りを
君はいつまで愛してくれるだろうか
ただ
恐いんだ 今すぐに本当のぼくを
伝えたいんだけれどそしたらきっと君は
言うんだ あなたにはがっかりだって
そうなんだ 受け入れてなんてくれないから
言うんだ いつだって君の前では
強がるんだ そうして嘘にまみれて
行くんだ やがて呆れられ独りに
なるんだ ぼくはいつもいつもそれを
くりかえすんだ
言うんだ 歪んだ
言うんだ 歪んだ




