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君の翼になりたい
いつも見上げてた背中が
やけに小さく見えて
そっと手を伸ばした肩
頼りなく震えてた
もしかしたら泣いてるの
彼女にフられたんだって
それは聞きたくなかったな
またぶり返すから
無神経なプレゼントの相談
しぶしぶ受けていた
けれど君といれると
浮かれていたんだ
愚痴を聞くなら得意だよ
ホントは君の声が聞きたい
なんて言えないや
君の翼になりたい
この想い叶わないなら
愛しい背中を向けて
遠くに飛び立ってよ
君の翼になりたい
きっと本当の意味は
気づいたりするわけないけど
その方が都合がいいや
それは君が悪いねなんて
お姉さんぶってさ
彼女を責めた方が君は
傷つく質だから
ようやく踏ん切りついて
やけにスッキリした顔して
手が届かなくなっていく
胸が張り裂けそう
かわいいカクテル飲み干して
この想いはウイスキーに浮かべて
喉を焼いてそのまま
眠ってしまいたいな
もう立てそうにないから
誰かに支えてほしいななんて
君がいいんだけど
君の翼になりたい
この想い叶わないなら
愛しい背中を向けて
遠くに飛び立ってよ
君の翼になりたい
きっと本当の意味は
気づいたりするわけないから
その方が都合がいいや




