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賢者 新橋優香

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私の名前は『新橋優香(シンバシユウカ)

元地球人で、今は勇者一行の一員で賢者として行動している。


この世界での生活は、ほとんど満足している。

日本に住んでいた時には考えられなかった、豪華な食事だって注文さえすれば用意してくれる。

大変だった家事だってしなくても良くなった。でもその代わり、私は大切なものを失ってしまった。



『ジン君』こと『神谷陣也(シンタニジンヤ)』を……。

彼は、私の近所に住んでいる――――――要するに、幼馴染だ。小さい時は、たくさん遊んでくれたし、勉強だってお互いの家に行ってやったりもした。


……でもそんな幸せな日は、長くは続かなかった。


高校に入ってから、何故か私を相手にしてくれなくなった。でも、多分それは私が思い出せないだけだ。なぜなら、私には一部思い出せない記憶がある……と思うからだ。

だが、それははっきりとした物ではなく、ただの感覚だ。


でも高校のある時期から、ジン君が死んだように行動を起こさなくなったから、何かあったのは間違いないと思う。

そして、この世界に来てジン君を見かけなくなってしまった。それが私の唯一の不満事だ。

だから、勇者の『大道寺光輝(ダイドウジコウキ)』にお願いして(ほとんど強制的に近かった)私を勇者パーティーの一員として、連れて行ってもらう事にした。


『光輝』は私を入れるかで一瞬、悩んでいたようだけど、意外とすんなり認めてくれた。

恐らくだがスキル『鑑定』を使って、私のステータスを除いたんだろう。もちろん、私のステータスを見せるだけで、連れて行ってくれるのならとても安い。

……でも、女子の秘密を覗き見るような奴が『勇者』となったのは、正直納得できない。


そして、その日の夕食に時間に『レンジ君』にも事情を説明した。

どうやら『レンジ君』も心配していたようで、結局『レンジ君』も一緒に協力してくれるそうだ。

だから、私たちはたった2人で『ジン君』の情報収集をすることになった。




自分の気持ちには気が付いていたけど、ここまで重症なんて思わなかったな……。

……早く会いたいよ、ジン君。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ユウカ・シンバシ(17)

LV1 種族 人間

職業 賢者

HP  250/250

MP  400/400

STR  20

DEF  50

VIT 180

INT 200

AGI  30

LUK 100

スキル 異世界言語LV- 鑑定LV1 回復魔法LV1

固有スキル 基本属性魔法LV1

称号 勇者 女神の加護 異世界人 最上級職業者 固有スキル保持者 聖女

   心優しき者 賢者の心得 強運の持ち主

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

やっと、今作での一人目のヒロイン出現ですね。


次回で、勇者編は最後になります。

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