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迷宮主

残念ながら、無双の部分まではいきませんでした。


作者の都合上、今回のように少ない字数でたくさん登校することになるかもしれません。

大体、一話『1000文字』位になっています。

「恐らくここが、この奈落の最終地点だろうな」

俺が王城からこの奈落に来てから遂に、100階分下の階層にやって来た。


と言うのも、大体『迷宮(ダンジョン)』は100階で構成されている。と言う情報を俺のスキル『神の絶対知識ユグドラシル・アーカイブ』で得た。

更に、この奈落は下の階層に降りるほど一つの階層が狭くなっていき、最後の階層地点は、ほとんどボス部屋のみとなっている。



―――――何処かのデス・ゲームに似ている気がするが関係ない……と思う。


兎に角、俺の今目の前にあるのは、如何にもボス部屋と言わんばかりの大きな扉だった。

しかも、今までの10階層ごとに戦っていた『階層主(フロアボス)』よりもその扉は大きい。

この事から、ここが奈落の最終地点と言う事は直ぐにわかる。


「そろそろ、人肌が恋しくなってきたしな。早くここを攻略しよう」

実際、ジンヤが王城から姿を消して1ヶ月が経っていた。

幾ら、ステータスが人外になろうとも、心は人のままで前と何も変わらない。


なので、1ヶ月も人と会わないのはジンヤとしても限界に近かった。


「俺のステータスを以ってしても、倒せない奴が居るとは思わないけれど一応、ラストだから準備をしていこうかな」




―――――準備は出来た。シュミレーションも終わった。

「……開けるぞ」

俺はゆっくり扉を開いた。


暗闇のボス部屋に明かりがともる。否、それは火の球だった。

「流石に暑いな。今までも、こんなボス部屋はあったが、ここまで暑い部屋は初めてだ」


『ココカラ、タチサレ』

「っ!?……遂にお出ましか?」

不意に、部屋全体に響き渡る声が聞こえた。だが、その声は片言で、脳に直接語り掛けてくるかのようだった。


そして、警告を無視したので俺を排除するかのように最後のボスが現れた。

「これが、この奈落の『迷宮主(ダンジョンマスター)』か…」

そこに現れたのは、この奈落のボスに相応しくない物だった。


現れたのは―――――





―――――天使だった。

次回は、主人公と迷宮主との激しいバトルになります。

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