18-18 無意識の恐れでした
快進撃という言葉が正に相応しい、三日目の[試練の塔]攻略。ログアウトの時刻が迫っていた為、クラン【十人十色】の面々はクラン拠点の城に帰還していた。
「≪ヘイロー≫や≪フェザー≫だけでなく、全員が≪エンブレム≫までゲットか」
「成果としては上々だなぁ」
今日までの攻略で、全員が一つの塔の三百階層まで到達。スピード・アタック・ボーナスも全員が入手出来ており、素晴らしい戦果を挙げられたと言えるだろう。
更に言うと、いくつかのパーティは三百九十階層まで到達する事に成功していた。その他の面々も、三百五十階層までは到達済みとなっている。
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【北側】
ヒイロ・レン・ジン・ヒメノ・リリィ・・・三百九十階層
ハヤテ・アイネ・センヤ・ヒビキ・タスク・・・三百八十階層
ネオン・ナタク・イカヅチ・イナズマ・ハヅキ・・・三百七十階層
ミモリ・カノン・ユージン・ケリィ・クベラ・・・三百九十階層
【南側】
ケイン・イリス・ゼクス・チナリ・マール・・・三百九十階層
ダイス・ヴィヴィアン・バヴェル・シオン・サスケ・・・三百九十階層
フレイヤ・ゲイル・レオン・コヨミ・ネコヒメ・・・三百八十階層
ヒューゴ・ゼクト・ラミィ・ココロ・イズナ・・・三百七十階層
【西側】
ジェミー・メイリア・ディーゴ・ビィト・クラウド・・・三百九十階層
レーナ・ミリア・ルナ・シャイン・トーマ・・・三百九十階層
【忍者ふぁんくらぶ】五名・・・三百六十階層
【忍者ふぁんくらぶ】五名・・・三百七十階層
【東側】
アヤメ・コタロウ・ジライヤ・ハンゾウ・ハナビ・・・三百九十階層
【忍者ふぁんくらぶ】五名・・・三百七十階層
【忍者ふぁんくらぶ】五名・・・三百六十階層
【忍者ふぁんくらぶ】五名・・・三百六十階層
【忍者ふぁんくらぶ】五名・・・三百六十階層
【忍者ふぁんくらぶ】五名・・・三百五十階層
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やはりパーティバランスを重視しての編成だったお陰か、三百階層以降も順調に攻略を進められていた。戦闘不能者はPAC含めてゼロ人で、蘇生系のアイテムも最小限の消費で済んでいる。≪ポーション≫等のアイテムの消費が少し多めだが、幸いな事に素材アイテムのドロップもそれなりにある。調合職のメンバーが既に≪ポーション≫の補充に向けて動き出しているので、応援NPC達の力も借りればすぐに取り戻せるだろう。
「これだけの成果を得られたのは、きっと日頃の積み重ねのお陰だろうね」
ケインがそう告げると、ヒイロも穏やかな表情で頷いてみせる。
「俺もそう思います。十分なレベリングと洗練された装備に、頼れるPAC達……そして消費アイテムの充実、満足のいく料理バフ。何よりそれぞれの連携がしっかり機能していたからこそでしょう」
「うんうん、チームワークの勝利だね」
「はい、皆様の仰る通りかと」
ジェミーやアヤメも異論は無いとばかりに、満足そうな表情である。
今夜でクラン全体での攻略は、一旦切り上げ。明日以降は、各々の裁量で攻略を進める方針だ。そうなると、やはりやりたい事や手に入れたい物がそれぞれ出て来る。
「折角だから、四箇所全部をコンプリートして≪ヘイロー≫をアップグレードしたいなぁ」
「それなら≪フェザー≫も強化しておきたくない?」
「俺はこの先……四百階層に何があるのか、そっちが気になるな」
「何階層まであるのか、確かめてみたいよね」
「私としては、四神スキルのドロップを優先したい所ですね」
「確かに。この機会を逃すと、次はいつチャンスがあるのか解りませんからね」
「あとはマッチングポイント稼ぎだな……流石に≪オリハルコンチケット≫は無いけど、≪プラチナチケット≫はかなり欲しい」
「課金しても、≪プラチナチケット≫は手に入らないもんなぁ」
既に入手済みの≪天使シリーズ≫を、更に強化したいと考える者。より上の階層を目指して、攻略を進めたい者。四神戦を周回プレイし、四神スキルドロップを目指したい者。マッチングポイントを稼いで、目当ての報酬を手に入れたい者。
各々が違う考えを持つのは、至極当然だ。重要なのは、そこからである。
「明日以降、俺は青龍周回の為に東の[試練の塔]を攻略したいんだが……一緒に来たいってメンバーは居るか?」
そう告げたのは、ダイスだ。その横には、シオンが涼しい顔で控えている。どうやら二人の間で、事前に話を付けていた様だ。
ダイスの≪中華衣装≫の刺繍は龍をモチーフにしており、得物も≪青龍偃月刀≫。そこで四神の一角である青龍を倒して、四神スキルドロップを目指したいらしい。
「ふむ、そういう事なら俺は北に向かうメンバーを募りたいな」
「あ、私も北側に行きたいですね」
「僕は残り三つの塔で、まずは≪フェザー≫まで最大強化したいです」
次々と出て来る、明日以降の攻略の希望方針。このままそれが広まるか……と思われた時、ヒイロが二度手を叩いた。
「はい、一旦ストップ」
その良く通る声は全員の耳に届いたらしく、一瞬で場が静まり返る。
皆が静かになったのを確認して、ヒイロは大広間の四方にある扉を指差した。
「何か文字が書けるモノを四つ用意して、それを広間の扉の脇に置くのはどうかな? そこに希望する攻略方針も書いておいて、希望者はその部分に名前を書く。それなら誰がどこに向かうのかも把握できるし、連絡を取って合流する事も出来ると思う」
全員が一斉に意見を言い合えば、どうしても騒がしくなってしまう。それならば、目で見て判断出来る様にすれば良い。所謂、見える化である。
すると、ユージンが良い笑顔でシステム・ウィンドウを操作し始めた。
「こんな事もあろうかと、用意していた物があるよ」
そう言ってユージンが収納から取り出したのは、掲示板の様なアイテムだった。勿論ネット上のそれではなく、学校や会社で良く見る方の掲示板である。
更にユージンはクランメンバー全員分の名前が書かれた紙と、ピンをテーブルの上に置いた。
「掲示板は今後、メッセージボードとしても使えると思ってね。これなら使い回しが出来るだろう?」
相も変わらず、用意周到な男である。
「ひとまず、このやり方で明日からの攻略に生かしてみるのはどうかな」
ケインがそう問い掛ければ、反対意見は出なかった。そこからそれぞれの扉の脇に掲示板が設置され、そこに数枚の紙が貼られる。
『上の階層を目指す』
『限定アイテムの強化』
『四神スキルを手に入れる』
『マッチングポイント稼ぎ』
そうして各々が自分の名前が記された紙を渡されれば、自分の希望する攻略方針の所へとそれを貼り付けるべく歩き出した。
……
中々に大きく作られていた掲示板だったが、みるみる内にその余白が埋められていった。そんな光景を見ていたジンは、隣に立つヒメノに声を掛ける。
「姫はどうしたい?」
ジンのその問い掛けに、ヒメノは自分の希望を口にしようとして……それをやめた。代わりに彼女の形の良い唇から紡ぎ出されたのは、ジンの予想外の言葉だった。
「ジンくん……あの、私がやりたい事を優先しようとしていますか?」
そう言われて、ジンは「そんな事は無いよ」と言おうとして……しかし、言えなかった。ヒメノと一緒に行く、その事しかジンは考えていなかった。自分の希望が、頭に無かったのだ。
「ジンくんは……何がやりたいですか?」
自分のやりたい事。そう言われて、ふとジンはこれまでの事を振り返る。
――最後に、自分のやりたい事を考えたのって……いつだったっけ。
思えばここの所、ゲームでも現実でも「自分のやりたい事」について考えなくなっていた様に思える。いや……考えない様にしていたのかもしれない。
仮想現実でならば、また自分は走れる。そして仲間達と一緒ならば、どこまでも行ける。そんな実感がジンの心の傷を癒し、そしてヒメノの存在が彼に陸上とはまた違った生き甲斐を与えた。
しかしジンの心には今も、小さな棘が刺さっている……将来の夢や目標が、未だ見付からないのだ。もう、陸上でオリンピックを目指す事は出来ない。自分の青春を捧げてでも叶えたかった夢は、あの事故の時に潰えたのだ。
そこまで考えて、ジンは気付いた。将来の夢が見付からないと思っていたが、実際はそうではない。そもそも見付けようと思うのならば、積極的に行動するのがジンという少年だ。
彼は無意識の内に、考えないようにしていたのだ。その理由はやはり、あの事故が原因である。
――そうか……多分僕は、恐いんだ……。
脳裏に蘇る、事故に遭った時の記憶。命は失わずに済んだものの、右足は酷い有様だった。その光景と激痛は、どれだけ時間が経っても忘れる事は出来ない。
叶えたい夢、目指すべき目標。一度それを失ってしまったからこそ、「自分のやりたい事」を考える事が恐い。何かが起きて、またそれを失ってしまうのではないか? そんな恐怖心が、そうさせてしまっていた。
そんなジンの様子を見て、ヒメノはそっと彼の頬に手を伸ばした。
「ジンくん、本当はもっと思いっきり走りたいですよね?」
その優しい声色と、頬に触れた掌の温もり。そして、ジンを見上げて微笑むヒメノの表情。
「私の事を優先してくれるのは、勿論嬉しいです。それに、一緒に居られる事も。でもそれでジンくんが本当にやりたい事ができないのは……違うなって思っちゃって」
ジンが口を噤んでいるのは、別行動をして全力で走りに行くのを躊躇っているからだと思ったらしい。それはそれで、確かに躊躇してしまう所である。
そうじゃないと言おうかと思ったが、本当の所を口にするのも憚られた。今は、ヒメノだけではなく他のメンバーも居る。
【忍者ふぁんくらぶ】の一部を除く面々と、ケリィやネコヒメ……彼等はまだ、ジンの足の事について知らない。勿論、ヒメノの目の事も。いずれ打ち明ける日が来るのかもしれない……しかし、それは今ではないだろう。
そんなジンの葛藤を知ってか知らずか、ヒメノは笑みを深めた。
「なので、明日は別行動。その次は、一緒に攻略。これでどうですか?」
彼女はいつもの様にふにゃりと微笑んで、そんな提案を口にする。一緒に居る事も大切だが、ジンがやりたい事を我慢しないで欲しい。そんなヒメノの思い遣りと深い愛情は、確かめなくてもしっかりとジンに伝わっている。
そんな彼女の事が、愛しくて仕方がない。だからジンは抱き締めたいのを我慢して、彼女の頭に手を置き優しく撫でた。そんな彼の行動に、ヒメノは嬉しそうに目を細めている。
喪失感は埋まらず、恐怖は未だ心の中に巣食っている。しかし、それだけではない。あの事故があったからこそ、出会えたものがここにある。
そして、自覚してしまえば何て事はない。意識してしまえば、立ち塞がる困難を前に足踏みをするジンではないのだ。
気が付けば、仲間達が二人を見ていた。微笑ましいものを見る様な視線の者もいれば、気遣う様な視線の者もいる。どうやら、他の面々は殆どが明日の行動予定を確定させていたらしい。
「……何かあったら、連絡してね。全力で飛んでいくから」
普通ならば比喩と思うだろ? この忍者、本当に飛んで来るんだぜ。既に、前例もある。
「はい! ジンくんもですよ?」
ヒメノの場合、【縮地】を四回駆使してでもワープ移動して来そうだ。
そうしてヒメノは、東側の[試練の塔]の掲示板へと向かう。彼女が目指したいのは、『限定アイテムの強化』らしい。東側にした理由は、途中まで攻略を進めているのが大きな理由だろう。
逆にジンは、西側の[試練の塔]の掲示板へ。自分の名前が記された紙を貼り付けたのは、『上の階層を目指す』である。西側を選んだのは、ジンのスピードに匹敵する可能性がある敵……それが、白虎くらいだからだ。
「お、ヒメのんも≪エンブレム≫強化?」
「うん、折角だから両目にって思って」
東側の限定アイテム強化組には、レン・アイネ・センヤ・ネオンが居た。
「そういえば、五人だけで組んだ事って無かった気がするね」
「あ、確かにそうかも」
「折角だし、たまにはこの五人で組んでみない? バランスは悪くないし」
PACの戦力も考慮するならば、この五人でのパーティは大いにアリだろう。
そんな話題が出た事で、彼女達は自分のパートナーに相談。フルメンバーでの攻略ならば、妙な輩に絡まれる不安も無いだろう……という考えもあり、明日は別行動にする事となった。
「そしたら……俺はあっちかな」
「どうせなら、ワンチャン四神スキルが欲しいッスね~」
ヒイロとナタクは西側、ハヤテは東側、ヒビキは北側で『四神スキルを手に入れる』。ヒイロとナタクは【縮地】、ハヤテは【延長】、ヒビキは【硬化】を狙っているらしい。
シオンはダイスと共に東側の[試練の塔]で、ダイスが求めている四神スキル取得を目指すそうだ。イカヅチは、イナズマ・ハヅキと共に南側で限定アイテムの強化。ミモリとカノンは、明日は攻略を一度中断するらしい。
「俺とナタクはパーティを組もうと思うけど、ジンはどうする?」
同じ西側を選択したヒイロにそう問い掛けられて、ジンは少し思案する。今日まではずっと、仲間達とパーティを組んでの攻略だった。しかし今回のイベントにおける重要な要素は、もう一つあるのだ。
「うーん、ここまでパーティマッチングだったし……折角のイベントだから、明日はソロでやってみようかな?」
マッチングシステム。それもまた、第五回イベントにおけるもう一つの醍醐味である。
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始まりの町[バース]の西側に配置された、[試練の塔]の入口となる≪転移門≫。その周辺に居るのは、イベントに打ち込むプレイヤー達の姿だ。日付が変わる寸前でも、その数は減らない。
そこに、数名のプレイヤーが姿を見せた。その頭上には≪エンジェルヘイロー≫が浮かんでいるが、それはジン達の物よりも更に強化されている。
「今回のイベント、レベリングにもってこいじゃね?」
「恐らく年末年始を境に増えた、新規参入組を意識しているのだろうね」
「まぁ、私達も似た様なものだよね」
「北と東、南は百層まで行けたんだしぃ……明日は、この西の[試練の塔]攻略からでいいんよね?」
チャラ男風の青年に、鋭い視線の青年。明るい雰囲気の少女に、ギャル系の少女。
AWOを始めてそう時間は経っていない彼等だが、その装いは既に第二エリアで手に入る品々だ。同時期にゲームを始めたプレイヤー達よりも、見た目だけでなく性能も上の品々である。その事から考えても、彼等の攻略スピードが他のプレイヤー達よりも優れている事が窺い知れるだろう。
そんな会話をしながら歩く四人の後ろを、黙ってついていくのは一人の少年。傍から見ると、他の面々に比べて彼はいまいち目立たない。しかしながら、それは意図的なものであった。
彼こそ、このパーティ……そして他のパーティで[試練の塔]攻略に臨む者達を、束ねる存在なのである。
「……そろそろ頃合いだな。明日からは、次の段階に移行するとしよう」
四人にだけ聞こえる様に、少年はそう言った。そんな彼の言葉は、四人の耳にもしっかりと届いている。
「明日の攻略より、パーティ単位での攻略を中断。ソロ単位での攻略を開始し、[試練の塔]攻略を進める。君達には各メンバーへの通達を頼みたいんだが、出来るね?」
それはマッチングによる交友関係の構築と、各自のスキルアップ……そして、このイベントを楽しむ事を目的とした指示であった。
そんな少年……シキの司令を受けて、四人のメンバーから異論は出なかった。
「はーい、了解です!」
黒いバトルドレスに身を纏い、青い軽装鎧で身を包む快活そうな少女・クーラ。彼女の得物は細剣らしく、スピードタイプのビルドだろうと察する事が出来た。
「んじゃあ俺から、【レア】のパーティに連絡しとくわ~」
そう言って手にした直剣を肩に担ぐのは、チャラ男を装った表面上のパーティリーダー・テイルズ。白いシャツと赤系のレザーパンツ、その上に身に着けている装備は赤い革鎧といった装いである。
「だとすると、残るは【ヴェッセル】か」
わずかに眉間に皺を寄せるのは、このパーティの解析担当であるマスト。彼は白いコートをキッチリと着込んでおり、どことなくお堅そうな印象を与える。弓と矢筒、短剣を装備している所から、彼は弓使いだろう。
「マーちゃんヨロ~。あーし、アイツはあんまウマ合わないし~」
マストに連絡を押し付けるのは【リリカ】というアバター名の少女で、ステッキ型の魔法杖を武器とする魔法職である。彼女の本名は【保津寺 椎菜】。高校三年生で、学校に通う傍らプロゲーマーとして活動している。
そんな彼女の出で立ちはスリットの入ったミニスカートに、臍を出したタンクトップシャツ。顔にギャル風のメイクも施しており、クーラとは対照的な美少女である。
そして、シキ。ジン達と共にスタンピードに挑んだ時よりも、装備はアップグレードされている。しかし見た目はやはり、地味な印象を受けるだろう。オーソドックスな白いローブの下に着込んでいるのは、飾り気のないチュニックとパンツである。
しかしながら、特筆すべき点は他にある。魔法職である彼だが、その腰に下げているのは一振りの剣。直剣にしては短く、短剣にしては長い武器だ。
それは短剣カテゴリの武器であり、魔法詠唱を可能とする剣。そう、彼は装備を≪儀式剣≫に持ち替えたのだ。
「さて、それでは定刻だ」
そう言って、シキは歩みを止めた。時刻は丁度、十二時になったのだ。
「勤務は終了だ、今日もご苦労様。この後もやりたい事があるなら、自由にして構わないよ」
シキがそう言うと、四人はシステム・ウィンドウを呼び出した。
「俺はもう落ちるかね……あ、連絡はしとくんで。お疲れ~」
「私も落ちますね! お疲れ様でした!」
「あーしも、明日ガッコだし寝るわ~。おっつで~す」
「お疲れ様です。指示はRAINの方で送っておきます」
ログアウトしていく部下達を見送って、シキは一つ息を吐く。
――どこまで登れるかな、この[試練の塔]を。そして、彼等はどこまで駆け上がるのかな。
脳裏に姿を思い浮かべるのは、このゲームで名を馳せるプレイヤー達の姿。
彼等のいる高みは、そう簡単に追い付けるものではないだろう。しかしどうせプレイするならば、より上を目指したい。
トッププレイヤー達との距離は未だあるものの、少しずつ縮まり始めていた。
次回投稿予定日:2024/4/23(幕間)




