18-13 イベント二日目を迎えました
「へぇ、【七色】も手に入れたんだ、アレ」
「クランメンバー、全員無事にね。ということは、そっちもか」
「何階層まで行ったんだ?」
「僕達は百七十。二十二時半を目安に集まったから、半分近くは百五十階までだったみたい」
仁と英雄、人志と明人が集まって話すのはやはりAWOでの事だ。
ちなみに【七色の橋】以外にも、【桃園の誓い】【魔弾の射手】は全員百六十までは到達済みだ。【忍者ふぁんくらぶ】中心のパーティがそこまで辿り着けなかったのは、彼等のビルドが比較的AGI寄りであるからだ。被弾は押さえられるものの、火力面が不足してしまうのが難点である。AGI寄りな理由を言う必要は無いよね? 良いね?
そんなAGI極振り頭領様ガチ勢な【忍者ふぁんくらぶ】で、特に戦闘能力が高い面々は無事に百六十階層まで到達していた。
「で? 二人は、どんな形状の≪ヘイロー≫にしたんだ?」
「……手裏剣型」
「俺は刀の鍔の形」
二人がそう答えると、明人がどことなく満足そうな顔を浮かべた。逆に人志は、気落ちした表情に変化する。
「もしかして俺達が選ぶ≪ヘイロー≫で、何か賭けでもした?」
「あ、バレた。と言っても、金銭とかじゃないよ」
「どっちのパーティがヴェインを連れていくか、賭けてたんだよ。五人目、誰にするかなぁ」
ヴェインといえば、【聖光の騎士団】におけるトップクラスの弓職。メインウェポンのクロスボウと、切り札の拳銃で正確な狙撃を得意とするスナイパーだ。
彼が居ると居ないとでは、安心感が遥かに違う。
尚、ライデンとギルバートの≪エンジェルヘイロー≫は十字架型らしい。というか、二人だけではないのだが。
それぞれ好きな物を選んだ所、多くのメンバーが十字架型の≪エンジェルヘイロー≫にしたそうな。幸いな事に十字架型の≪エンジェルヘイロー≫はラインナップが多いので、全く全員一緒ではないのが良かった点だろうか。
「【聖光】はどういうメンツで攻略を? あ、流石に言えないか」
「んー……いや、君達なら構わないかな。勿論、そっちも教えてくれるならだけど」
「それは全然、問題無いよ」
互いのギルドの編成を聞いた所、【聖光の騎士団】も本気の布陣であるらしい。
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アーク・シルフィ・ベイル・アリステラ・セバスチャン
ギルバート・ヴェイン・バーベラ・ホープ・ディレック
ライデン・ルー・クルス・タイガ・他1名
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基本的にギルドメンバーで五人組を組み、残ったメンバーがクランメンバーと組む。混成の編成は控えめであるが、これは最初の内に行ける所まで行くのが目的だからである。連携が取れる編成を重視するならば、やはりギルドで固まるのが無難なのだ。
とはいえある程度の成果を得られれば、混成編成を試みるつもりらしい。今回の[試練の塔]攻略イベントは、クラン内の連携と交流を図るのには丁度良い。
ちなみに涼しい顔で読書をしている風を装った、クラス委員長こと小斗流。四人の会話に加われば良いものを、委員長としての立場もあって耳をそばだてていた。
AWOではバーベラと名乗る彼女も、イベントパーティに編成されている様だ。まだまだ未熟な面もあるものの、誰もそれに異を唱えない。
理由はヴェイン教官や他の仲間達の指導で、着実に力を付けていっているのが一点。伸びしろと成長度を鑑みるに、彼女の努力は概ね好意的に受け入れられているらしい。
そしてもう一点……それは彼女が、【暗黒の使徒】事件で『ギルバートが守った少女』とAWOプレイヤーに広く認知されている為である。既に彼女もちょっとした話題の人である為、好奇の視線や悪意に晒される可能性は低くないと判断されている。
という事で彼女のポジションは、ギルバートの固定パーティメンバー。ちなみにこの件についての詳細を、二人は全く知らされていない。これは二人を除く、ギルドメンバー大多数の意志である。
「他の[試練の塔]に向かうのは、今攻略しているのをある程度まで攻略してからになるかな」
「だなぁ……そういえば、そっちはどこの塔にしたんだ?」
「僕達は北側だよ」
「クランで相談して、出来るだけ均等に分散したんだ」
人志と明人は現在、南側の[試練の塔]を攻略中らしい。彼等が到達したのは、百八十階層だそうだ。仁達よりも遅くまでゲームにログインしていたらしく、そのせいか眠そうである。
「これで≪ヘイロー≫が百階層で手に入るのは、どの塔でも確定みたいだね。良い情報をありがとう」
「良いって事よ、こっちもありがたいしな。やっぱこういう情報共有は貴重だよな~」
すっかり仲の良い友人となった仁と人志は、笑いながらそんな会話を交わすのだった。
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その日の夜、クラン【十人十色】の拠点に建つ城にジン達は集まった。それぞれ≪エンジェルヘイロー≫を装備しており、それぞれの好みや個性が出ている。
ちなみに【忍者ふぁんくらぶ】は全員、予想通り紫色の手裏剣型≪エンジェルヘイロー≫。ジンとお揃いである。
それはさておき、集まり次第始まったクラン会議。その議題は当然、今日のイベントマップ[試練の塔]攻略についてである。
ちなみにクラン【十人十色】の方針として、イベント期間の最初の三日間はクラン単位での全力攻略。これは五日から二十日までの十五日間、イベントの五分の一である。
その先は、ソロマッチングやパーティマッチングを行うかは個人の判断という事になった。彼等は攻略や考察に全力を注ぎはするが、それも全てはゲームを楽しむ為である。エンジョイガチ勢を自称する集団なので、楽しむ事がまず最優先なのだ。
「さて。このまま攻略中の塔に行くか、他の塔に足を延ばすか……どうしようか?」
ケインがそう告げると、ルナが手を挙げて意見を口にした。
「≪ヘイロー≫を複数手に入れる事で、マッチングポイントのボーナスが上がるんじゃないかと思うんですけど……実際にそうか確かめるなら、早い方が良いんじゃないでしょうか?」
彼女の言葉は最もで、マッチングポイントが多く得られるならばそれに越した事は無い。そしてポイントボーナスを得られる手段があるならば、早期に手に入れておきたいところだ。
「確かに今ボーナスを得られた方が、最終的なポイントは多い」
「せやなぁ。マッチングポイント稼ぎをするんやったら、今日の内に≪ヘイロー≫をもう一つ持っておきたい所や」
しかし、それと同時に気になる点もある。
「ただ、二百階層までもう一息で行けそうなのも事実ですね」
「確かに……ボスの情報、SABやFABの情報、どれも押さえておきたいのは事実です」
レンやコヨミの言う通り、大半のパーティが百六十階層は突破済み。このまま攻略を続ければ、今日中には二百階層に到達できる位置に居るのだ。
その意見に賛同する者達の中で、アヤメが一つ提案をした。
「では二百階層まで到達後、他の塔に移るというのは如何でしょうか」
それは実に、無難な提案だった。二百階層を一つの区切りにして、他の塔の攻略に切り替える。
「それが一番だろうな。百階層までは、どのパーティも余裕で到達できたんだろ?」
ゼクトの問い掛けに、誰もが勿論だとばかりに頷いて応える。
「うん、アヤメさんの案で良さそうだね」
「塔の切り替えは、単純に時計回りでどうですか?」
「シンプルだな、解りやすくて良い」
会議はつつがなく、雰囲気も良好なままで進行する。そして方針が定まった所で、各々が全日と同じメンバーで攻略に出発した。
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【北側】
ヒイロ・レン・ジン・ヒメノ・リリィ
ハヤテ・アイネ・センヤ・ヒビキ・タスク
ネオン・ナタク・イカヅチ・イナズマ・ハヅキ
ミモリ・カノン・ユージン・ケリィ・クベラ
【南側】
ケイン・イリス・ゼクス・チナリ・マール
ダイス・ヴィヴィアン・バヴェル・シオン・サスケ
フレイヤ・ゲイル・レオン・コヨミ・ネコヒメ
ヒューゴ・ゼクト・ラミィ・ココロ・イズナ
【西側】
ジェミー・メイリア・ディーゴ・ビィト・クラウド
レーナ・ミリア・ルナ・シャイン・トーマ
他、【忍者ふぁんくらぶ】二組
【東側】
アヤメ・コタロウ・ジライヤ・ハンゾウ・ハナビ
他、【忍者ふぁんくらぶ】五組
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「それじゃあ、攻略再開だな」
「でゴザルな。目標、二百階層」
「今回は最初から、本気モードで行くッスよ~」
ジンは仲間達と共に、北側の[試練の塔]への門へ向かう。プレイヤー達は四箇所に分散される訳だが、それでも北側の門近辺には多くのプレイヤー達の姿があった。
「うぉ、【七色】だ……!!」
「リリィちゃんも居るぞ……それに、ユージンとケリィさんまで……」
「【忍者ふぁんくらぶ】も一緒だな? クランで混成編成か?」
「あの茶髪の少年、初めて見るな……和装って事は、【七色】なのか……?」
ジン達の姿を見て、多くのプレイヤー達が視線を向けて来る。初期メンバーと女子大生コンビ、ユージン・ケリィ・リリィは慣れたものだが、センヤ・ネオン・ヒビキ・ナタク・イカヅチは若干居心地が悪そうである。
「なんつーか、マジで有名なんだな……」
イカヅチが同行するナタクとネオンにそう声を掛けると、二人も苦笑気味だ。
「まぁ、そうですね……和装で目立つのもそうですけれど、これまでのイベントでも上位をキープして来ましたから」
「僕は並レベルのプレイヤーなので、あまり注目されるほどのものじゃないんですが……」
そんな事を言うナタクに、イナズマとハヅキが「いやいやいや」と口を挟んだ。
「十分ネオン殿もナタク殿も、実力派プレイヤーですよ!」
「はい。ネオン殿の【チャージング】、ナタク殿の【ドッペルゲンガー】も使いこなしていますよね。お二人の戦い方も、実に相性が良いです」
「そだな。改めてこうしてパーティ組んで思ったけど、ナタクとネオンは組む相手を選ばないっつーか……バランスが良い感じで、安定感があるんだよな」
イカヅチが真剣にそんな事を言うので、二人は気恥ずかしくなってしまうのだった。しかし三人が言う事は、事実その通りである。第四回イベントでの活躍から考えても、二人は正真正銘の最前線級だろう。
そしてプレイヤー達の視線を受け流していたジンは、門の入口付近に居るプレイヤー達に気付く。
「おや、アナスタシア殿。こんばんはでゴザル」
【ラピュセル】のギルドマスターを務める、アナスタシア。彼女は大学生であり、ジンと同じ陸上選手だった女性だ。そしてジンが寺野仁である事を知っており、彼に自分達の大学に進学し陸上選手を育てる道を提案した人物である。
そしてアナスタシア以外にも、同じ白を基調とした服装と鎧で身を包む女性達が居る。その中の半分以上は、ジンと同行する面々の姿を見て緊張感を滲ませた。
そんな仲間達に大丈夫だと伝えるかの様に、アナスタシアは自分からジン達に歩み寄って笑みを浮かべる。
「ジンさん、そして皆さんこんばんは。皆さんも、こちらの[試練の塔]にいらっしゃったんですね」
その柔らかな声色は、彼女の本質を表すかのようだった。相手を尊重し、仲間を慈しむ……それがアナスタシアの本来のスタンスだ。
そんなアナスタシアではあるのだが、外部のプレイヤー……それも男性に対して、こういった姿を見せる事は稀らしい。アシュリィとテオドラ以外のメンバーは、目を丸くして驚いていた。
そこでジンの横に並んでいたヒメノも、アナスタシアに微笑みかける。
「こんばんは、アナスタシアさん! お兄ちゃんとレンちゃんの結婚式以来ですね」
その発言に、一部の外野がざわっ……!! とした。そして、視線はヒイロとレン……主に二人の、左手の薬指に向かう。そして、突然膝を突いて項垂れるプレイヤーが男女問わず発生する。希望が断たれたと言わんばかりの表情だ。
山の上の[エル・ノエル教会]で挙式をした二人だが、あの教会はそこまでプレイヤーの往来が多いマップではない。そして結婚式に出席したプレイヤー達も、二人の結婚式について吹聴する様な輩は居ない。
そんな事情もあって、二人の結婚はまだ公には広まっていなかったのだ……今、この瞬間までは。これは、掲示板が盛り上がるに違いない。
そんな外野はさておき、アナスタシアもヒメノに微笑みかける。
「そうですね、お久し振りです。とても素敵な挙式にご招待頂いて、本当に光栄でした」
そこからヒイロとレンも挨拶しながら会話に混ざれば、アシュリィやテオドラも参戦する。そしてジンに会ってみたかったアリッサも、念願叶って大喜びだった。
そんなアナスタシア達を見て、【ラピュセル】の面々が小声で話し始める。
「……アナさんが、男性とあんな風に会話するの初めて見たね」
「確かに……いや、でも仕方がないのかも。声を掛けて来る男って、大体【ラピュセル】に入りたいとか言い出す下心満載の人ばっかりだったし」
「つまり、あの人達はそういう輩ではない。そう確信しているから、気を許せるって事?」
「まぁ、あの忍者さん達だしねぇ……イベントで攻めて来た時も正々堂々と、礼儀正しかったじゃない?」
「それはそう」
彼女達の会話から察するに、特段【ラピュセル】のメンバーは男性を嫌悪しているといった事は無いらしい。
ちなみに【ラピュセル】は現在、十五人のギルドとなっている。PAC契約も順調に進めており、一パーティにつき三人のPACが同行出来るという。
そんな彼女達も、無事に百階層で≪エンジェルヘイロー≫を入手済みだった。現在は百五十階層からのリスタートで、戦力的にも特に不安要素は無いようである。
「……ヒイロさん、そろそろ」
「おっと、随分と話し込んでしまったな」
「拙者達はそろそろ、攻略に向かうでゴザルよ」
「またお話しましょう、皆さん!」
ジン達がそう言えば、アナスタシア達も似た様な反応だった。会話を楽しんだのは、彼女達も同様だったらしい。
「はい、是非」
終始和やかな雰囲気で話をしている様子を見たからか、【ラピュセル】の他の面々も別れ際に丁寧に会釈をしていた。どうやらアナスタシア達の様子を見ていて、感じるものがあったらしい。
メンバー決めの最中だった【ラピュセル】は、門の中へと入っていくジン達を見送る形となった。そして自分達も攻略に挑むべく、メンバー決めを再開する。
そうしてメンバーの割り振りが決まったその時、一人の女性がある男性プレイヤーの姿を見て息を呑んだ。そのプレイヤーの目に留まらないようにと顔を背けて、彼女は仲間達に呼び掛けた。
「あ、あの……早く、行きませんか?」
「どうかしたの、ベル?」
ベルというのは、彼女のアバター名である【イザベル】から来ている愛称だ。その不安げな様子を見た仲間達は、彼女が何かに怯えているように見えた。
アナスタシアは、彼女のただならぬ様子から……そしてその怯え方が、彼女と初めて会った時の様子と似ている事から状況を察した。幸い、彼女は自分のパーティに編成されている。事情を聴くのは、攻略中でも良いだろう。
「ひとまずこのまま、攻略に向かいます。詳細が解ったら、アシュとアリッサに伝え情報共有をします」
彼女達のギルド【ラピュセル】は、ギルドマスターとサブマスターを置いているものの『メンバー間の上下関係は無いものとする』というスタンスである。しかし彼女達は、設立者であるアナスタシア・アシュリィ・アリッサ助けられたメンバーだ。そんな事情もあり、この三人がギルドの中心であるのは間違いない。
足早に≪転移門≫へと向かう、十五人の戦乙女達。男はその姿に気付いたものの、時既に遅し……彼女達は、[試練の塔]へと入ってしまった。
「ここで待っていても、無意味か……仕方ねぇ、ソロマッチングでポイント稼ぎと行きますかね」
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その頃、既に[試練の塔]攻略を始めていたプレイヤー達。パーティ単位で挑む者が多いのだが、マッチングシステムを使って挑む者も少なくはない。
マッチングシステムによって、攻略階層やレベルが近い者達がマッチングする。そんなプレイヤー達の中に、竜をイメージさせるデザインの鎧を着込んだ者達が居た。
「おぉ……その鎧って【竜の牙】の人だよな!?」
「あぁ、その通りだ。俺は【竜の牙】の【ファーヴ】だ。武器は盾と短槍で、盾職としても遊撃としても戦える。一つ、宜しく頼むよ」
「マジか、イベントランキング入りのプレイヤー引けるとかラッキーだろ! こっちこそ、宜しくな!」
「心強いです、どうぞ宜しくお願いします!」
第四回イベントランキング二十位という、優秀な成績を収めたギルドのメンバー。マッチングで彼等と対面したプレイヤー達は、概ね好意的な対応で彼等を迎える。
そうして開始される、マッチングパーティでの攻略。彼等が足を踏み入れるのは、九十一階層だ。
パーティ編成はファーヴの他に、片手剣使いの青年【アルヴィン】、魔法職の女性【ロニエ】、両手短剣使いの【オズマン】、槍使いの【ライル】。編成が前衛寄りとなり、遠距離攻撃はロニエに依存しなくてはならない状態である。
「ふむ……被弾を抑えて、ロニエさんのMPを温存出来る様にするのが良いか」
「盾持ちのファーヴさんに、ロニエさんを護衛して貰うか」
「いや、この中で一番レベルも高いんだし、前に出て貰うべきでは? 私かオズマンさんが、ロニエさんの護衛が良いのでは」
攻略開始前に、五人で真剣に話し合いをしている。その中でファーヴは、それぞれのプレイヤーの言動や態度を観察していた。
――俺が最も優先するのは、ギルドへのスカウト。今の段階では、アルヴィンは少々言動や態度がな……他の三人は、応対も丁寧だし態度も良い。後は実力を見て、【竜の牙】に勧誘するかどうか決めるか。
【竜の牙】はイベントで好成績を残す部隊と、ソロでマッチングを繰り返してギルドにスカウト出来る人材を探す部隊で分かれていた。
勿論攻略メインの部隊は、リンド達精鋭メンバーだ。彼等は既に百五十階層付近まで到達しており、やはり相応の実力を備えているのが解る。
そうして打合せも終わり、ファーヴ達は攻略を開始。危なげなく攻略を進めていき、無事に百階層のボスを討伐して解散した。
その際にファーヴはロニエとライルを勧誘したのだが、ロニエは残念ながらギルドに所属済みで断られた。ライルは少し考えさせて欲しいと、フレンド登録を交わしてその場を後にしたのだった。
次回投稿予定日:2024/3/28(掲示板)




