18-01 二月を迎えました
二月一日……VR・MMO・RPG【アナザーワールド・オンライン】の、定期メンテナンスが行われる日。午前十時から開始されたメンテナンスは、定刻通り十七時に終了した。
メンテナンス終了のアナウンスと同時に、プレイヤー達が次々とゲームにログインしていく。
これは新要素が複数実装されると事前に通達があった事が、大きな要因だろう。またこの日は土曜日という事もあり、学校や仕事が休みのプレイヤーが多かったのも理由の一つだ。
とはいっても、仁達は普段とは変わらない。それぞれやる事を済ませてからログインするという習慣は、メンテナンス明けでも変えることはない。
和美・紀子と数満は、アルバイトがある。そして優も父子家庭である為、勉強と家事を終わらせてからログインするのだ。全員が揃うのは、やはり早くても二十時以降になる。
また隼と拓真は受験生であり、高校受験当日が目前まで迫っているのだ。二月の半ばに試験があり、月の終わりに合格発表の予定である。
その為、受験勉強に時間を割かなければならない……はずなのだが、二人はメンテナンス終了と同時にログインしていた。
「時間加速三倍の利点ッスねぇ。外での一時間が、こっちでは三時間」
「ゲーム内でインターネットに接続できるから、ここで勉強した方が何気に捗るよね」
二人の目的は、VR環境下で自習するというものだった。インターネットで過去の試験問題を閲覧し、問題を解いていく。年が明けてから、二人はこうして受験勉強に勤しんでいるのだった。
勿論、学校の宿題等は現実でしなければならない。ゲーム内に教科書やノートを持ち込む事が出来ないのだから、当然と言えば当然だ。
受験勉強の為に、十七時からログインしたハヤテとナタク。その後十九時にヒメノがログインし、他のメンバーも続々とログインし始める。
そうして二十時を回った頃に、ジン達が結成した和風ギルド……【七色の橋】のメンバー全員が、ギルドホームに集合した。
「さて、それじゃあ今日の予定だけど……今日は第五回イベントの情報や、生産は後に回そう。きっと他のギルドのメンバーも待っているだろうし、早速向かおうか」
「ええ、いよいよクランシステムが実装されましたからね」
今日のアップデートにより、新規実装されたクランシステム。既にクラン結成を確約している【桃園の誓い】【魔弾の射手】【忍者ふぁんくらぶ】も、[ウィスタリア森林]のクラン拠点に向かうだろう。
反対意見が出る事も無く、ジン達はポータル・オブジェクトを使って[ウィスタリア森林]に建てた城へと転移していく。
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転移した先は、かつて第四回イベントで【七色の橋】が拠点として使った城だ。クラン拠点の中心に建てられたそれは、その姿を大きく変えていた。
城は三階建てから、六階建てにグレードアップ。その外観は和風だけではなく、所々に中華風の意匠も取り入れられている。
東西南北の位置に、門があるのは変わらない。しかし四方に建てられていた物見塔は八つに増えており、物見塔と物見塔の間が城壁になっている。また、門と門の間には水路が設けられていた。
そして城の土台も嵩上げされ、門から城に向かうまでに大きな階段通路が設えられていた。その階段と水路の間には、段になった花壇があった。そこには色とりどりの花があり、実に美しい景色となっている。
更に内装も大きく変わっており、城に入ると一階部分は和洋折衷の大エントランスホール。大理石と木目を生かしたデザインであり、クランメンバーが寛ぐためのスペースとなっている。
二階部分からは大部屋が四方に設えられ、和風・中華風・洋風・現代風を意識した部屋となっている。
三階から五階部分は各メンバーの為のプライベートルームがあり、それぞれの第二のマイルームとして使用可能となっている。
そして六階……城で言う天守閣部分は、クランの主要メンバーが集まれるだけの広さを確保した大広間。そこからはクラン拠点が一望できる様になっており、各ギルドの代表が集まって話し合うにはもってこいの部屋だ。
また地下部分も作り込まれていて、地下一階部分はクランで共有する為の設備がある。中央は倉庫になっており、そこから工房・縫製場・厨房・調剤室に繋がっている。
更に下となる地下二階部分には、広大な訓練場がある。このスペースは城の土台の下であり、その広さは第二回イベントの舞台よりも広い。
第四回イベントで難攻不落を誇った【七色の橋】をイメージした城は、クラン【十人十色】をイメージした城へと生まれ変わっていた。それを証明するかのように、一階部分の大広間には既にクランの面々が集まっていた。
「やぁ、待っていたよ」
そう言って立ち上がるのは、【七色の橋】の姉妹ギルドである中華風ギルド【桃園の誓い】のギルドマスター・ケインだ。その左手の薬指には、天狗の団扇をイメージさせるヤツデをモチーフとした指輪が嵌められている。
ヒイロとレンが結婚式を挙げた、その翌日……彼は大学時代から親しくなり、そして今年の秋に想いが通じ合って結婚を前提とした恋人となったイリスと、ゲーム内で結婚式を挙げた。
その相手であるイリスの指にも、彼女の名前にちなんだアイリスの花をイメージしたデザインの指輪が輝いている。
ちなみに結婚式を挙げたのは、六日前……土曜日にヒイロとレン、日曜日にケインとイリスの結婚式が執り行われた。そして、その次の土曜日が今日の二月一日だ。
まだ結婚していない面々は、今日にでも続く結婚式を挙げたいという思いはあったが……クランシステムや限界突破システムが実装され、そして第五回イベントの情報が告知されるタイミングは避けるべきだと判断した。故にハヤテとアイネ、ヒビキとセンヤ、ゼクスとチナリ、ゲイルとフレイヤはまだ結婚前である。
そんな事情はさておき、今日の本題……クランを結成する時が、いよいよ訪れたのだ。
クラン結成と同時にこの[ウィスタリア森林]の拠点はギルド【七色の橋】の土地から、クラン【十人十色】の土地となる。そうすれば、各ギルドの応援NPCを召喚し拠点内の開発に更なる人手を投入する事が出来るのだ。
「まだ来ていないメンバーは……」
【桃園の誓い】のメンバーは全員が揃っているが、【魔弾の射手】には欠員が居た。とある三人に関しては、アップデート日という事もあって居ないのは当然。なにせその正体は運営責任者・運営主任・運営メンバーだ。
しかしそれ以外にも、社会人組の二人が不在だった。
「クラウドさんは、急な仕事でまだ帰れないってさ」
「で、ビィトさんも残業だって。まぁお仕事だし、仕方ないかな」
クラウドは本業が医者で、市民病院に勤務しているらしい。帰ろうとしたところで急患が運び込まれ、そちらの対応でまだ帰宅が出来ないのだ。
ビィトはシステムエンジニアをしているらしく、その仕事振りはベテランの領域なのだという。しかし他の人間が担当していた部分で不具合があったそうで、そのデバッグの為に残業をしているのだそうだ。
「あとはリリィちゃんが、仕事で不参加だそうよ。テレビ番組の収録らしいから、帰りは遅くなるみたい」
「クランに加入するのは間違い無いから、明日以降で時間がある時に声を掛けるってメッセージが来ていたわ」
現役高校生アイドルであるリリィは、ゲームのアップデートよりも芸能活動が優先される。その辺りの分別はしっかりしており、今夜は泣く泣くクラン結成の場には不参加となる。
とはいえ某おじさんの言葉で吹っ切れた彼女は、クラン【十人十色】に加入する意思を固めている。明日以降にログインした際に、クランメンバーに彼女の名前が連なるのは確定事項だった。
「それじゃあ、今日集まれるメンバーは全員が集まっている……という事ですね」
「はい、将軍様。それにクランを構成する四つのギルドの長は揃っておりますので、今日の予定に差支えは無いかと」
「そうですね……そして、その呼び名は固定になっちゃったんですね……」
むしろ、このクランを構成する四つのギルドの一角……AWO初の和装プレイヤーであり、最高最速の忍者として名を馳せるジンのファンギルド【忍者ふぁんくらぶ】が全員揃っている方がおかしいのかもしれない。
なにせ、彼等の人数は五十人……このクランに加入するギルドの中では最大人数のギルドであり、規模としては中規模ギルドに分類されるのだ。
だというのに、彼等は一人たりとも欠ける事無くこの場に集っている。勿論、その情熱の大半はジン……そして彼の婚約者であり、ゲーム内ではお嫁様であるヒメノに向けられている。
二人の所属する【七色の橋】と、姉妹ギルド【桃園の誓い】……そしてかねてから交流があった【魔弾の射手】に、親交深いフリーランスのプレイヤー達とクランを結成するのだ。この(彼等からしてみたら)歴史的瞬間に立ち会わないという選択肢は、最初から皆無。むしろ絶無である。
そんなこんなで、いよいよクラン結成の時がやって来た。四人のギルドマスターが大広間の中心に集まり、システム・ウィンドウを開く。
システム・ウィンドウのタブに、今日からクランの項目が追加されている。そこからクラン結成専用の画面を開き、必要事項を入力していく。
またこの段階で、権限や優先度についても決める。権限はギルドマスターとサブマスターに付与され、優先度は全員同列だ。
「それじゃあ、いきましょうか」
「あぁ、いよいよだね」
「ふふっ……更にゲームが、楽しくなりそうね」
「同感です。皆様、今後共どうぞ宜しくお願い致します」
簡単な言葉を交わした四人のギルドマスターが、同時に設定完了のボタンを押す。その瞬間、その場にいる全員の視界にアナウンスが流れた。
『あなたを含むメンバーにより、クラン【十人十色】が結成されました』
その瞬間、大広間に歓声が沸き上がった。
「やったー!」
「やっとこの日が来たね!」
「あぁ! 今日から正式に、俺達はクランだ!」
「これからも宜しくね!」
「こっちこそ、宜しくお願いしまーす!」
「クランキター!!」
ギルド問わず、その場に居る全員がこの瞬間を迎えて声を掛け合う。中には肩を組んだり、ハイタッチを交わすメンバーも居た。
そんな盛り上がりを見て微笑むジンは、腕を絡めて寄り添うヒメノに視線を向ける。
「新しいスタート、だね」
ジンのそんな言葉に、仲間達を見て笑顔を浮かべていたヒメノは視線を彼に向け……そして、ふにゃりと表情を綻ばせた。
「はい♪」
最初はヒイロを含めた三人のパーティだった頃が、まだ一年も経っていないのに無性に懐かしく思える。
それから仲間が増え、フレンドが増え、そうして今クランを結成するまでに至った。気が付けば、いつの間にかAWOでは注目の的になったと言っても過言ではない。
しかし、その根本は何も変わらない。
自分達は頂点を目指す訳でも、有名になりたい訳でもない。ただ、大切な仲間達とゲームを楽しむ……ただ、それだけだ。
そんな想いはヒメノも同様で、ジンに絡めた腕に少し力を籠める。
「次のイベントも、私達らしく頑張りましょうね♪」
アップデートと同時に告知された、第五回イベントの情報。その内容は、ジン達も既に目を通している。
過去イベントの盛り上がりを思い返して、ジンも頷いてみせる。
「そうだね。僕達らしく、だね」
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諸々の設定を済ませて、ジン達は城の外に出る。城壁の門から外に出てみれば、そこには整った町並み……そして、そこで活動する人々がいた。
拠点の中心部である城に近い建物程、敷地も広く見た目も良い……所謂、屋敷と称して良い建物となっている。そこから先は、大きめ二階建てや三階建ての一軒家……そして外周に近い程、簡素ながらも趣のある一軒家となっている。
軒を連ねる建物の外観は、周囲の建物と調和する外観だ。しかしそこに和風の意匠や、中華風・洋風の意匠が取り入れられている。
そして、そこには複数のNPC達が居た。彼等はそれぞれ第四回イベントで活躍した、応援NPC達である。
これまではこの土地は【七色の橋】の所有だった為、【七色の橋】の応援NPCだけだった。しかし今日からは、この拠点はクランで共有する土地となる。故にこの拠点の中に、【桃園の誓い】や【魔弾の射手】……そして【忍者ふぁんくらぶ】の応援NPC達が召喚済みだった。
「より一層、町らしい感じになったね。うん、中々良い感じだ」
「ふふっ、ここを更に良い拠点にしていきたいですね」
ユージンとケリィの言葉に、誰もが同意見だと言わんばかりに頷く。
手に入れた当初は、ただの更地だった拠点……それから皆で協力して開発を進め、こうして一つの小規模ながらも町となったのだ。自分達で作り上げたこの町を、よりよい場所にしていきたいという思いは皆一緒であった。
ジン達が城から出て来た事に気付いた応援NPCの一人が、声を上げる。
「おっ、異邦人の皆さんじゃないか!」
その声が耳に入れば、周囲に居たNPC達も顔を向けて笑みを浮かべる。
「いやはや、こんな素晴らしい場所に呼んで頂いて……本当に、ありがたいです」
「ここを更に良い町にする為に、協力しますよ!」
「私達も同じ気持ちです。仕事があれば、どうぞお申し付け下さい」
彼等の立場からしてみれば、ここは自分達の新しい居場所。それを用意したジン達は、恩人の様な存在なのだろう。町民となった彼等は、やる気に満ち溢れていた。
「ありがとう、皆。これから必要な作業をピックアップして、相談させて貰うと思う」
ケインがそう言えば、応援NPC達は皆笑顔で頷いて応えた。
「うーん、応援者の皆さんの協力が得られたのは大きいわね」
イリスが腕を組みながら頷いてそう言うと、レーナも笑顔を浮かべながら同意した。
「えぇ、本当に。人手不足が解消されて、私達も活動の幅を広げることができますね」
クランと拠点の発展には、人手がどうしても必要になる。しかし【忍者ふぁんくらぶ】以外は、小規模ギルドでありPACを含めても三十人に満たない規模だ。
そんな彼等だけで広大な土地の開発を進めようとするならば、相当な時間を費やすだろう。しかもそちらにかかりきりになった場合、探索やレベリングの時間を減らさなくてはならないのだ。
「本当に、アプデ後はやる事が山積みよねぇ」
「あぁ、それに第五回イベントもあるからな」
フレイヤとゲイルが言う通り、今回のアップデートで実装された要素はクランシステムだけではない。
まず、レベルキャップ解放。これまでレベル60が上限だったが、その上限がレベル80に引き上げられたのだ。
レベルキャップ解放は毎回、20レベルずつ。そしてレベルを20上げる事で、スキルスロットが一つ解放されるのがAWOの仕様だ。これによって戦術の幅が広がるのだ。
次に新規要素である、スキルオーブの限界突破。これは今後のAWOでは、非常に注目される要素であると目されている。
レベル上限が10だったスキルオーブを、更に上のレベルにする事が可能なこの要素。プレイヤーの間では、一部では「廃プレイヤー向け」と称されている。しかし、それによって得られる恩恵は無視できないものだ。
既に公開されている情報は、前衛向けの【心得】系スキルに【秘伝スロット】が開放されるというもの。既存スキルに加えて、新たな武技かアクティブスキル・パッシブスキルを習得できるのだ。
そして最もプレイヤーが注目しているのは、第五回イベントについての告知だった。
第五回イベントは探索イベントで、開催期間は二月五日から二十日までの半月間。その間、フィールドのどこかにイベント専用マップの入口が用意される仕様だ。
しかしこれまで開催されたイベントと、違う点が一つある。それは探索人数がプレイヤー五人に限定されている事……そして探索に参加するプレイヤーの組み合わせに、マッチングシステムが追加された事だ。
マッチングシステムは同時にイベントマップに入る際、人数が五人に満たなかった際に自動的に機能する。もしもパーティメンバー三人でイベントマップに入る場合、残る二人はマッチングシステムによって条件に適合するプレイヤーと組む事になるのだ。
勿論、メンバーのパワーバランスは調整される。プレイヤーのレベル、もしくはパーティメンバーのレベルの平均値……それと同等のプレイヤーまたはパーティが、組み合わせの対象となるのだ。
ちなみに今回は、報酬に関しての競争率は低めに設定されている。
まず、メイン報酬。こちらはプレイヤーの誰かが設定されたポイントに到達した際、全プレイヤーに配布される。つまり誰かが条件ポイントに到達すれば、報酬となるアイテムが全員にプレゼントされるわけだ。
ちなみにこの要素は、主に素材系アイテムが設定されている。
そして、次に特定条件でプレイした場合に得られる報酬……これはガチャチケット等が、得られる機会とされている。
その特定条件とは、マッチング報酬だ。イベント参加時にマッチングをした回数によってマッチングポイントが溜まり、ポイントを消費して報酬と交換が可能となっている。ちなみにこちらの報酬は、ガチャチケットや魔札が用意されている。
ちなみにマッチングポイントを溜めたいならば、ソロでマッチングをするのが最もポイントを稼ぎやすい。パーティ人数が多くなればなる程、得られるマッチングポイントが減少するのだ。
「クランシステムと一緒にこんなイベントを持って来たのは、多分プレイヤー間の繋がりを作る為じゃないッスかね~」
ハヤテがそう言うと、レオンも頷いて言葉を付け加える。
「多分、そうだろうな。マッチングで協力し合ったプレイヤーとの縁をきっかけに、新たにクランに加入したり、結成したり。そういった意図も、今回のイベントコンセプトに含まれていそうだ」
「なるほどです! だから、マッチングポイント向けの報酬があるんですね!」
シャインが頷けば、他にも何人かのメンバーが「そういう事か」と納得する。
「しかし、探索エリアはまだ公開されないみたいですね」
「仰る通りです。そして探索イベントとなると、装備のメンテや消耗品の補充も進めないといけないでしょうね」
ラミィとアヤメがそう告げると、他の面々も頷いて同意を示す。
探索専用マップがあるという事は、探索中にそれらを行うのは難しいだろう。マップによっては、現地調達が可能とは限らない。
「イベントに向けての準備と、対策を進めないといけない……だね?」
「ええ。組み分けなんかも、かなり重要でしょうし……予めイベント前に、おおまかな方針は決めておいた方が良さそうですね」
クラン結成を祝うムードは徐々に落ち着いて、雰囲気はイベントに向けて行動開始にシフトしていく。
そんな中、ヒメノは一人ある事を考えていた。
――うーん、イベントが二十日まで……ジンくんのお誕生日のお祝いの前の日……ですね。それにバレンタインもありますし……。
二月開始早々だが、スケジュールには絶対に外せない予定が二つもある。それについて、ヒメノは真剣に頭を悩ませていた。
――誕生日プレゼント選び、直前にならないように早めに進めましょう!
これらはどちらも、二人が出会って初めて迎える重大イベント。そこに関して、ヒメノは妥協するつもりは一切無い……愛しい旦那様の為に、全力を尽くすつもりであった。
次回投稿予定日:2024/2/13(幕間)
※2024/2/10に読んで下さった皆様へ告知させて頂きます。
作者の灰色の脳細胞が暴走した結果、急遽次回投稿予定日を変更させて頂きます。
2/15(本編)→2/13(幕間)




