17-30 打ち合わせをしました
探索を終えたジン達は、【ハイド・アンド・シーク】状態のまま[風雲七色城]へと帰還する。彼等に接触しようとするプレイヤー達は、今も森の中を探し回っているのだろうか。
それはさておき探索班が全員帰還した所で、結果報告会が始まった。
「モンスターを仲間にする事が出来るのは、多分間違いなさそうだね」
「うん。モンスターが怪我をしていたから、回復してあげたんだけど……そうしたら、システム・ウィンドウに『幻獣が感謝しているようだ』っていうメッセージが出たよ」
餌付けする以外にも、怪我を治療したりすると同様のメッセージが出たという報告が上がる。
「ふんふん、はぐれた子を見付けるなんてのもあったんスね……」
「同じモンスターでも、やっぱり個体差があるか? しかし、神獣じゃなくて幻獣か……」
ジン達は[ウィスタリア森林]の中に居るモンスターは、神獣なのではないかと予想していた。しかし、どうやら彼等は幻獣という区分らしい。
神獣と幻獣、どう違うのか……そこはやはり、この世界に詳しい者達に教えて貰うのが一番だろう。
「リン、神獣や幻獣について何か知っている?」
「はい、主様。一般的にモンスターと呼ばれている者達の別名が、幻獣となります。そういったモンスター達が成長し続け、進化した存在が神獣です」
細かく聞いていくと、エクストラボスは軒並み神獣。エリアボス達も、やはり神獣らしい。
「つまりコンちゃんは、エクストラボスやエリアボスと同等の存在なんですね~」
「コン?(そうなの?)」
コン本人は、よく解っていないらしい。まぁ、卵から孵った時からジン達の側に居たのだから、解るはずも無いだろう。
「あ、あと[精霊郷]の入口を見付けたんだよ」
そう報告するのは、レーナだ。
「まだ起動していなかった樹の≪精霊の座≫があってね? それを起動したら、[精霊郷]の入口が開いたんだ。結構、目立たない所だったよ」
「クラン拠点の近場に[精霊郷]の入口があるのは、有難いですね」
ともあれ、各ギルドのメンバーで[精霊郷]の入口の位置をマップに書き込み、何かあれば[精霊郷]に飛べるようにしておく。
探索の結果報告は概ね、こんな所なのだが……同時に、気になる点もある。
「予想通り、我々に接触しようとするプレイヤーが多そうだね」
「森の中ではモンスターの事よりも、私達を探しているプレイヤーが多かったです」
探索班は【ハイド・アンド・シーク】を使っていたので、接触は避けられた。しかし、拠点開発を担当していた生産班は……生産班の男性陣は、その応対で多忙を極めた。
「作業中に話し掛けて来る輩が多かったね」
「はい。結構な数のギルドが、クランに入れろと押し掛けて来ていましたね」
「後は、マップ浄化の話を聞かせろっちゅうモンやったな」
男性陣の表情には疲れが浮かんでおり、相当苦労したのだろう事が傍目にも解る。
「なんとか区画整理は終わったけど、今日の様な頻度で人が来るのは宜しくないね。拠点開発には、相当な時間を費やさなくてはならない。人手も必要だし、資材も集めないといけない……そんな状況で、部外者の応対は骨が折れる」
「ユージンさんがそう言うなら、間違いないなぁ」
流石のユージンでも、今夜の作業は大変だった様だ。そうなると、現状のままで拠点開発を進めるのは考えものである。
「人手、かぁ……第四回イベントの時の、応援者達に協力して貰えたらなぁ」
ジンがポツリとそう言うと、場が静まり返った。
「……あ、あれ?」
突然訪れた静寂に、ジンが戸惑いの表情を浮かべるが……仲間達から寄せられる視線には、感心の感情が込められている。
「流石だね、ジン君。それ、検証する価値があるかもしれないよ」
静寂を破る言葉を口にするケインに、他の面々も同意を示した。
「……そうね、確かにそれが出来たなら人手問題は解決するわ」
「それも、部外者ではない信頼のおける人員です。これはすぐにでも試したいですね」
ミリアとレンが、真剣な表情でそんな事を口にする。ジンとしてはただの思い付きだったのだが。
そんな中、真面目に思案する二人にケリィが待ったをかけた。
「恐らく、今はまだ【七色の橋】の応援者の皆さんしか呼ぶ事が出来ないのではないでしょうか?」
「……あ! そっか、まだ今は【七色】の所有扱いだから……」
「逆に言うと、クランシステム実装後は呼べる可能性がありますね」
各ギルドの応援NPCを呼ぶ事が出来るようになれば、拠点を発展させる人手問題が一気に解決する。
「報告会の後で、応援者を呼べるか試してみようか」
「えぇ、ダナンさんを呼ぶのが良いでしょうね」
ヒイロとレンも、応援者を呼べるかどうかは確かめておきたいところだ。第四回イベントで応援NPCを纏め上げていたダナンを呼んで、拠点を発展させる手伝いをお願いする事になった。
……
話し合いの後で、ジン達は早速ダナンを召喚して話をしてみた。その返答は予想通り、快い返答であった。
「おう、そういう事なら任せな。仲間の中には大工だったヤツもいるし、商人だったヤツもいる。ダンナ達の役に立てると思うぜ」
クラン拠点においては、応援NPCの力を借りる事が出来るらしい。これならば、効率は格段に向上するだろう。
また【桃園の誓い】【魔弾の射手】【忍者ふぁんくらぶ】も、一度ギルドホームに帰還して自ギルドの応援NPCに話を聞いていた。
「うちの方も、開発以外にも手伝って貰えるみたいだ」
「そうそう! 店番とか、仕入れとか協力して貰えるって~!!」
「ここを村や町の様にするのなら、彼等が住人になってくれるみたいね」
「ふふっ、賑やかになりそうですね」
【桃園の誓い】や【魔弾の射手】の面々がそう言う中で、アヤメも確認した結果を報告する。
「我々の応援者達も、同様の回答でした。それと、会話の中で少し思いついた事があるのですが……」
アヤメが一度言葉を切ると、誰もが真剣な表情で聞く姿勢を取る。わざわざ彼女がこの場で報告するのは、それだけ重要な事だと言われずとも理解できる。同時に彼女の考えた事は【忍者ふぁんくらぶ】だけでなく、ここに集ったギルド……ひいては、全プレイヤーに関係する事かもしれないと思ったからである。
そして、その予想は的中していた。
「試してみなくては解りませんが……もしかして、応援者とPAC契約をする事が可能なのではないでしょうか?」
彼女の考えを聞いて、プレイヤー達……特に、PAC契約をしていない者達が興味を示す。
PACは基本的に、NPCに設定されているクエストを達成していき契約する事が出来る。NPCとしての性能が高ければ高い程、達成すべきクエストの量や難易度が上がる傾向が強いのだという。
それを考えると【天使の抱擁】のソラネコが契約した、PAC……元・エクストラボスであるルーベンスとの契約は、相当な高難易度だっただろう事が予想される。
例外は第一回イベントの報酬となった、リン・ヒナ・ロータス。そして、≪オリハルコンチケット≫で契約したセツナ・ジョシュア・カゲツと、メーテル・カーム・ボイドだ。
「応援者なら接する機会も多いし、PAC契約における競争相手も少ないか」
「確かに良い案かもしれないですね」
「……その場合、ギルドに所属していない私達でも、可能なのでしょうか?」
「どうやろなぁ、クランシステムが実装されたら、同勢力扱いになっていけるんとちゃうかな」
PAC契約がまだであり、ギルドに所属していない面々にとっては気になる点でもある。
「ちなみに、皆さんはどんな方とPAC契約したいんですか?」
ヒメノがそう言うと、真っ先に反応したのはクベラだ。
「ワイは店番とか出来る人がええな。色々考えて、ワイもここに店を構えようか思うとるさかい」
その言葉に一瞬驚き、次いで笑みを浮かべるのはカノンだった。クベラがここに店を構える理由の中に、自分の存在が含まれている……それを、明言されなくても感じ取ったから。
「私は、探索に一緒に来て貰える人が良いかなって! 同年代くらいの女の子だったら、配信でも受け入れて貰えそうだし!」
「……私も同性でしょうか。年齢は拘らないですが、私が支援寄りなので前衛寄りであればバランスが取れそうですね」
そうして会話が盛り上がっていき、実際に応援者に話を聞いていた【忍者ふぁんくらぶ】のメンバー三名がPAC契約を試してみた。すると三人中三人が、「応援者とのPAC契約が完了した」という報告をして来た。
それぞれ前衛職・魔法職・生産職の応援NPCと契約を交わしたのだが、モンスターの素材や鉱石素材、料理などを渡してあっさり契約出来た様だ。
「応援者との契約は、他の現地人と比べてやり易いみたいッスね」
「まぁ、ギルドに協力してくれる相手だからね。外部の現地人と比べて、最初から信頼関係が構築されているからじゃないかな」
ナタクの予測はある意味で正解であり、ある意味では間違いである。
というのも、第四回イベント時点で共に戦った応援NPC達。その時の応対の仕方で、応援NPC達との信頼値が上がる事もあれば、下がる事もあるのだ。
例えば応援NPC達をぞんざいに扱ったり、言い方は悪いが肉の壁扱いするようなギルドだと、こうはいかない。それが三日間続けば、信頼値は限りなくゼロ近くまで下がっていると考えて良いだろう。
そんな状態から彼等とPAC契約をするとなると、相当な時間と労力が必要となるのは想像に難くない。普通の人間関係同様に、失った信頼を取り戻すのは生半可な努力では叶わないのだ。
そして、その逆もまた然り。第四回イベントで、応援NPC達と絆を深めたプレイヤー達も居る。彼等は即座にPAC契約が可能な程、高い信頼値を得ている場合もある。互いに信頼し合い、激戦の三日間を共にしたのだからそれも当然だ。
そんな訳で、この場に集うギルド……【七色の橋】【桃園の誓い】【魔弾の射手】【忍者ふぁんくらぶ】の場合は、総じて応援NPC達との信頼値が高い状態なのだ。
「今後は人手も必要になる訳だし、ここらでPAC契約をしておくのも良いかもね。特に小規模ギルドの君達の場合、応援者の元々のステータスが高いだろう?」
第四回イベントで実装された応援NPCは、第四回イベントのバランス調整の為にギルドの規模によってステータスが上下する仕様だった。
上限人数の百人に近い場合は、ステータスはそこまで高くはない状態。逆に十数人規模のギルドに割り当てられた応援NPCのステータスは、平均以上の性能を持つのだ。
結局、今後の活動に備えて、PAC契約をするかどうか……その判断は、それぞれの判断に委ねられる事になった。
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それぞれの所要を済ませてログアウトする前に、ジンはヒメノに「少しだけ、お話良いですか?」と聞かれてマイルームに留まっていた。
「済みません、ジンくん。明日も学校なのに」
「ううん。姫が時間が欲しいって言うなら、大切な事なんだよね? それなら勿論、付き合うよ」
申し訳なさそうなヒメノに対し、ジンは柔らかく微笑んでみせる。そんなジンの言葉と表情に、ヒメノはふにゃりと表情を緩めて微笑んだ。
「ありがとうございます、ジンくん……えへへ」
ジンの胸元にもたれ掛かる様にして、甘えるヒメノ。そんなヒメノの愛らしさに、ジンも表情を緩めつつその肩を優しく抱く。
「それで、何かあったかな?」
ジンが優しくそう問い掛けると、ヒメノはその態勢のままでポツリと言葉を紡ぎ出す。
「明日なんですけど……少し、早めにログインできますか?」
「うん? 多分大丈夫だと思うけど……何かあった?」
普段から、【七色の橋】で一番最初にログインするのはヒメノだ。ジンも普段から二十時から二十一時の間と、早めにログインする様にしている。しかしながら、ヒメノは日頃から十九時頃からログインしているのだ。
これにも一応理由があり、VRゴーグルまたはVRギア無しで活動できるのが一番の理由だ。VRギアならばカチューシャ型なので、VRゴーグル程の装着感が無い。しかしずっと早めにログインしていたので、それが彼女のルーティンとして確立されているのである。
そうして早めにログインした後は、マイルームで時間を潰す事が多い。ジンがログインした時の為にお茶の用意をしたり、ヒナやリンと雑談したり、コンと戯れたりだ。
「いつもの、十九時くらいで良いのかな?」
「はい」
「それは全然大丈夫だけど、何かあった?」
ヒメノがこういった要望を口にするのは珍しく、そこには何かしらの理由があるのではないか。ジンはそう考えて、その真意を聞いてみたいと思った。
「お兄ちゃんと、レンちゃんなんですけど……そろそろ、結婚する予定みたいなんです」
その結婚とは勿論現実での婚姻ではなく、AWOの中での結婚……結婚クエストの実行を示していると、ジンもすぐに思い至った。
「成程、延び延びになっていたもんね。指輪はもうヒイロが用意しているし……ウェディングドレスの素材集めかな? それとも、タキシードの方?」
兄と親友の為に、何かしら行動しようとしている……すぐにジンはヒメノの意図を汲み取って、自分が何を手伝えば良いのかを考え始める。しかし、ヒメノは首を横に振った。
「服の方は、実はもう出来てるんです」
「早い……まぁ、僕達の時も極秘で進んでいたもんね」
恐らく、生産大好きおじさんの差し金である。百パーセント善意なので構わないのだが、タキシードやウェディングドレスの出来を思うと相当高額な品である事は容易に想像できた。
「でも、だとしたら他の用件だよね? 勿論、僕で良ければいくらでも協力するよ」
「ジンくん……えへ、ありがとうございます」
嬉しそうに微笑むヒメノだが、ジンとしては当たり前の事だと考えている。ジンにとってヒイロは親友だし、レンだって大切な仲間だ。その上将来は、義理の兄とその嫁になる予定なのだ。
それ以前に二人にはギルドの代表としての重責を負って貰っているし、レンに至っては夏の別荘や冬の温泉などに招待して貰っている。【七色の橋】の誰もが二人の事を大切に思い、二人の為ならば労力を惜しむ事は無いだろう。
「えーと、問題は教会なんです。ここ最近、毎週土日はあちこちの教会で挙式がされている様で……」
「あー、成程……」
年が明ける前、第四回イベントが終わった辺りからAWOでは結婚ラッシュらしい。とは言っても、連日挙式がされている訳では無い様だ。
「土日……挙式に参列する人が、集まりやすい日な訳だね」
「はい。クラン内の人にも、こっそり聞いたんですけど……やっぱり、土日が都合が良いっていう人が何人か居まして」
クラン【十人十色】は、学生と社会人が半々くらいのギルドとなっている。【七色の橋】と【魔弾の射手】は学生が多めだが、【桃園の誓い】と【忍者ふぁんくらぶ】は社会人が多めなのだ。
「ふむ……カイさんとトロさんが教えてくれた、あの教会はどうなんだろう?」
ジンとヒメノが結婚式を挙げた、あの教会……ジン達が知る限りで教会の造りや外観が最も良いのは、あの教会である。
「あそこは今、予約が凄いと掲示板に……」
「……ん? 予約?」
教会を使用するのに、予約など必要だったのか? そう思ってジンが詳細を聞くと、ヒメノもちょっと困惑気味で詳細を語り始める。
結婚式ラッシュの中で、一番人気なのが[モルダー村]にある花畑の教会らしい。その理由は……もう、言わなくても良いな? 言え? おk。
カイセンイクラドンとトロロゴハンが紹介し、ジンとヒメノが挙式をした教会。そこで結婚式を挙げたいというカップルは、非常に多いらしい……それはもう。
そうしてクリスマスには挙式希望者が集まって長蛇の列を作り、そこに【暗黒の使徒】が突撃をかまして話題になった地でもある。
その後【暗黒の使徒】がとある騒動で活動縮小を余儀無くされ、挙式乱入が無くなったとか。それ故に、再度その教会での挙式需要が高まっていた。
現在では完全ボランティアなプレイヤーによって、挙式のスケジュール管理がされるようになったそうな。ちなみに土日の予約は、二月下旬までびっしりらしい。
「何というか、色々とツッコミたい気はするんだけど……多分、言っちゃ駄目なヤツだよね」
「あ、あはは……そうですね、私もそう思います……いや、そんな事は無いと思うんですけど」
ジンもヒメノも、薄々勘付いている。花畑の教会がそこまで人気な理由は、とある一組の夫婦が挙式を挙げた影響であると。
ちなみにというか当然というか、花畑の教会が一番人気なのは当然この二人……ジンとヒメノが結婚式を挙げたからである。AWOで最も有名な夫婦といえばジンとヒメノか、カイセンイクラドンとトロロゴハンの二択と言って良いだろう。
「それで本題なんですが……その、第一エリアの北西にある山に寂れた教会があるんです。そこには資金が不足していて、困っているシスターが居るらしくてですね」
結婚式の話題をした後で、教会の話。つまるところ、その教会で結婚式が出来ないかとヒメノは考えているらしい。
「そのシスターの困りごとは、クエストっぽいね。教会の修繕が上手くいったら、二人の結婚式を挙げる候補地になるかもって事だね?」
「はい、そうなんです! そこは山の上だから、景色も良いみたいで……ジンくん、そのっ……!!」
ヒメノが次の言葉を続ける前に、ジンの人差し指がヒメノの唇に触れる。我ながら気障な仕草だったかとジンは内心で思うのだが、ヒメノの純粋な想いを考えればそんな事はどうでも良かった。
「良かったら一緒に……なんて、言わないでね? 僕達は比翼の鳥、連理の枝でしょ。明日は早めにログインして……その教会に、一緒に行こう」
ヒメノは兄と親友の為に出来る事を考えて、その為にジンに助けを求めている。そんな優しさと純粋さを目の当たりにして、断る様なジンでは無い。
それはヒメノも考えてはいた事である……しかし、こうして言葉と態度で示されるのは、また胸の奥から温かくなる様だった。
「ジンくん……えへへ、良かったです」
はにかんで笑うヒメノを、ジンは優しく抱き寄せる。あの結婚式の日から、ヒメノに対する愛しさは募るばかりだ。
きっとヒイロとレン……それに他の面々も、次の一歩を踏み出す事を望んでいるだろう。その為に、やれる事があるのならば。
「最高の結婚式にする為に、やれる事を全力で頑張ろうか」
「はいっ♪」
こうして最速と最強の夫婦は、大切な人達の願いを成就させる為の打ち合わせを続けるのだった。
次回投稿予定日:2024/01/01(本編)
【忍者ムーブ始めました】をご覧下さっている皆様、本年も大変お世話になりました。
様々な事があった一年ですが、こうして無事に今年も物語を描き切ることが出来ました。
また来年2024年も、作者なりに皆様へ作品をお届けしていこうと思います。
2024年も、どうぞお付き合いの程宜しくお願い致します。
皆様、どうぞよいお年を!
大和・J・カナタ




