17-29 森林を探索しました
「普通のお前のファンだと思って、甘く見てた……」
イカヅチはげんなりとした表情で、そうジンに小声で告げた。彼はつい先程まで、【忍者ふぁんくらぶ】のギルドホームに連行されていたのだ。そう、【忍者ふぁんくらぶ】のギルドホームである。
その間に、【忍者ふぁんくらぶ】の面々には仲間達が先程の会話の内容を教えている。ジンが予想した[ウィスタリア森林]の秘密は、ジン崇拝者集団である彼等の興味を惹くのに十分以上の効果があった。
「肖像画、銅像、フィギュア……めちゃくちゃ凄かった……しかも、全部出来が良いし……」
「我が事でなければ、僕も素直に感心出来たんだけどね……」
実際にはそれを目の当たりにして、放心してしまった事を思い出すジン。
「悪い事は言わないから、【七色】にしておけば? まだ、ギルド加入登録はしてない?」
「あぁ、待って貰ってる……済まねぇ、俺は【七色】が良い……」
流石に堪えたのか、イカヅチはいつになく素直だった。それだけ、【忍者ふぁんくらぶ】のインパクトがヤバめだったのだろう。
「チッ、厄介払い出来ると思ったのに……」
「こら、ハヤテ君?」
悪態を吐くハヤテを、ミモリが窘める。しかしながら、ミモリもハヤテの本心は解っていた。彼は本気で言っている訳では無い、と。
「冗談ッスよ。イナズマさんはさておき、イカヅチは【七色】で面倒見た方が良いっしょ」
やれやれと言わんばかりの様子で、肩を竦めるハヤテ。そんなハヤテの様子に、イカヅチは目を丸くした。
「じゅ……じゃねぇ、ハヤテ。お前……何か変なモンでも食ったか?」
「んな訳ねーっスよ、アンタじゃあるまいし。アンタは厳重に監視してないと、気が気じゃないだけッス」
「おう、どういう意味だクソガキ」
「そういうトコに決まってるじゃないッスか」
またしても、険悪ムードになりそうな二人。また衝突が始まる事を危惧して、ジンとアイネが待ったを掛けた。
「イカヅチ、どうどう」
「ハヤテ君、どうどう」
ジンとアイネの宥め方が、シンクロした。タイミングもバッチリである。
ちなみにジンは普通にイカヅチの肩を叩いただけだが、アイネはハヤテにピッタリ寄り添って腕に手を回している。それだけでも、二人が親密な仲なのは窺い知れた。
「……ジン、あの子……アイネさん、だったか? もしかして……」
イカヅチがハヤテ達に聞こえない様に、小声でそう問い掛ける。ジンは「そういえば自己紹介では、名前くらいしか言っていなかったな」と思い返しながら、イカヅチに答える。
「ん、ハヤテの彼女だよ」
それを聞いたイカヅチは、すっと目を細めた。
「ハッ、そうかよ……」
その一言は、何らかの感情を押し隠す様な呟きだった。
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紆余曲折あったものの、イカヅチは【七色の橋】に加入する事になった。【忍者ふぁんくらぶ】側の反応が心配ではあったが、ジンが間に入った事も手伝って特に問題は無かった。
その後で、ジンの予想を聞いたクラン【十人十色】の面々。相談の結果、早速[ウィスタリア森林]内部を探索しようという事になるのだった。
同時に拠点建設地の開発も、進めて行く必要がある。今の開けた土地だけの状態では、外部からの視線が集中するのだからそれも当然だ。そこで、ユージンを中心としたメンバーでの作業が開始された。
そんな、クラン拠点を建設する予定の土地。探索に参加しなかったメンバー達は、忙しなく奔走していた。その最たるものが、区画整理である。
「それじゃあ次は、この点から……サスケ君、もう少し右側へ……そう、そこ。このラインがメインストリートになるからね、真っすぐでお願いするよ」
「了解しました、ユージン殿」
ユージンがそう言うと、フレイヤのPACであるスティードがライン引きの様な物を押しながら前進する。
既に拠点中心部には、第四回イベントにおける【七色の橋】の拠点[風雲七色城]が配置されている。そこから外周部に向けて、メインストリートとなる通路が白色で描かれていっているのだ。
ちなみに、屋外で作業をしているのはプレイヤーの男性陣。女性陣と男性PACは、城内で作業をしている。これは外部のプレイヤーが、女性陣に余計なちょっかいを出さない様にという配慮だ。
その判断が正しかったであろう事が、現在進行形で証明されていた。
「俺は【天下無敵】のギルドマスター、ギャリックだ! アンタらも、クランを結成するんだろ? どうだ、俺達を仲間に入れないか?」
「どうも、【桃園の誓い】のバヴェルです。申し訳ないんですが、我々はクラン加入希望者を募っていません」
「まぁそう言うな、俺達は強いぞ? アンタ達に、俺達が加われば敵無しだ。大規模ギルドだって、怖くないぜ?」
「残念ですが我々は、強さだけを重視している訳ではありません。それでは僕は今、作業中ですから。失礼します」
「ハァ!? お前、後で後悔するぞ!? おい、聞いてんのかッ!?」
「アンタ、【魔弾】のディーゴだったな? 俺はギルド【覇道】に所属する、【ギルガメス】という者だ。マップの浄化について、話を聞きたい。対価は勿論、支払うつもりだ」
「悪いが、個別に対応はしない取り決めになっている。ただ勘違いをしないで欲しいんだが、情報を秘匿する訳では無い」
「それを信じろと言うのか?」
「そうだ。近日中に、公式掲示板に情報を公開する事が決定している。情報が欲しいなら、そちらを確認して欲しい。話は以上だ」
「あ、おい! 待て!!」
「悪いが、俺達は大事な作業をしている。その手をどかして、立ち去ってくれ」
「……チッ」
「失礼する! 我々は、【リリィちゃんファンクラブ】の者だ! こちらに、リリィちゃんが居るというのは本当か!?」
「はぁ、そりゃおるけど。今はリリィはんも城ン中で作業中や、会わせられへんぞ」
「くっ……!! ならば、我々をクランに加えて貰おう!! あの【忍者ふぁんくらぶ】も加入しているのだから、構わないだろう!?」
「そら【忍者ふぁんくらぶ】は、ジンはん公認やからなぁ。リリィはんが受け入れるんやったら、ええんとちゃうか? っと、また連絡かいな……済まんけど忙しいんや、用が済んだなら帰ってくれんか」
「ま、待ってくれ!! なら、リリィちゃんに聞いてくれ!!」
「はぁ……聞くだけ聞いたるけど、期待はせん方がええで~。ほな、さいなら~」
「ほ、本当に確認してくれよ!? 絶対だぞ!?」
「生産職人のトップって言われている、ユージンはアンタだな!」
「おや、どちら様かな? あと、僕は自分からトップだなんて言える程、面の皮は厚くないんだ」
「謙遜するな、ユージン。アンタの実力は、誰もが認めている。そこでだ、アンタをうちのクランに引き抜きたい。待遇も、ポジションもその名声に見合ったものを用意するぞ!」
「そうかい、そりゃあどうも……だが断る」
「な、何故だ!!」
「僕には、君の名前も所属も解らない。そんな相手に、はいそうですかと付いていくはずが無いだろう」
「ま、待て!! 待ってくれ!! 俺はギルド【サンシャイン】の……」
「残念だが君にも、君のギルドやクランにも興味は無いよ。これ以上作業の邪魔をするなら、迷惑行為とみなして通報するが?」
「な……っ!! くっ、後悔するなよ……!!」
こんな輩が、先程から引っ切り無しにやって来るのだ。お陰で作業が中々進まない。女性陣の割り振りを、城の中にしたのはやはり正解だろう。
「はぁ、本当に作業の邪魔だね。拠点の立ち入り設定を、もう少し強化しても良いんじゃないかな」
「それも、ヒイロ君かレン君が戻ってからだね。出発前に、気付いても良かった点だ」
クランシステムが実装されていない現状、この土地の所有は【七色の橋】。故に管理権限を持つのは、ヒイロとレンになる。
また、土地の中に立ち入る事が出来るプレイヤーを限定してしまうと、閉鎖的だと騒がれる可能性があるのだ。それはそれで、若年層のプレイヤー達にとっては毒になる。
「まぁ、仕方ない。面倒だけど、その都度追い返そう」
「そうだね、頑張るしかないか」
ユージンとバヴェルがそう言えば、他の面々も頷いてみせる。とにかく早急に土地の基盤を整えなくては、無駄に時間が掛かってしまう。
男性陣は気合いを入れ直し、作業を再開した。
……
その頃、[風雲七色城]の敷地内。
「今更だけど、【忍者ふぁんくらぶ】って男女半々くらいよね」
「はい、姉君様。男性が二十六名、女性が二十四名在籍していますよ」
ミモリの呟きに対して、ハヅキがそう返答する。ジンのファンで構成される【忍者ふぁんくらぶ】なので、女性ファンの方が多いか? と思いきや、男性ファンも実に多い。ジンの人柄や活躍は、男女問わずに人気らしい。
ちなみにファンが五十人集まっていれば、その中には一人か二人はガチ恋勢がいても不思議では無さそうなものだ。実際に、他のファンギルドには居る。
しかし、ジンのファンギルドである【忍者ふぁんくらぶ】には、一人としてガチ恋するプレイヤーは居ない。理由は簡単で、総じてジン×ヒメノ推しガチ勢だからである。
何故、そんな話が出たかというと……。
「私のファンギルドだっていう人達が、クランに参加したいって押し寄せたみたいで。はぁ……皆さんのご迷惑になるから、やめて欲しいんだけどなぁ……」
「あー……【リリィちゃんファンクラブ】ですか」
「リリィさんは現役アイドルですし、人数も結構多かったはずですよね~」
「あれ? ヨミヨミ知らないかな? ヨミヨミのファンギルドが、さっき来てたみたいだよ?」
「え!? 私にファンギルドなんてあったの!?」
「うん。【ヨミヨミ最推し親衛隊】だって」
「……そ、そっかー」
コヨミ、若干引き気味。原因は押し掛けたその行動からか、それともやはりネーミングセンスだろうか。
「ネコヒメちゃんは、その……そっちの、ギルドには……興味は、無い、みたいだね?」
「あはは、そうですねー。私はヨミヨミが、のびのびとやっている所が見られればそれでオッケーなんで」
ネコヒメは”ノライヌ”という名で、コヨミを最初期から応援する古参リスナー【円卓の騎士】の一人だ。そんな彼女的には、そちらには何ら興味を抱いていないらしい。
「ヨミヨミに自分の存在をアピールしたいんじゃなくて、応援したい、支えたいってだけでしたからねー。まぁ、こうして一緒に活動させて貰うっていう、ステージ最前列ど真ん中クラスのベストポジションに座れた様なもんですけど」
そんなネコヒメの言葉に、【忍者ふぁんくらぶ】の面々が「うんうん、解る」といった具合で頷いていた。ちなみに【忍者ふぁんくらぶ】のメンバー達も、ジンから声を掛けられるまでは”陰ながらジンを支える”というスタンスを貫いていた。スパイ騒動の真相を突き止める為に、協力を仰いでからはがっつり関わっているので忘れそうだが。
そんな話題に、意外にも喰い付いたのは【忍者ふぁんくらぶ】のハナビだ。
「よくアイドルの人とかに、空気読めない発言する人っていますよねぇ。熱愛発覚からの、いくら金使ったと思ってんだ~みたいな。恋愛禁止を謳ってるならまだしも、そうじゃない人にまで」
呆れたようにそう言いながら、木材を加工するハナビ。木材は見たところ、建物の柱に使う物だろう。
「確かに、そういうの多いみたいですよね。必殺、手の平ドリルみたいな」
ラミィが冗談めかしてそう言うと、ハナビは「そうそう!」と笑った。
「私達も気を付けている部分だけど、ファンにはファンなりの心構えとか……マナーとか、立ち振る舞いってあると思うんだよね。よく言うじゃん、ファンは推しの鑑って」
「意識高い系ファンだ!」
「まぁ、頭領様に迷惑掛けたくないのが第一ね」
女子以外はPAC男性だけだからか、会話に花が咲いていた。こうした時間を共有するからだろうか、少しずつ互いの距離が縮まっている。
女子達は思いのほか、和気藹々と会話しながら作業を進めていくのだった。
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ミモリ・カノン・ロータス・メーテル・カーム・ボイド
ヴィヴィアン・バヴェル・ラミィ・スティード
ディーゴ・メイリア
ココロ・イズナ・ハヅキ・タスク・サスケ・ハナビ・他忍者多数
ユージン・ケリィ・リリィ・クベラ・コヨミ・ネコヒメ
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一方、探索班。森に入っていく彼等の姿を見たプレイヤー達は、今がチャンスだとばかりに動き始めたのだが……森に入って早々に、探索班を補足する事に失敗していた。
「あ、あれ!? こっちに向かっていたはずなのに……!!」
「消えた……ど、どういう事なんだ……?」
森の中に入ってすぐに、探索班を見失うプレイヤー達。あちこちに視線を巡らせても、【感知の心得】を駆使しても見つからない。
「まさか、撒かれた……?」
「ちっ……クランに加えて貰おうと思ったのに……!!」
舌打ちするプレイヤーだが、そんな態度の輩をクランに迎えるはずもないだろう。
しばらくの間あーだこーだと言うプレイヤー達だが、そうしていても収穫は何も得られない事に気付いたのだろう。森の中を歩き回れば、見付ける事が出来るかもしれない……そんな僅かな望みを抱いて、森の奥へと向かっていった。
そんな彼等の姿が見えなくなった所で、一人の女性がポツリと小さな声で呟いた。
「やっぱり、クラン加入希望のプレイヤーは多いみたいですね」
そう言うのは、【魔弾の射手】のルナだ。そんな彼女の視線の先には、今回の探索でパーティを組む仲間達の姿がある。
今回の探索は、他のプレイヤーに絡まれる事を避ける為に少人数で分散していた。その際に、役に立つのが【隠密の心得】の武技【ハイド・アンド・シーク】である。
森の中では戦闘行為が出来ない事を、ジン達も事前に知る事が出来た。戦闘行為を行うと【ハイド・アンド・シーク】は効果が終了するが、戦闘を行わなければ効果が継続し続けるのだ。今回の探索において、実に有用なスキルであった。
その為五つに分かれたパーティでは、必ず一人は【隠密の心得】を所有しているメンバーを配置しているのだ。基本的には、【忍者ふぁんくらぶ】のメンバーがパーティに入る形だ。
ちなみに今夜は、【桃園の誓い】のゼクトが家の都合で不参加。【魔弾の射手】も、ビィトとクラウドが仕事が忙しく不参加である。
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ジン・ヒメノ・イカヅチ・レオン・マール・ルナ・イナズマ・ヒナ
ヒイロ・レン・シオン・ダイス・ヒューゴ・ミリア・コタロウ・セツナ
ハヤテ・アイネ・フレイヤ・ゲイル・ジェミー・ジライヤ・ジョシュア・カゲツ
センヤ・ヒビキ・ゼクス・チナリ・レーナ・トーマ・アヤメ・ラウラ
ネオン・ナタク・ケイン・イリス・シャイン・ハンゾウ・マーク・ファーファ
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ちなみにジンも【隠密の心得】を保有しているので、本来は【忍者ふぁんくらぶ】のメンバーは居なくても良い。しかし親戚である面を考慮して、イナズマがメンバーに配置されている。
同時にそれに伴って、イカヅチもこのパーティに参加する事と相成った。安全地帯での探索である為、イカヅチのレベルでも問題無いだろうという判断からだ。
「つまり、クランってのはギルドの集合体なんだな? で、クランに参加出来るギルドの上限が、七組」
「そうそう。で、ボク達のクラン【十人十色】にはもう四つのギルドが参加決定済みなんだよ」
道中でイカヅチにゲームの事、ギルドの事などを教えるのを買って出たのはイナズマだ。彼女は「家族ですから!」と笑っていたが、その後でジンとヒメノだけにこっそりと自分の考えを打ち明けた。
「多分、兄さんが素直に話を聞くのって頭領様かボク、姉君様ですよね。弟君様だとまた、勝負しそうですし」
イナズマちゃん、明るく元気な天真爛漫キャラなだけではなかった。ちなみに彼女は勘が鋭いので、その信憑性も地味に高い……ジン達はまだ、その事を知らないが。
ちなみにこのパーティの配置も、何気に最適な編成を意識している。
万が一が起きて、大人が対応するべき事態が発生した際の為に【桃園の誓い】からレオンとマール。
戦闘になった際に備えた銃使いの中からは、誰とでも平和的に対話が可能な【魔弾の射手】のルナ。
PACとして、そして回復役としては、ヒナを配置している。
今回の探索において最も確認しておきたいのは、森の中に生息するモンスターの事だ。
「本当にモンスターが居るでゴザルな……しかも戦闘の意思を感じぬでゴザル」
「そうですね、他のプレイヤーさんを見ても攻撃態勢に入らないですし」
流石に今現在、多くのプレイヤーから注目されている[ウィスタリア森林]だ。歩いていれば結構な頻度で、他のプレイヤーと接近していた。そして同時に、それなりの頻度でマップ内に生息するモンスターを確認することも出来た。
その度に、ジン達はモンスター達の様子を覗っていた。【ハイド・アンド・シーク】中の自分達はさておき、他のプレイヤーに対してモンスター達は大して反応を示さなかった。
例外として一匹のサーベルウルフだけは、森を探索中のプレイヤー達に擦り寄る仕草を見せただけだ。ちなみにそのプレイヤー達はサーベルウルフを攻撃せずに、手持ちの肉を渡していた。渡された肉を食べるサーベルウルフは嬉しそうで、肉を平らげると一鳴きしてプレイヤー達から離れるのだった。
その反応を見た限りでは、やはり森の中のモンスターは問答無用で攻撃してくる様なモンスターでは無いようだった。
「もしかしてエサをやれば、モンスターを仲間に出来るんじゃねーのか?」
イカヅチがそう言うと、レオンも頷いた。
「さっきの様子を見た限り、可能性はあり得るな。餌付け以外にも、何か仲間に出来る条件があるかもしれない。何と言うか、こう……好感度を上げていく様な感じで」
レオンの言葉に、マールも同意を示して自分の考えを口にする。
「好感度を上げる手段は、モンスターの種類で変わるのかもしれないし……もしくは、同じ種類のモンスターでも個体差があるかもしれないわ」
しかしながら、まだそれを実行に移すつもりはない。もしかしたら、プレイヤーが獲得できる神獣やモンスターは一体だけ……という可能性もある。まずは、情報収集だ。
次回投稿予定日:2023/12/31(本編)




