周囲10.コンビニ店員達
日間表紙落ちちゃったから返り咲き祈願更新!!(笑)
嘘です、没ネタのキャラ出したかっただけなのです。
楽しんでくれれば幸いです。
「テンチョ……」
「どうしましたか、上水流さん?」
「またきてたっすよ、あのバカップル」
「上水流さん。お客様をバカって言っちゃダメですよ」
「すんません、テンチョ。いやでも、アレ酷いっすよ」
「ひどいんですか?」
「ひでーラブラブっすね。チキン食べさせ合いっこしてたっす」
「いいことじゃないですか、男やもめには羨ましい限りです」
「テンチョ、男やもめってなんすか?」
「いい歳して結婚してない、僕みたいな寂しい男のことですよ」
「そうなんすね。くわしっすね。テンチョ、寂しいんすか?」
「まぁ、寂しいけど出会いも少なかったし……仕方ないですよ」
「出会いなかったんすか。テンチョ、優しいからモテそうなのに」
「はは、お世辞でも嬉しいですよ。男子校だったんですよ僕は」
「そっすか。でも、ウチの弟は男子校でも彼女いるっすよ」
「傷口をえぐりますねぇ。でもそれはいいですね、弟さんはいいお相手に巡り会えたみたいです」
「……ウチも寂しいんすよね」
「?」
「彼氏と別れたんっす。女やもめっすね」
「上水流さんの年齢では、まだやもめとは言わないかもしれませんね?」
「そうなんすか?」
「まぁ、僕も詳しいわけじゃないですけどね。上水流さんはまだお若いですし」
「テンチョとお揃いかと思ったんすけど、違ったんすね」
「そうですね、歳も違うし表現も違いますね」
「……テンチョ、一個嘘ついたっす。彼氏はいたことないっす。彼氏いない歴イコール年齢っす」
「そうなんですか。嘘は良くないですけど、そういうのは言いづらいですよね」
「でも寂しいのは事実でホントっす。テンチョと同じっす」
「大丈夫、上水流さんならきっといい人と出会えますよ。それこそ、あのお客様のお二人みたいなね」
「……もう、出会ってるとしたらどうするっすか? んで、気づいてくれてないっす」
「それは、素晴らしいことです。相手にアタックあるのみだと思いますよ」
「そうなんすね。んじゃ、アタックしまくるっす」
「えぇ、応援してますよ」
「……テンチョ、ニブイって言われません?」
「あれ? なんで知ってるんです? 確かによく言われますけど……」
「そうなんっすね。ライバル多そうっすけど、頑張るっす」
「よくわかりませんけど、頑張ってください」
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