194 そういう世界中のウサギを家族にしている人たちを敵に回す発言は慎んでくださいw
「ふほほほほ。このわしがイケメン? そんな本当のことを言うな。少年。これ以上わしはイケメン税を払えんぞ。あー痛たたたた」
腰痛にもめげず、厨二魂を貫くその生きざまは見事です。三太さん。だけど、僕の質問に答えていないのです。
さすがに見るに見かねたか、悪役令嬢コスの琴理さんが控室から湿布を持ってくる。うーむ。「白衣の天使」ならぬ「ストロベリーブロンド縦ロールの天使」。これはこれで凄い絵面。
かくて三太さん。四つん這いになって、(一部の)お肌が衆人環視の状況。
「いや~ん。恥ずかちいん」
見ているこっちが恥ずかしいですよ。三太さん。
◇◇◇
腰痛対策の方が優先だから仕方なかったとは言え、話を進めてください。三太さん。
「うん。二人目のイケメン。それはわ……」
そういうボケはもういいですから。ほらほら。そろそろ話を進めないと女性陣も殺気立ってきますよ。下総屋の信用問題にもなるし、最悪、三太さんは下総屋出禁に……
「いかんいかんいかん。いかーん」
三太さん、全力で否定。腰痛がぶり返さない程度でお願いします。
「少年よ。何なら今から案内してやるが、下総屋のR18同人コミック誌の充実ぶりはまごうことなき県内一ぢゃ。中でも老谷三兄弟の作品はフルソロットル。ここを出禁にされたら、わしは死んでしまう。ウサギはさびしいと死んでしまうんぢゃあ」
そそ、そういう世界中のウサギを家族にしている人たちを敵に回す発言は慎んでください。話がすぐズレますが、要は二人目のイケメンは誰なんです? 三太さんじゃないならすぐこの場に呼んでください。さもないと本当に出禁になりますよ。
「わ、わかった。おーい。ゴーレムー」
あ、やっぱR-2号呼ぶのね。まあ確かに地球人に扮している姿はR-1号とは違ったタイプのイケメンだけど……
でも大丈夫? R-2号には隣にねこや先生ががっちり控えているんじゃあ? と懸念した僕だったが……
シーン
あの三太さん。R-2号来ませんが?
「ぬう。どうしたっ? ゴーレム。先輩校務員の呼び出しだ。何をおいてもすぐ来いっ!」
シーン
えーと。やっぱR-2号来ませんが、恐らく三太さんの呼び出しより、ねこや先生の指示の方が強制力が強いのでは?
「うっわーん。痛い痛い腰が痛い」
うーん。さすがに三太さんが気の毒になってきた。それにこのままじゃせっかくのバイト先下総屋の信用問題になりかねないしなあ。エリス。ここは一つR-2号を呼び出してくれよ。主君が呼べば来るだろうし。
「すりすり。何でだ? すりすり。何であたしがR-2号さんを呼び出さねばならんのだ?」
まあ、そう言うだろうとは思ったけどね。




