表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
エリス・ザ・ファースト~おかしな建国皇女とおかしな周囲の人たちの日常コメディ~  作者: 水渕成分


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

180/205

180 週末、非行は心配していないが、奇行が心配だw

「と・に・か・くっ!」

 力を込める鵜鷺(うさぎ)先生。

「あまりにもいろんなことがあったもんだから、鵜鷺先生()自身も勘違いしそうになるけど、まだ高校入学してから五日しか経っていないんだよ。このクラスの場合、非行はあんまりなさそうだけど、まともな人が理解に苦しむ奇行に走って補導されることのないように」


「ピョンちゃん先生がそう言っているぞ。気をつけんか。オキムネ。スリスリ」


 エリスのことを言っているんだよ。鵜鷺(うさぎ)先生は。


 ◇◇◇


 ショートホームルームが終わると僕とエリスは鵜鷺(うさぎ)先生に声をかけられた。

新田(しんでん)君、剣汰瓜(けんたうり)さん。犬咲(けんざき)が今日は『下総屋(しもうさや)』に来られるか聞いてきたから、行くか行けないなら連絡してやって。まだ履歴書書いてないんだって?』


 履歴書書けてないのは、一昨日、犬咲(けんざき)店長がいきなりコスプレさせたからなんですが。まあ、履歴書書いていないのは事実ですからね。


「あーそうそう。また、ねこやが怒っていたわ。女生徒たちがみんなアールニゴウさんにキャッキャ言っているって。言ってもどうにもならないかもしれないけど行ってやって」


 はい。エリスはR-2(アールに)号がどうなろうが知ったこっちゃないって考えだし、僕が行っても女生徒のみなさんのパワーに圧倒されるだけだと思いますが。


 ◇◇◇


 保健室の扉をノックすると「はーい」とねこや先生の明るい声。


 しかし、保健室の中に入り、しかもエリスが僕にスリスリをしているのを見ると、ねこや先生、大きな溜め息。

「いいわねえ。絵栗鼠(えりす)ちゃんは新田(しんでん)君を独り占めできて」


「いや、にゃんこ先生。オキムネはあたしに『金塊』をくれないのだぞ。スリスリ」


「それでも羨ましいわ。でも、嘆いていても仕方ない。もう放課後。アールニゴウさんのところに行くよ。新田(しんでん)君、剣汰瓜(けんたうり)さん」


 やはり、僕らも行くんですね。お役には立てないとは思いますが。


 ◇◇◇


 前任の三太(さんた)さんが左肩の上に残っているとはいえ、今日からR-2(アールに)号は正式な校務員。何をしているのかなと見れば、ぶっ。


 R-2(アールに)号は校庭に水を撒いていた。ま、それはいいのだ。校務員なのだから。


 問題は水を撒く管が直接R-2(アールに)号の腹部から伸びていて、勝手に動いて水撒きをしているんだ。これは。


 ありがたいことにR-2(アールに)号フリークの女生徒のみなさま方はこの怪奇現象を全く気にしておられない様子。


「キャー素敵―っ!」

「水を撒くお姿も凜々しいわ」

三太(さんた)さーん。どこから水を取っているのー?」


 あ、本質を突く女生徒の方もいた。


「ほっほっほっ、ほーっほっほ。いい質問ぢゃ」


 相変わらずR-2(アールに)号の左肩に乗る三太(さんた)さんはご満悦。

「それはだな。ひ・み・つぢゃ」


「えーっ、教えてよー」


 何なの? このやり取り。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
どこから水を取ってるかは気になるのに、腹部から管が出てることは気にならないんだ?w
あ、下総屋のこと忘れてた笑 履歴書絡みでまた面白い騒動が起こるのかな? 期待!
 この時空はR-2号が腹からホースだしても騒がない優しい世界、なのか?  エリスは無関心でしょうが。オキムネは突っ込みが忙しいですね。ではまた。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ